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2012/05/07

虚ろに過ぎにし黄金週間

 暑からず寒からず、1年のうちでもっとも湿度が低く爽やかで、日も長い。新緑がまぶしく、緯度や標高が高いところでは桜が見られる。そんな時期に祝日が集中する。それが日本のゴールデンウィーク。
 でも、今年私にとっては灰色だった。まずそれは、空の色。5月3日4日はほぼ一日中雨。6日は朝のうち雨。
 そして、私自身の体調がダメだった。4連休に合わせたように風邪をひいてしまった。初めの2日間の雨はかえって諦めがついてよかった。でも、快晴の4日はつらい。前日までよりもずいぶん楽になっているので少しくらい外出したいが、鼻水と咳が出るので自転車に乗ったり山を歩いたりという有酸素運動は難しい。こんな体でもちろん人に会いに行くわけにもいかない。
 そんな中、一緒にスキー登山に行ったり、自転車に乗ったりしているすうさんからメールが届いた。自転車で丹後半島一周中、それもなんと園部から自走で。我が家の近くで休憩中とのことで、そこまで挨拶に行く。マスク着用で屋外、短時間なら感染しないだろう。
 初夏の爽やかで暖かい空気がきもちいいが、家から1.2㎞あまりの距離がつらい。結局その後は家に引きこもり。
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 黄金週間最終日の6日、昼ごろからは青空が広がり初夏の陽気。症状もよくなっているので、外に出る。スーパーカブで少し走ってから小径車を下し、いつもの小さな峠を越えて海岸から川沿いを通って周回する12㎞のコース。今日は普通に走れる。1日違いで雲泥の差だ。こんな短いコースでも、3台の自転車に出会った。2台はロードレーサーだったが、1台は荷物満載の長旅仕様。サイドバッグはもちろん、トレーラーを引いている。丹後半島一周してきたのだろうか。こちらには思わず手を振る。するとガッツポーズを返された。ちなみにロードレーサーで走っている人というのは、あまりツーリストらしくない。ツーリングというよりも、ロングライドのイベント出場のためのトレーニング走行という感じ。手を振っても返ってこないことが多く、よって手を振らなくなってしまった。
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 実はこの4連休に合わせて、舞鶴・小樽間の新日本海フェリーを予約していた。夏には何度も訪れた北海道。違う季節に訪れたいと思っていた。道南なら寒くないだろう。ちょうど桜の時期ではなかろうか。目指すは奥尻島。去年の6月にNHKの「日本縦断こころ旅」(現在も放送中)で火野正平が自転車で走っているのを見て、いつか行かねばと思っていた。また、18年前の津波の被災地でもある。この連休は、現地2日間、スーパーカブでアプローチし、小径車で島を一周するという強行軍の計画だった。ウニのトゲが散らばる海沿いの道路(カラスが上空からアスファルトに落として殻を割って身を食べるとのこと)を走るには、ノーパンクタイヤは好都合だ。ホイールの新調、チェーンの交換などの増強はこの企画を想定してのものであった。ただし、その計画は天気予報を見てキャンセルしていた。雨ではどうしようもない。結果的には、これでよかった。さもなければ、行きのフェリーの中で発症していたことになる。

 荷物満載の自転車と手を振りあった瞬間、それはこの連休唯一の旅の瞬間だった。
 リベンジするぞ、奥尻島。

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コメント

 風邪が治ったようですね。
 丹後半島ロングライドは思ったように移動できて大満足でありました。徐々にスピードは落ちていく(というか、無理をせずに軽いギアでペダルを回す)けど、まだ少しは走れそうな感触はありました。尻痛は限界点でしたが。
 その後の1週間は半分地獄でした。仕事は満載、農作業の遅れを取り戻そうと出勤前に早朝作業、あげく週末は愛知まで出張。好きなことをすると、反動も大きい。
 はいかいさんの行動範囲の広さに驚かされることが多いけど、がんばって下さいね。

投稿: すう | 2012/05/12 15:01

 ゴールデンウィーク明けは、フルの一週間だったのでとにかく長くてつらかったですね。
 内陸の園部から丹後半島を往復すれば、往路は下りで復路は下り。この時期の午後の海風の効力も内陸部までは届かないので、どう考えても、行きはよいよい帰りはこわい、のコース取りになってしまいますね。それでも風を敵に回さなかったのはお見事でした。薫風といわれる通り初夏は風の季節なので、風の読みが必要ですね。
 往路は舞鶴、復路は与謝峠ということですが、往路に緩い下りで快走できるコースを選んだということですね。当方も、20数年前にこのコースを走る前にサイクリストの友人から「観音峠からはずっと下りで楽だよ」とアドバイスされ、実際その通りでした。どうせ、復路は起伏のある与謝峠でも、舞鶴から綾部の延々と続くいやらしい緩い登りでもどっちもどっちだから往路で楽する周回は賛同できます。

投稿: はいかい | 2012/05/17 00:09

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