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2012/05/28

小径車で丹後半島先端部一周

 先週、自転車での丹後半島一周は素晴らしかった。青う空、青い海、緑の山、さわやかな風。アップダウンがあって、距離はちょうど100km。程良い走りごたえ、そして達成感。
 27日の日曜もいい天気。午前は前の記事の通り、芝桜見物。午後に先週の感動を求めて家を出る。丹後半島一周する時間はないので、国道から離れた野室崎と新井崎の区間、丹後半島先端部一周が今日のお目当て。3週間前にも同じようなコースを走ったがあの時はランドナー。そして先週の丹後半島一周もランドナー。今日は折り畳み小径車。自転車が変われば楽しみも変わる。
 舟屋の立ち並ぶ伊根湾の入り口、伊根町日出までスーパーカブでアプローチ。そして荷台から小径車を下ろす。アプローチの途中、サポートカー付きの自転車の集団とすれ違い、出発準備中もまた集団走行部隊が走りすぎていった。どちらも5台以上のグループでほとんどがロードレーサー。
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 まずは、内陸部、府道652、621、57とつないで本庄へ。伊根町役場前から坂を登り切ると、田原、湯之山、越山と小さな集落が点在し谷間に水田が広がっている。本庄からは少しだけ国道178号線を経ヶ岬方面に北上し、浦島(宇良)神社から府道623号線で海沿いに出る。まずは野室崎への急な登り。
 私の所有する自転車は、小径車以外どれもフロントのギアは3枚なのだが、小径車はフロントが1枚、変速はフリーのギア8枚のみ。今日は、こうした貧弱な変速の幅で急な登りに対応するトレーニングだ。本来ならばペダルの単位時間あたりの回転数(ケイデンス)を一定に保つのが理想だが、小径車のローギアではオーバーワークとなって息が切れ、とても持たない。だからペダルをゆっくりと回す。サイクルコンピュータで表示される速度が5~6km/hが目安だ。これなら何とか急坂を上れる。
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 海が見えてきた。午前中に太鼓山(スイス村スキー場)から見たときよりも若干霞が薄くなった冠島が見える。断崖に囲まれた入り江の泊も見える。急坂にあえいだ標高差130mの登りだが、いったんあそこの海岸まで下らないといけない。その後またそれ以上に登らねばならない。まあ、それはどうしようもないことなので、とりあえず風を切って下る。
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 泊から新井崎への登りは、またペダルをゆっくり回していく。前半の急な登りをクリアして、やや緩い下りで新井の集落。そして府道623号線から分かれる町道(?)へ逸れる。上りの後半戦はまた急坂となる。こちらの方が、急斜面に並ぶ小さな田んぼの集合体「千枚田」の眺めを楽しめる。3週間は田植え前だった。先週と比べると苗の勢いが増しているのが感じられるから、この時期の稲の成長はすさまじい。ついでの雑草もあっという間に伸びるので、草刈りが大変だ。
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 千枚田からもうひと登りで峠を越え、大原の集落から海沿いにハンドルを切る。府道623号線に戻ったら一気に伊根湾に下る。
 伊根湾では釣り客が撤収作業。舟屋をバックに写真を撮ったらスーパーカブに戻る。ああ、気持ちよかった。
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 3週間前とほぼ同じコースを走ったが、前半の内陸部の北上ルートが異なる。今回は山間部の府道を使い、3週間前は国道178号線。国道は標高差100m弱の峠が2つ。府道なら標高差100m強の峠が一つ。道の雰囲気も含め府道の方がおすすめ。海沿いの野室崎、新井崎はさらに険しいアップダウンとなる。丹後半島一周ほどではないが、それなりの走りごたえのあるコースで、景色は丹後半島一周の中で最もいいところと言っても過言ではない。距離は25㎞ほどで、累積標高差は400~450mくらい。

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スイス村スキー場の芝桜

 27日、母親と芝桜を見に行った。人工栽培でスキー場のゲレンデに一面咲いていた(一人300円の入場料が必要)。初心者ゲレンデを上まで歩いて登って芝桜を見下ろす。日本海に浮かぶ冠島や、京都府と福井県の境の大浦半島などがぼんやり霞んで見えた。
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2012/05/25

京丹後でもコウノトリのひな誕生

 24日、京丹後市の人工巣塔で抱卵を続けていたコウノトリにとうとう雛が誕生したとのニュース。24日の豊岡での孵化に遅れること10日。
 3月22日朝、たまたま通りがかりに国道脇の電柱に巣作りしているコウノトリのつがいを見かけた。その日の夕方にはなぜか巣がなくなっていた。コウノトリが巣作りし、すぐに電力会社により撤去、のいたちごっこが毎日続いているとのこと。私自身は、その後4月4日と8日に、それぞれ別の電柱に営巣を始めている姿を確認。
 4月下旬になって、個人が立てた人工巣塔に電柱から巣を移しそちらに産卵したという知らせを聞いた。29日には抱卵の姿も確認。
 3月から4月上旬にかけては、どうなることかと思っていた。豊岡のペアより孵化(産卵)が遅れたのは、やはりいたちごっこが影響しているのだろう。とにかくヒナが孵ってよかった。無事に育って、丹後の空を飛びまわって欲しい。
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2012/05/22

薫風の丹後半島一周2012

 5月21日は、代休でフリー。朝は日食観測。残念ながら丹後半島は金環日食帯から外れたが、それでも92パーセントほどが欠ける部分日食。有志での観測会を終えて帰宅したのが午前10時半。遅い朝食を取って自転車の準備を整える。遅い出発でも今の時期は日が長いから大丈夫だろう。
 こうして、今シーズン初、生涯通算37度目の丹後半島一周が始まった。
 去年の10月には10時半過ぎの出発だったが、今日はそれよりも1時間遅い11時40分の出発となってしまった。まずは京丹後市弥栄町から竹野川沿いに海へと下る。日が昇るとぐんぐん気温が上がるこの時期、内陸部では昼頃から午後にかけて上昇気流が発生し、地上付近では海から陸地に風が吹く。いわゆる「海風」である。既にこの海風が吹き初めていて、向かい風を受けて走る。田植えを終えてまだそう日が経っていない田んぼは、まだ水面が輝いている。でもすぐに稲が育って一面緑の大草原となる。
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 竹野集落から海岸沿いを東に。風は横から吹くことになるが、入り組んだ地形のため向かい風になったり追い風になったり。むしろアップダウンが加わったことの方が風よりも負担となっていく。断崖の海岸にそびえ立つ一枚岩「屏風岩」を見下ろし小休止。残念ながら水平線は霞んでいるが、それでも空は青く、遠浅の海底の白い砂が透けて見える透明感のある海が美しい。
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 何度もアップダウンを繰り返しながら経ヶ岬へ。乾いた風が心地いい。
 経ヶ岬からはさらにアップダウンがきつくなる。そして相変わらず猿が多い。岬を回り込んだら、海風は追い風に変わる。
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 断崖絶壁のカマヤ海岸、蒲入漁港を過ぎたら、道は内陸部へ入る。標高差100m余りの蒲入峠への登り詰める寸前、ロードレーサーに追い抜かれた。その先の下りで抜き返す。抜きつ抜かれつのデッドヒートを演じたいわけではなく、ロードレーサー氏は後方に連れがいるようでゆっくり目に走っていた。そして、彼らはそのまま国道を進んでいくだろうし、私は浦嶋神社から海岸沿いの府道へ逸れる予定なので、その先競争のようなことにはならないと踏んでのことである。
 実際、こちらが府道に左折した後は彼らに出会うことはなかった。でも、一番静かできれいな海岸線を通らないとはもったいない。私はこの府道623号線を通らないと丹後半島一周の値打ちががた落ちすると信じている。また2週間前には、この辺りだけを周回した。
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 カモメが大集合している本庄浜から、野室崎を越える登りにかかる。2週間前にはまだ残り花のあった八重桜は、すっかり緑一色。茶色く変色した花びらが根本に散らばっている。標高差130mの登りで野室崎。冠島、沓島はぼんやり霞んで見える。
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 いったん泊の海岸に下り、次は新井崎への登り。海に面した急斜面に貼り付く棚田群は「千枚田」と呼ばれている。新井の集落は、圃場整備をされて広い田んぼになっているが、その先に小さな田んぼがだんだんになっているところがある。府道では少ししか見られないので、一段高いところを通り道(町道?)へ。個人的には「千枚田コース」と命名している。まずは急坂を上る。新井の漁港が眼下に見える。2週間前にもこちらを走ったが、あの時は田植え前。今回は田植えを終えて苗が風に揺れている。本当に民家の庭の池ほどの小さな田んぼが階段状に並んでいる。
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 千枚田を越えてさらに登り、最高点は標高150m弱。府道より10mほど高く登る。ちなみに、国道が一番起伏が少なく標高差100m位。
 いったん内陸の大原集落を経由して、府道623号線に合流して伊根湾に下る。波打ち際に舟屋が並ぶ。かつて町役場があった場所が更地になっていて、そこが舟屋を眺める絶好のポイント。
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 舟屋集落の細い道は道路工事のため自動車は通行止め。でも、2輪車は通行可のようだ。クルマは通らず快適。
 伊根を過ぎ、宮津市に入ってスーパーマーケットで弁当とパンを買う。朝食が遅かったとはいえ、16時を過ぎてさすがに空腹。砂浜に腰掛けて大変遅い昼ご飯。宮津湾越しにぼんやり由良ヶ岳と赤岩山が見える。山頂は雲をかぶっている。
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 その後は追い風に乗って平坦な海岸を天橋立へ。もっと時間が早ければもっと強い海風に押されたはずだが、それでも時速25km以上のスピードが出る。
 普通に丹後半島一周すると85kmほど。でも、100kmの王台に乗せるため、天橋立の松並木をピストン。文殊堂の山門前で写真を撮ってまた府中側に戻る。
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 その後は阿蘇海に面した自転車道で岩滝へ。前方にヘリコプター。あのデザインは、ドクターヘリだ。しかもぐんぐん高度を下げていく。どうやら与謝の海病院のヘリポートへへ着陸したようだ。自転車道は与謝の海病院のすぐ近くを通るので、ドクターヘリを間近で見ることができた。1年ほど前に救急車から患者のリレーを見たときは余り近寄れなかった。
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 さあ最後に大内峠を越える。さすがに疲れてきたのでゆっくりと登る。峠からは天橋立が真一文字。
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 峠からは家までずっと下りだ。まずは、三重の集落へ急な下り。その後は竹野川の流れに沿って緩やかに下る。国道312号線大宮バイパスはクルマが多い。裏道にそれても、帰宅時間帯なのでやっぱりクルマが多い。いつもお世話になっている自転車屋さん「BULLDOG」で休憩。1時間以上長居する。交通量が減り、すっかり暗くなった。LEDライトを前後に点滅させてラストラン。かえってこの方が目立ってクルマの多い夕方よりも安全だろう。
 竹野川の流れに沿って緩やかに下る道を快走。しかしこのまま家に帰ったら、走行距離が100kmに届かないので、田んぼの中の農道「弥栄田園コース」(勝手に命名)で距離を稼いで無事に100kmを走った。
 やっぱり丹後半島一周はいい。中でもこの初夏の時期は、海は青いし風は爽やかで素晴らしい。何度走っても飽きない。

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2012/05/21

三日月のような太陽2012

 京丹後市は金環日食帯から外れ部分日食でした。f/5.6、1/20秒、ISO-200。コンパクトデジカメに日食グラスを当てての撮影です。あと天体望遠鏡で投影したもの。木漏れ日も撮ってみたけど、三日月形に見えるかどうか。
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 3年前、2009年7月22日の部分日食よりもやせ細った太陽を見ることができた。食の最大時は、さすがにやや暗くなったことが感じられた。後でテレビのニュースで知ったが、食の最大前後の時間帯、京丹後市では少し気温が下がったとのこと。体感的には、日食が終わっていくにつれ猛烈に日が照りつけ、「暑い暑い」「日焼けした」といいながら観測を終えたことが印象に残った。

 今日は、代休でフリーだった。当初は、金環日食帯のどこかへ足を延ばすつもりでいたが、結果的には曇りがちの難しい空模様となってしまった。金環食の持続時間は最大で5分程度(場所によって違う)。その短い時間に雲が切れて金環が見える場所を探し当て、たどり着くのは、個人では困難と判断。結局地元で有志の観測会で部分日食を観測した。結果的には、最寄では京都市内で金環食を見ることができたようだ。
 次の金環食は、2030年の北海道。でも、2035年の北陸や北関東の皆既日食が魅力的。

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2012/05/16

天橋立でセミが鳴きハマナスが咲く

 14日にミンミンゼミの鳴き声とハマナス開花を確認。ちなみに去年は、17日。ただし、私が気付いた日。それと写真は、14日よりも天気が良かった16日のもの。
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コウノトリの孵化

 14日、豊岡でコウノトリの放鳥3世が孵化したとのニュース。京丹後の久美浜では、「電柱に営巣」「人間により撤去」のいたちごっこのせいで産卵が遅れたせいか、まだ孵化していないよう。
 写真は、4月29日、抱卵の様子。近づかないでズームで撮る。巣を離れるとカラスやトンビに卵が狙われるから。
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三方五湖と梅丈岳

 13日の日曜は舞鶴で仕事だが、午前中だけ。天気がいいので、若狭に足を延ばす。
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 三方五湖の一つ、水月湖の畔にある町営ホテル「水月花」のあるエリアの駐車場にクルマを停めてクロスバイクを下ろす。まずは梅園を抜け動物除けのゲートの扉を越えて遊歩道に入り梅丈岳へ。遊歩道は簡易舗装のダブルトラックだが、小石や木の枝が転がっている。ちなみに、有料観光道路の「レインボーライン」は自転車通行止め。観光地の梅丈だけ山頂の公園からは比較的空気が澄んで青い海がくっきりと見える。
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 再び湖畔に下りて、湖岸の細い道路を橋って水月湖の東岸へ。所々梅園があるのでその作業のクルマや、釣り人のクルマがごくたまに通るだけの快適な道。ランニングしている人もいる。
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 湖をつなぐ水路沿いの道を経て、久々子湖畔、さらに日向湖畔へ。日向湖の東岸を北上して行く。ここは集落が湖に迫っている。おそらくは丹後半島の伊根湾と同じような舟屋の集落だったのだろう。湖が埋め立てられ漁船の船着き場が作られ、かつて舟屋だったと思われる建物は倉庫あるいは車庫のようになっている。そしてそこから細い道を隔てて内陸側に母屋があるのは、まさに伊根の舟屋集落を思い起こさせる。
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 日向湖が海につながる細い水道から漁船が出ていく。その水道沿いの道を通り外海に面した漁港を左に見て東に向かう。道路沿いには花が植えられているが、植木鉢代わりにたこつぼが使われているようだ。水をやったばかりのようで濡れている。年輩の男性が二人、じょうろを持って歩いていた。
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 久々子湖にも海とつながる水道があり、ちょうど漁船が入ってきた。水道を渡る橋には、船の通行のための信号機が付けられていた。今度は、久々子湖の西岸を南下。こちらは、湖畔に水田があり、田植えの作業中。対岸には店や運動場などの施設があるが、こちら側は静かなもの。久々子湖の南端には観光船乗り場や漕艇場などがある。後は来た道を引き返して、クルマに戻る。久々子湖と水月湖の間の水路では、往路復路ともにサギを見た。復路では舟屋の前に佇んでいた。
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 夕日と見ながら帰路に就く。
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雪解け扇ノ山

 今年もゴールデンウィークの扇ノ山の山開きを前に、上山高原までの道が除雪された。とうとう「中国山地最後の雪山」扇ノ山のスキーシーズンの到来だ。ところがそのゴールデンウィークに風邪をひいてしまった。初夏の雪解けは早い。12日に訪れた扇ノ山はすでにスキーには厳しい状況だった。
 明け方まで雨が降り、午前中は曇りの天気。上山高原には先客のクルマが一台あるだけ。除雪はショウブ池まで進んでいるが、除雪車で道が塞がれクルマは上山高原まで。
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 MTBにスキーを積んで除雪された道を行く。天気は回復して青空が見えてきた。ショウブ池から大ヅッコ、そして山頂が見える。ありゃあ、もうすっかり山は緑色。滑れるだろうか。
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 ショウブ池の先が除雪の限界点。とりあえず雪の上を自転車を押して進む。この先の道は、残雪と雪解けが交互に現れる。どこまで自転車を持ち込むのがいいか、迷いながら進む。結局登山口まで自転車を持ち込んだ。
 登山道にも雪は見られないので、小ヅッコ小屋まで自転車を押していく。帰りは、わずかであるがシングルトラックを走るのだ。
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 小ヅッコ小屋からは雪が現れ始めるが、とにかく藪がひどい。大雪のせいで、倒木、折れて散らばった枝に阻まれて、とてもスキーを装着する所ではない。大ヅッコの北斜面まで来てようやくブナ林の中をスキーで歩けるようになる。ステップソールを彫った板なので、シールはいらない。大ヅッコの北斜面は予想通り滑るに十分名雪はあるが、ブナの芽の殻が散らばって余り快適には滑れそうにない。
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 先客の男性単独ハイカーが下りてきた。すれ違いざまに、「スキーは大変でしょう」と声をかけてきた。まあ、今日はスキーの機動力は生かせそうにないけれど、それでもスキーなしで来ようとは思わないからね。家でじっとしているよりはましなのである。
 大ヅッコにスキー板を置いて、つぼ足で山頂を目指す。その先はスキーで滑れるところがない、という判断と、これまでにずいぶん手間取ったので板をおいて身軽になった方が早く行動できるということである。
 案の定大ヅッコの南斜面には滑れるほどの雪はない。しかし、鞍部から山頂北斜面はそれなりに雪が残っていた。そして誰もいない山頂へ。何と山頂の東斜面は、滑ろうと思えば滑れるだけの雪がある。ああ、時間的に余裕があれば板を持って来るべきだった。家をもっと早く出ればよかった。
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 残念ながら氷ノ山は山頂が雲に隠れていた。パンを食べて下山。やはり滑れる斜面を見て滑らずに帰るのはスキーヤーとしては心残りだ。そんな思いを、大ヅッコ北斜面の滑りで紛らわす。予想通り、ブナの芽でブレーキがかかる。そしてあっという間に斜面は終わった。後は延々板を担いで歩く。小ヅッコ小屋方面の道は藪がひどいので、途中の分岐を左に行き、鳥取県側河合谷登山口へ下ることにする。
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 何度か倒木に阻まれるも、やはり小ヅッコ小屋方面よりは歩き易かった。親水公園までの道はまだ除雪されていなかった。こちらは大根畑などがあるせいか、5月中旬くらいにはすっかり除雪される。兵庫側は上山高原(今年はショウブ池)から先は除雪されず、ただ雪が解けるまで放置される。
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 さて、小ヅッコの登山口まで1kmほど林道を歩かねばならない。県境を越えたら下り基調になるので、スキーが使えないかと思ったが、ほとんど歩くことになった。
 小ヅッコ登山口にスキー板をおいて、小ヅッコ小屋へ自転車を取りに行く。その後の林道は2kmほどで、自転車に乗れたのは1.4kmほど。まあまあ自転車が役に立った。
 クルマに戻ったときは薄暗くなっていた。雪解けでスキーの機動力が生かせず、時間がかかってしまった。おそらく3月までは去年より雪が多かったはずだが、雪解けのスピードは急加速して、ここへ来て去年の同じ時期より雪が早く解けているようだ。

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千の水になって2012

 7日午後の空きを利用して出かけるのだ。まずはクルマで南下。兵庫県の円山川をさかのぼり、さらに中央分水嶺を越えて神河(旧神崎町)へ。神崎体育センターの隣の法楽寺の駐車場へクルマを止める。越知川沿いの木陰でのんびり自転車の支度。今日の自転車はクロスバイクだ。
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 まずは市川をさかのぼる。クルマで走ってきた国道312号線はトラックが多いので平行する農道や集落の中の道をつないでいく。この辺りは麦の生産地であり、一見緑の水田のように見えるのは麦畑である。もう少ししたら、黄金色の麦秋の季節となる。また、山間部は林業が行われているので、集落の中に森林組合の施設があった。季節労働者のための宿泊棟も併設されている。
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 播但自動車道神崎北ランプから北は谷が狭まり国道を行くしかないが、すぐに猪篠集落。ここから国道とはおさらばして、東にハンドルを切る。動物よけのフェンスを越えて、林道越知ヶ峰線へ。さあ、標高差400mのやや急な登りだ。このコースは毎年訪れているが、だいたいいつも麦秋の頃。つまりは初夏の終わりから梅雨入りの時期というわけで蒸し暑さに悩まされるのだが、今日はまださわやかな気候。
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 送電線を縫うように道はつづら折れで蛇行し、送電線とクロスするところは木々が刈られて下の猪篠集落などを見渡せる。播但国境をなす段ヶ峰の山脈が遙かに見える。
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 林道の最高地点「深タワ」には、材木の切り出しのためのマジックハンドを装着したユンボや運搬車などが止められ、チェーンソーの音が鳴り響いていた。
 さあここからはずっと下りだ。雨として地上に降り注いだ水のごとく、万有引力の法則に従ってただした減したへと流れて行くのみだ。
 峠から東は、千ヶ峰などを見ながら下る。しばらく下ると境内に熊野神水のある熊野神社。越知川の谷はいくつかの名水があって、名水街道と呼ばれている。熊野神水もその一つだ。
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 神社を過ぎると下方の展望が開け、越知集落が手に取るように見下ろせる。仙人になった気分だ。
 さらに下ると、動物よけのフェンス。それを越えて集落へ。傾斜地のため家も水を張った田んぼも段々になっている。
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 集落内を下ってで越知川へ。越知谷小学校前の橋には蛍が描かれている。もう少ししたら、夜には蛍が舞うのだろう。あとは越知川に沿ったサイクリングロードで緩やかに下る。この谷の集落は、時間が止まったような古い家が多く、懐かしい雰囲気。そうした家並みの中を県道で走るのも良いが、クルマがほとんど通らない農道をつないだサイクリングロードの方がのんびりマイペースで走れる。また、「賽ノ神」という大きな岩や安寿庵という寺の境内を通るのもサイクリングロードならでは。
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 越知川は川岸の護岸や痛んで、あちこちで補修工事中有。中には橋が落ちたままのところがある。どうやら去年の秋の台風の被害のようだ。
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 根宇野(みよの)集落が近づくと、鯉のぼりの大群が見えてくる。笠ヶ岳の麓の「グリーンエコー笠形」という野外活動などの施設が近くの集落まで毎年4月5月に鯉のぼりの大群を泳がせているのだ。今年はいきなり4月3日の暴風雨で鯉のぼりがちぎれてしまうという被害にあったそうだ。そのことをニュースで知って、例年より早めのこの時期にここへきてしまったのだ。
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 さあ麦畑の中を橋って、クルマを停めてある法楽寺にもどってきた。クルマは川の向こうだ。去年までは、歩行者や自転車のみが渡れる簡素な橋がかかっていたが、どうやらそれも台風で流されたらしい。新しい橋の建設工事をしている。よって、少し迂回してクルマに到着。快適な初夏の走りだった。

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丹後半島先端部一周

 5月初めの4連休で目論んでいた北海道行き(自転車で奥尻島一周)を悪天候のためキャンセルした。その時点で、連休中の天気のいい日に自転車で丹後半島一周をしようと思った。ところが風邪で寝込んでしまって、それもダメ。寝たきりのまま連休が終わってしまった。
 連休明けの5月6日月曜日、まだ咳が出るので早めに職場を出る。他人にうつしてはいけない。でも、体はすっかり元気なので自転車に乗ろう。伊根方面にハンドルを切る。そして道の駅にクルマを止めて自転車をおろす。今日はランドナーだ。海沿いのアップダウンが険しいので、ギア比を低くしたパスハンターにオンロードタイヤ装着だ。
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 まずは伊根漁港に下りて舟屋を眺めたら、国道178号線で内陸部に入り経ヶ岬方面を目指す。標高差100mの小さな峠を2つ越えて本庄浜へ。海岸沿いの府道で伊根方面へ戻る周回コースだ。野室崎、新井崎と険しい断崖が続くため、国道は内陸部へと迂回している。府道623号線は、国道よりもアップダウンが激しいがその分美しい海の景色を楽しめる。当然、丹後半島一周するときには、こちらを選ぶ。
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 小さな集落を抜けて急坂にとりつく。登り口にある八重桜は、緑の葉の中に桃色の花を残している。10年ほど前までは、毎年決まって4月29日に丹後半島一周をしていた。雪の多かった年には、この八重桜の花が残っていた。今年はまれにみる大雪で、2月3月が寒かったためだろう、5月に入ってもまだ花が残っている。
 午前中は、気持ちのいい初夏の陽気だったのだが、夕方になって空は雲に覆われた。しかも雨が降りそうなほど黒い雲が現れてきている。
 野室崎への登りでは、何頭もの猿を見かけた。以前と違って、こちらの姿を見てもなかなか逃げなくなってきている。
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 標高差130mで野室崎。小雨が降り出した。寒い時期ではないので、あまり気にしないことにしよう。道は海まで一気に下る。断崖に囲まれた入り江、泊の海岸だ。いつしか雨は止んでいるが、こちらの方が路面の濡れがきつい。良かった。
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 新井の集落を越えると分岐。今日は府道ではなくその一段上の道(町道?)を行くことにしよう。この新井崎の一帯には、千枚田と呼ばれる小さな棚田群がある。田植えのこの時期、府道よりもその棚田の景色を堪能できる道を選ぶわけだ。もちろん、国道を走っていたんでは千枚田を見ることはできない。
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 まずはきつい登りにかかる。ピークの標高は130mほどで府道と同じくらいだが、府道よりも短い距離で急激に登る感じだ。左下方に新井の漁港が見えてきた。府道から見るより真上から見下ろす感じだ。港の片隅は舟屋も見られる。舟屋といえば今日の発着地点の伊根湾が有名だが、決して伊根湾に固有のものではない。若干姿を変えながら各地に見られる。宮津市の栗田半島、舞鶴市の大浦半島、福井県の三方五湖など。もちろん、私が知らないだけでもっとあるのだろう。
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 さて、さらにきつい登りの果てに千枚田に到着。田植えを前に水を張った小さな田んぼが、海からの急斜面に張り付いている。いいねぇ。先ほどの新井の集落にもかつて千枚田はあったのだが、20年くらい前に耕地整理が行われ、広い田んぼになってしまった。やはり、効率を求めるとそうなるのだろう。この現存する千枚田は、斜面があまりに急なために広い田んぼに作り直すことはできそうにない。
 さらに上り坂を越えて国道近くの大原集落を経て再び海沿いへ出て府道623号線に合流する。あとは一気に伊根湾に下る。

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2012/05/07

虚ろに過ぎにし黄金週間

 暑からず寒からず、1年のうちでもっとも湿度が低く爽やかで、日も長い。新緑がまぶしく、緯度や標高が高いところでは桜が見られる。そんな時期に祝日が集中する。それが日本のゴールデンウィーク。
 でも、今年私にとっては灰色だった。まずそれは、空の色。5月3日4日はほぼ一日中雨。6日は朝のうち雨。
 そして、私自身の体調がダメだった。4連休に合わせたように風邪をひいてしまった。初めの2日間の雨はかえって諦めがついてよかった。でも、快晴の4日はつらい。前日までよりもずいぶん楽になっているので少しくらい外出したいが、鼻水と咳が出るので自転車に乗ったり山を歩いたりという有酸素運動は難しい。こんな体でもちろん人に会いに行くわけにもいかない。
 そんな中、一緒にスキー登山に行ったり、自転車に乗ったりしているすうさんからメールが届いた。自転車で丹後半島一周中、それもなんと園部から自走で。我が家の近くで休憩中とのことで、そこまで挨拶に行く。マスク着用で屋外、短時間なら感染しないだろう。
 初夏の爽やかで暖かい空気がきもちいいが、家から1.2㎞あまりの距離がつらい。結局その後は家に引きこもり。
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 黄金週間最終日の6日、昼ごろからは青空が広がり初夏の陽気。症状もよくなっているので、外に出る。スーパーカブで少し走ってから小径車を下し、いつもの小さな峠を越えて海岸から川沿いを通って周回する12㎞のコース。今日は普通に走れる。1日違いで雲泥の差だ。こんな短いコースでも、3台の自転車に出会った。2台はロードレーサーだったが、1台は荷物満載の長旅仕様。サイドバッグはもちろん、トレーラーを引いている。丹後半島一周してきたのだろうか。こちらには思わず手を振る。するとガッツポーズを返された。ちなみにロードレーサーで走っている人というのは、あまりツーリストらしくない。ツーリングというよりも、ロングライドのイベント出場のためのトレーニング走行という感じ。手を振っても返ってこないことが多く、よって手を振らなくなってしまった。
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 実はこの4連休に合わせて、舞鶴・小樽間の新日本海フェリーを予約していた。夏には何度も訪れた北海道。違う季節に訪れたいと思っていた。道南なら寒くないだろう。ちょうど桜の時期ではなかろうか。目指すは奥尻島。去年の6月にNHKの「日本縦断こころ旅」(現在も放送中)で火野正平が自転車で走っているのを見て、いつか行かねばと思っていた。また、18年前の津波の被災地でもある。この連休は、現地2日間、スーパーカブでアプローチし、小径車で島を一周するという強行軍の計画だった。ウニのトゲが散らばる海沿いの道路(カラスが上空からアスファルトに落として殻を割って身を食べるとのこと)を走るには、ノーパンクタイヤは好都合だ。ホイールの新調、チェーンの交換などの増強はこの企画を想定してのものであった。ただし、その計画は天気予報を見てキャンセルしていた。雨ではどうしようもない。結果的には、これでよかった。さもなければ、行きのフェリーの中で発症していたことになる。

 荷物満載の自転車と手を振りあった瞬間、それはこの連休唯一の旅の瞬間だった。
 リベンジするぞ、奥尻島。

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2012/05/01

小径車のホイールを新調

 去年秋から年末にスポーク折れが相次いだ小径車の後輪。雪が解け春になってから200㎞ほど走っているが、折れることはなかった。去年の秋に最初にスポーク折れに気づいた時にはすでに2本が折れた状態だった。ツーリング中だったのでそのまま走り続け、走り終えたときにはもう一本折れていた。その折れたスポークを交換してから、しばらく後にまた1本折れた。おそらく一本目が折れた状態でしばらく走ったので他のスポークに負担がかかり、その後の連鎖の原因となったのだと思われる。まめに点検しておけば防げる、とはいえ何か対策を講じる必要がある。
 というわけで、新しいホイール。スポークが、これまでの24本から32本へと増えたのだ。もちろんタイヤはノーパンク加工。フリーのギヤは交換せずに古いホイールから付け替えた。
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 フリーギヤを含め、チェーン周りの汚れがひどい。天橋立の松並木のダートを走行する機会が多いので砂の付着がひどい。小径車のため地面に近いのも関係ありそうだ。特に、リアディレイラーのプーリーなど原形をとどめないほど砂に覆われていた。チェーンの汚れをきれいにするのも面倒なので、思い切ってチェーンを交換する。走行距離はまだ2000㎞だが、交換するのが惜しくない程度に伸びていた。砂ぼこりに汚れた過酷な使用状況によるものだろう。そうそう思い出した。昨年11月の亀岡盆地ツーリング中にチェーンが切れたランドナー。現場で交換したチェーンは短く切りすぎたのだった。よってその継ぎ足しもしておこう。これでフロントのアウターギアも使える。ちなみに、ツーリング中のチェーン切れは、MTBでも経験がある。
 あー、手が真っ黒。

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GWの氷ノ山で真夏日のスキー

 大雪だった去年は、4月29日に氷ノ山東尾根でスキーができた。10年以上氷ノ山でスキー登山をしているが、こんなに遅くまでスキーができるのは初めてのことだった。そして今年2012年は、去年を上回る大雪。氷ノ山で5月までスキーができるのではないか、と期待したが4月下旬になって暑い日が続いた。とりあえず去年と同じ4月29日にいってみる。
 往路に久美浜に巣を作ったコウノトリを見に寄り道。そして兵庫県に入ると、三川山や奥神鍋スキー場など、但馬中央山脈の山々に残雪が見られる。日差しが燦々と降り注ぎ、気温はぐんぐん上昇。連休のため、交通量は多め。八鹿からは国道を避けて農道へ。田植えを前に人々が集まって作業中。動物除けの電柵を設置している。私の住む集落でも、先週の日曜の朝は用水路の掃除だった。正面には氷ノ山が見えてきた。若干白い部分が少ないような気がする。
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 行動食のパンを買ったりしていて、東尾根登山口についたのは11時半。氷ノ山越コースの登山口である親水公園は路上に車があふれていたが、桜の残り花が咲く東尾根登山口もクルマがいっぱい。10台くらいだろうか。地元以外に大阪や広島のナンバーのクルマもある。出発準備の最中どんどん下山してくる人がいる。氷ノ山越からの周回コースのようで、そのまま氷ノ山国際スキー場のゲレンデのほうに歩いていく人ばかりだ。
 11時58分出発。雪は全くないのでスキー板は背負っていく。まずは尾根に上がるための植林の中の階段の急登。なんだかいつもより息が切れるような気がする。暑いからだろうか。標高差200mを登り、尾根にでた。東尾根避難小屋の前のベンチで休憩。ほかにも休憩している人がいたり賑やか。小屋の掃除をしている単独の男性登山者もいる。携帯用の火ばさみは持参してきた物のようだ。頭が下がる。ここから山頂が望めるが、空はいつしか薄曇りとなっていた。
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 そのあとは尾根の登山道を登っていく。出発から1時間半ほどで一ノ谷休憩所。ここまで登山道には雪がなかった。スキーを背負った私は、すれ違う登山者に奇異の目で見られ続けた。この一ノ谷休憩所がコースの中間点。スキーができるのはこの上から。ここから下は雪があっても地形や林の関係でスキーは楽しめないから、雪がない方が歩きやすい。
 しかし、一ノ谷休憩所から見上げる大斜面の雪はかなり少なめ。正面に見える急斜面は何とか滑れそうだが、その上の縁、緩い斜度へと変わるところで笹が出ている。山頂からずっと滑って降りてくることは不可能のようだ。去年よりも雪が多い冬だったはずだが、現時点では去年の方が残雪が多い。4月に入ってから、特にこの一週間でずいぶんと解けたようだ。
 小休止の後、歩き始める。いつもはここからシールを張った板をつけて大斜面に取りつくのだが、今日は大斜面の西側に迂回する夏道を板を背負ったまま歩く。登山道には残雪が現れ、土が出たところはぬかるみとなっている。しばらく行くと急斜面をトラバースしながら小さな沢を渡るところへ出た。雪がなければ問題ないところだが、直前まではあったと思われるスノーブリッジが落ちた状態だ。これは厄介だ。飛び越せる距離ではないから、一度残雪から地面に降りなくてはならない。その落差は腰ほどもあり、しかも残雪はオーバーハングしているので足がかりもないし、崩れる恐れがある。板を背負っては無理だ。結局その渡渉はあきらめ、残雪を登り笹のブッシュをかき分けて進む。これならば最初から大斜面を直登した方がよかったか。笹のブッシュを超えるのも大変だった。雪の重みで下に向かって倒れている笹の茎は、滑りやすい。
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 頂上台地ともいえる疎林の緩やかな斜面に出ると一安心。ごくわずかな残雪しか見られないハチ高原を斜め後方に眺めながらの快適な歩きだ。雪は何とかつながっているようだが、雪が締まっているのでそのままツボ足で歩く。下山してくる人たちは、夏道の方でなく大斜面まっしぐらの冬道の方に向かっていく。足跡も圧倒的に後者が多い。
 千本杉で最後の夫婦連れ登山者とすれ違った。下りで追いつけるだろうか。
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 誰もいない山頂には15時半に到着。すっかり曇天となった。三ノ丸もまだ雪が残って、雪遊びができそうだ。でも滑って下山は難しいだろう。もう氷ノ山のスノーシーズンは終わりだ。最後の砦の扇ノ山の残雪はどうだろうか。雪の白さよりも林の黒さの勢力が強いように見える。沖ノ山と東山の間にうっすらと那岐山が見えた。大山は見えない。
 パンを食べたら下山開始。板をつけて待ちに待った滑降だ。午前中の日差しで緩んだ雪はあまり滑らないが、やはり気分がいい。結局スキーは私一人だった。笹が出ているところを避け、雪面を縫って下る。千本杉を超え、落葉樹の疎林を抜けて大斜面の手前へ。途中登山者とすれ違った。小屋泊りだろう。ブッシュに阻まれるが、その厚みは1m程度。板を外して越える。やっぱりこっちが楽だった。ただしブッシュを超えてもすぐに滑走が再開できるわけではない。急斜面の林間は雪が少なく小さな株も顔を出していて滑れない。両手に板を持っての堅い雪面の下りは滑落しそうで怖い。少し下ってようやく滑走可能。板をつけて最後の標高差100m程を下る。一気だった。
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 大斜面の上部から一ノ谷休憩所で一服している登山者が見えた。最後にすれ違った夫婦連れのようだ。雪面に板をつきたてて写真を撮っているうちに出発していった。その後彼れには追いつけなかった。それなりにスピードがあるようだ。そんな彼らが一瞬見えるくらいに追いついたスキーの機動力も再確認。
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 一ノ谷休憩所で板をザックにつける。後は歩いて下るだけ。急なくだりは膝に来る。駐車場には私のクルマだけが残っていた。最後の登ってきた人たちは、親水公園にでも駐車しているようだ。さて、クルマで帰路に就く。親水公園にはまだクルマが数台止まっていた。テントも数張り見える。
 家に帰ってからわかったことだが、この日豊岡、舞鶴、宮津など北近畿各地では真夏日を観測したとのこと。どうりで暑いと思った。

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