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2012/03/22

満を持して氷ノ山

 3月20日春分の日は快晴で明けた。この冬から春先は天気の悪い日が多い。数少ない晴れた日は、一回ごとに日差しの強さが増していくのが感じられるようだ。朝7時を過ぎれば、もう日は高い。2月中旬からチャンスがあったら氷ノ山を滑ろうと狙っていたのだが、休日はすべて天候が悪く40日が過ぎてしまった。もう粉雪の季節ではない。それでも快晴の下、広大な三ノ丸の大雪原を歩くことを想像するだけでも心が躍る。天気は下り坂で、夕方には日本海沿岸で雨が降るというが、それも信じられないような青空。日中いっぱいは大丈夫ではないかと思う。
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 わかさ氷ノ山スキー場の駐車場で、本日同行のS氏と合流。無料駐車場が空いていてラッキー、と思ったら12日からはどの駐車場も無料になっていた。
 出発準備をしているうちに、いつしか空には雲が広がっている。やっぱり予報通りみたいだ。
 ゲレンデに出ると、2人の知り合いに出会う。1人は、これからスノーシューで入山するパーティのガイド役。もう1人はゲレンデスキー。同行のS氏もふくめ、みんな10年くらい前に毎年氷ノ山に登っていた仲間だ。
 リフト一回券を2枚ずつ買って登山届に記入してリフト乗車。ゲレンデ最上部に出る頃にはすっかり曇り空。西の空が暗い。扇ノ山、東山などははっきり見えるが大山は見えない。
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 スキー板をザックに付けて林間の急登を登り始める。雪面はアイスバーンの上に新雪がうっすら積もった状態。既に何人か入山しているのでステップが切れているし、堅く分厚い雪を踏み抜くことはなく、割合歩きやすい。年輩の男女、小さい子どもを連れた夫婦を追い越して雪庇のやせ尾根から、なだらかなブナ林へ。いつもはここからシール歩行に切り替えるが、S氏はつぼ足で行くというので私もそのままつぼ足で歩く。ブナ林には小さな樹氷が付いていた。
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 ブナ林を抜けて大雪原へ。残念ながら、曇り空。見上げるたびに雲の厚みが増していくようだ。扇ノ山もだんだん霞んできている。それでも、この雄大さは素晴らしい。
 三ノ丸で私はスキーを装着。この先もアップダウンがあるので、S氏はこのまま板を背負っていくという。吹きっさらしの雪原はアイスバーン。できるだけ表面を粉雪が覆っているところを選んでターンをする。ワサビ谷の源頭を越え、その北隣の大倉谷へ。どんどん山頂に近づいていくにもかかわらず、その姿はぼんやりとしていくようだ。その間にいくつかのパーティとすれ違う。スキーヤーは1人だけだった。
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 本日は、大倉谷を初めて滑ろうと思っていたのだが、ワサビ谷よりも急斜面。滑り出せるポイントを探して、ようやく見つけたが、ガチガチのアイスバーン。下の方は斜度が緩んでいる様子も見られるが、そこに行くまでが問題。アイゼンがなければ身動きがとれそうにないが、持ってきていない。というわけで、断念。いくぶん斜度の緩いワダビ谷を下りることにして引き返す。北西の風が強まって、樹氷が吹き飛ばされて顔にあたる。雨か雪かみぞれかよくわからないが、ぱらぱらと降り出したようだ。
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 大倉谷よりは斜度が緩いとはいえ、ワサビ谷も出だしは急斜面。雪が柔らかいときと違い、今日のアイスバーンはなかなか緊張感が高まる。しかも、大雪のためか倒れた木や折れた枝の障害物を縫うように滑らなければならない。粉雪に覆われたところを選んでターンをし、アイスバーンは横滑りでクリア。斜度が緩んでからはそれなりに楽しめた。谷は割れていたが、どうにかスノーブリッジが残り渡渉はしなくてもよかった。谷の法面にはクラックができていたが、デブリはなかった。
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 杉林に入ったら、いつものように沢沿いにはいかず右岸から北方向にトラバースしてイヌワシゲレンデ上部に出る。いつしか稜線はすっかりガスに覆われていた。
 時刻は13時25分。リフトに乗ってから3時間しかたっていない。そういえばとくに休憩らしい休憩は取っていない。ゲレンデ脇に腰を下して食料を出す。そして、ビーコンを雪に埋めて埋没者の捜索のシミュレーション。最後にイヌワシゲレンデを滑走するときには、雪が強く降ってきた。顔が痛い。
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 帰り道は戸倉峠経由でなく、鳥取市を回り買い物をしてから日本海沿いに丹後へ。香住から東はしっかり雨、あるいはみぞれが降っていた。天気予報の通りだった。

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コメント

 お誘いいただいたのに行けなくてごめんなさい。
 日本海側の山は天気が下り坂だったのですね。お目当ての谷に行けなかったのは残念。
 機会があればお供つかまつりまする。よろしくお願いします。

投稿: すう | 2012/03/22 19:09

 すうさんも一緒にと思っていたのですが、スケジュールが合わなくて残念でした。また、春の大山の話も出ていました。よろしければご一緒しましょう。
 さて、大倉谷は来シーズン以降へ持ち越しですね。雪が違えば、全然違います。例えば、ワサビ谷も去年の新雪のときとは全く厳しさが違いました。エントリーポイントもわかったし、雪面が柔らかいときに再チャレンジです。

投稿: はいかい | 2012/03/23 20:50

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