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2012/05/16

千の水になって2012

 7日午後の空きを利用して出かけるのだ。まずはクルマで南下。兵庫県の円山川をさかのぼり、さらに中央分水嶺を越えて神河(旧神崎町)へ。神崎体育センターの隣の法楽寺の駐車場へクルマを止める。越知川沿いの木陰でのんびり自転車の支度。今日の自転車はクロスバイクだ。
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 まずは市川をさかのぼる。クルマで走ってきた国道312号線はトラックが多いので平行する農道や集落の中の道をつないでいく。この辺りは麦の生産地であり、一見緑の水田のように見えるのは麦畑である。もう少ししたら、黄金色の麦秋の季節となる。また、山間部は林業が行われているので、集落の中に森林組合の施設があった。季節労働者のための宿泊棟も併設されている。
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 播但自動車道神崎北ランプから北は谷が狭まり国道を行くしかないが、すぐに猪篠集落。ここから国道とはおさらばして、東にハンドルを切る。動物よけのフェンスを越えて、林道越知ヶ峰線へ。さあ、標高差400mのやや急な登りだ。このコースは毎年訪れているが、だいたいいつも麦秋の頃。つまりは初夏の終わりから梅雨入りの時期というわけで蒸し暑さに悩まされるのだが、今日はまださわやかな気候。
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 送電線を縫うように道はつづら折れで蛇行し、送電線とクロスするところは木々が刈られて下の猪篠集落などを見渡せる。播但国境をなす段ヶ峰の山脈が遙かに見える。
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 林道の最高地点「深タワ」には、材木の切り出しのためのマジックハンドを装着したユンボや運搬車などが止められ、チェーンソーの音が鳴り響いていた。
 さあここからはずっと下りだ。雨として地上に降り注いだ水のごとく、万有引力の法則に従ってただした減したへと流れて行くのみだ。
 峠から東は、千ヶ峰などを見ながら下る。しばらく下ると境内に熊野神水のある熊野神社。越知川の谷はいくつかの名水があって、名水街道と呼ばれている。熊野神水もその一つだ。
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 神社を過ぎると下方の展望が開け、越知集落が手に取るように見下ろせる。仙人になった気分だ。
 さらに下ると、動物よけのフェンス。それを越えて集落へ。傾斜地のため家も水を張った田んぼも段々になっている。
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 集落内を下ってで越知川へ。越知谷小学校前の橋には蛍が描かれている。もう少ししたら、夜には蛍が舞うのだろう。あとは越知川に沿ったサイクリングロードで緩やかに下る。この谷の集落は、時間が止まったような古い家が多く、懐かしい雰囲気。そうした家並みの中を県道で走るのも良いが、クルマがほとんど通らない農道をつないだサイクリングロードの方がのんびりマイペースで走れる。また、「賽ノ神」という大きな岩や安寿庵という寺の境内を通るのもサイクリングロードならでは。
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 越知川は川岸の護岸や痛んで、あちこちで補修工事中有。中には橋が落ちたままのところがある。どうやら去年の秋の台風の被害のようだ。
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 根宇野(みよの)集落が近づくと、鯉のぼりの大群が見えてくる。笠ヶ岳の麓の「グリーンエコー笠形」という野外活動などの施設が近くの集落まで毎年4月5月に鯉のぼりの大群を泳がせているのだ。今年はいきなり4月3日の暴風雨で鯉のぼりがちぎれてしまうという被害にあったそうだ。そのことをニュースで知って、例年より早めのこの時期にここへきてしまったのだ。
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 さあ麦畑の中を橋って、クルマを停めてある法楽寺にもどってきた。クルマは川の向こうだ。去年までは、歩行者や自転車のみが渡れる簡素な橋がかかっていたが、どうやらそれも台風で流されたらしい。新しい橋の建設工事をしている。よって、少し迂回してクルマに到着。快適な初夏の走りだった。

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