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2012/03/08

鍋塚東尾根コース事後ルート研究

 日曜の大江山連峰鍋塚東尾滑降は、メインの伐採大斜面を下った後が大変だった。浅く水が流れる急な水路を下ったり倒木に塞がれた廃道のような登山道を歩いたり。「このコース、最初で最後だろうな」というのが直後の感想だったが、翌日以降充実感と達成感がこみ上げてきた。そして、GPSレシーバーで取った軌跡を地図上に表示して見ていると、苦労した部分をほぼ全面的にたどらなくて済むコース案が浮かび上がってきた。地図で見ているだけではすっきりとしない、ならば行ってみるべし。
 大江山の家グリーンロッジから千丈ヶ原へ登る車道の中間辺りに、分岐がある。縦走路のある大江山連峰の主稜線上、鍋塚の南西の標高711mピークから南東に伸びる尾根の末端を回り込んで、711P南東尾根と鍋塚東尾根の間の大きな谷へ入り込んでいく車道である。ただし、除雪されていない。車道は、谷の右岸、つまり711P南東尾根側にあり、先日苦労して歩いた水路や廃道のような道の対岸にあたる。谷底には砂防堰堤のようなものがあるが、廷内にはほとんど水はたまっていないようで、林というほどではないがと木が生えた雪原となっている。その堰堤付近では両側の道との高度差は10~20m程度で上り下りに苦労するほどではない。滑降当日も対岸の車道に渡ろうかという考えがあったが、最も渡りやすい堰堤付近に来たときには水路歩きに夢中になっていてタイミングを逃してしまったようだ。
 3月6日、平日ながら午後からの出勤である。前日の雨は朝のうちにすっきり上がって時折薄日も射している。よし、行ってやろう。
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 グリーンロッジから千丈ヶ原への道の途中、分岐付近にクルマを停め、スキー板を付けて除雪の壁をはい上がる。昨日の雨で相当に雪解けが進んで、車道には側溝から水があふれ、法面には普段はない滝がいたる所にできている。未除雪の車道は711Pの末端を巻いて、緩やかに下っていく。板が走る程の勾配はなく、滑り歩きだ。この尾根の斜面にはかつての鉱山の選鉱場があり、この道はおそらくその関係で付けられたものだろう。法面には選鉱場の基礎だったと思われるコンクリートが残っている。目指す堰堤までは、この車道を1.3km。900mほど進んだ所に分岐がある。坑道入り口を通ってグリーンロッジのすぐ上に出てくる車道である。分岐からグリーンロッジまでは約1kmで、標高差100mの下り。板が走りそうな勾配だ。谷を左岸から右岸に渡ったら、この道でグリーンロッジに下りればいいわけだ。
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 分岐から350m程で堰堤の真上に来た。先ほどまで雲に覆われていた鍋塚、そして伐採地大斜面がドカーンと見える。青空も出て、とにかく暑い。大斜面はすっかり雪が解けてもう滑れないが、正面から見ると様子がよくわかる。伐採地は二つの谷仁摩違っていて、向かって左手(西側)の谷をトラバースして真ん中の尾根を下ってきた。コース取りはそれがベストだったようだ。右手の谷は、中央の沢が滝になっている。近づかない方がいい。
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 さて、堰堤の少し上手の水のない湖面(変な表現だが)に下りよう。こちら側は北斜面なのでまだ雪が残っていて板を付けたまま下りられるが、土手の中腹辺りに対岸と同じような水路があるのでそれを越えるときだけ板を外さないといけない。ただし、左岸側の水路よりも小さいのでジャンプでまたいで越えることができた。水路をまたいだら板を付けて雪原に滑り降りる。堰堤の上流の雪原は広く真っ平らでとても気持ちいい。何の苦もなくすたすた歩いていける。対岸までは約200m。左岸(鍋塚東尾根)側の水路までは、登りはわずか。雪はかなりとけているので板を外して登る。ワイヤーロープが数m間隔で3本くらい水路を横切っている。大斜面を下りて水路に到達したときには、谷底の雪原まで落差があった。水路を歩いて堰堤付近までは約250m。おそらくこのロープをくぐったりまたいだりするのに気を取られ、その先の急な水路下りに突入してしまったのだろう。ロープのところでちゃんと見ていれば、雪原はすぐ下だった。地図に破線で描かれている廃道のような登山道は、この辺りではどうやら水路の山側にぴったりと併走しているようだ。
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 左岸の水路(破線の登山道)から右岸の車道まで戻るのに要した時間は20分。雪原で写真を撮りながらのんびり歩いての時間である。谷底から車道にあがるのは、階段登行で。ただし例の水路をまたぐとき以外は。
 大斜面上部はまたガスに覆われてきた。
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 車道を少し戻りグリーンロッジ方面に下る分岐へやってきた。せっかくなので、グリーンロッジ方面への所要時間を計ろうかと思ったが下の道は雪が切れてアスファルトが見えている区間があったので、来た道を引き返す。緩やかな登りだが、ステップソールの板には何の問題もない。ただし大汗をかいた。この日は最高気温が15度を超えたそうだ。服を着替えて、クルマをだす。
 谷底の雪原を渡って車道に出たら、グリーンロッジまで30分もかからないだろう。とすれば、大斜面を下りてから1時間弱でグリーンロッジだ。日曜には2時間近くかかったのが半減である。もし単独ならば、今日のルートで千丈ヶ原に戻る周回にすればいい。
 ということで、大江山鍋塚東尾根伐採地大斜面、再訪もあり。

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コメント

 ルート研究ありがとうございました。スキーで楽しい大江山を開発して下さい。次は北斜面で良いところを発見して欲しいです。よろしくお願いします。

投稿: すう | 2012/03/11 14:06

 2年連続の大雪のおかげで、計3コースを開拓できました。ふつうはシーズンに1週間くらいしかスキーができない山なわけで、二匹目のどじょうを捕まえたようなものです。
 来シーズン以降、雪がどのくらい積るんでしょうね。

投稿: はいかい | 2012/03/12 00:25

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