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2012/05/16

丹後半島先端部一周

 5月初めの4連休で目論んでいた北海道行き(自転車で奥尻島一周)を悪天候のためキャンセルした。その時点で、連休中の天気のいい日に自転車で丹後半島一周をしようと思った。ところが風邪で寝込んでしまって、それもダメ。寝たきりのまま連休が終わってしまった。
 連休明けの5月6日月曜日、まだ咳が出るので早めに職場を出る。他人にうつしてはいけない。でも、体はすっかり元気なので自転車に乗ろう。伊根方面にハンドルを切る。そして道の駅にクルマを止めて自転車をおろす。今日はランドナーだ。海沿いのアップダウンが険しいので、ギア比を低くしたパスハンターにオンロードタイヤ装着だ。
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 まずは伊根漁港に下りて舟屋を眺めたら、国道178号線で内陸部に入り経ヶ岬方面を目指す。標高差100mの小さな峠を2つ越えて本庄浜へ。海岸沿いの府道で伊根方面へ戻る周回コースだ。野室崎、新井崎と険しい断崖が続くため、国道は内陸部へと迂回している。府道623号線は、国道よりもアップダウンが激しいがその分美しい海の景色を楽しめる。当然、丹後半島一周するときには、こちらを選ぶ。
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 小さな集落を抜けて急坂にとりつく。登り口にある八重桜は、緑の葉の中に桃色の花を残している。10年ほど前までは、毎年決まって4月29日に丹後半島一周をしていた。雪の多かった年には、この八重桜の花が残っていた。今年はまれにみる大雪で、2月3月が寒かったためだろう、5月に入ってもまだ花が残っている。
 午前中は、気持ちのいい初夏の陽気だったのだが、夕方になって空は雲に覆われた。しかも雨が降りそうなほど黒い雲が現れてきている。
 野室崎への登りでは、何頭もの猿を見かけた。以前と違って、こちらの姿を見てもなかなか逃げなくなってきている。
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 標高差130mで野室崎。小雨が降り出した。寒い時期ではないので、あまり気にしないことにしよう。道は海まで一気に下る。断崖に囲まれた入り江、泊の海岸だ。いつしか雨は止んでいるが、こちらの方が路面の濡れがきつい。良かった。
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 新井の集落を越えると分岐。今日は府道ではなくその一段上の道(町道?)を行くことにしよう。この新井崎の一帯には、千枚田と呼ばれる小さな棚田群がある。田植えのこの時期、府道よりもその棚田の景色を堪能できる道を選ぶわけだ。もちろん、国道を走っていたんでは千枚田を見ることはできない。
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 まずはきつい登りにかかる。ピークの標高は130mほどで府道と同じくらいだが、府道よりも短い距離で急激に登る感じだ。左下方に新井の漁港が見えてきた。府道から見るより真上から見下ろす感じだ。港の片隅は舟屋も見られる。舟屋といえば今日の発着地点の伊根湾が有名だが、決して伊根湾に固有のものではない。若干姿を変えながら各地に見られる。宮津市の栗田半島、舞鶴市の大浦半島、福井県の三方五湖など。もちろん、私が知らないだけでもっとあるのだろう。
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 さて、さらにきつい登りの果てに千枚田に到着。田植えを前に水を張った小さな田んぼが、海からの急斜面に張り付いている。いいねぇ。先ほどの新井の集落にもかつて千枚田はあったのだが、20年くらい前に耕地整理が行われ、広い田んぼになってしまった。やはり、効率を求めるとそうなるのだろう。この現存する千枚田は、斜面があまりに急なために広い田んぼに作り直すことはできそうにない。
 さらに上り坂を越えて国道近くの大原集落を経て再び海沿いへ出て府道623号線に合流する。あとは一気に伊根湾に下る。

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