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2012/02/24

「ええ斜面見つけた」大江山連峰下山コース開拓

 京都府北部丹後と丹波の境界に位置する大江山連峰は、北東から南西へと標高800~700mの峰が連なり稜線には展望の良い縦走コースがある。その縦走コース沿いには笹の原やブナ林などがあり雪が積もるとスキー登山が楽しめる。しかし、縦走路にたどり着くまでは、除雪されない車道を少なくとも3kmは歩かなければならない。
 豊富な積雪に恵まれた去年と今年、福知山市大江町の千丈ヶ原をベースに「滑降によるできるだけ車道歩きをしない下山」をテーマに幾度か入山。
 鳩ヶ峰からの下山に関しては、8年前に与謝野町のトマヲさんが開拓された鳩ヶ峰東斜面から東尾根がある。約1kmの林道歩きが残るが、ほぼ快適な滑降により鳩ヶ峰ピークから30分で下山できる。
 その鳩ヶ峰に相対峙する鍋塚からの下山コースだが、去年のシーズン終盤にほとんど林道を歩かないで千丈ヶ原に降り立つコースを見つけた。今シーズンも1月中旬に滑降してみたが幾分課題があり、さらにラインを修正すれば改善できる見込みがあるので、2月21日午後に入山。
 このところ土日の天気が悪いので平日午後の空き時間を利用。なに食わぬ顔で職場をあとにして宮津市から府道9号線で大江山スキー場を越え、分岐右折して大江町山の家や鬼の博物館の前を通って千丈ヶ原へ。先週末には大雪警報が発令され、この辺りの積雪もずいぶん増えている。除雪はされているが分厚い圧雪が今日の日差しと気温の上昇で緩みクルマのタイヤを大きくとられる場面もあった。
 除雪の限界点にクルマを止める。行き止まりのところは少し広く除雪されているのでそこでクルマをUターンさせて、手前の路肩に駐車するのが暗黙のルール。今日は誰もいないし、このあとも誰も来ないと思われるが、それでもスコップで雪を掻き路肩ぎりぎりに駐車。
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 スキー板にシールを貼って歩き出す。鳩ヶ峰はきれいに山頂まで見えている、青空をバックに白く輝いている。が、時間が経つごとに空の青さがくすんでいる。天気は下り坂だ。除雪終了地点からはしっかりとしたトレースがある鍋塚林道を行く。まとまった降雪は日曜の明け方までなので、それ以降、おそらく多くは日曜に付けられたトレースだろう。トレースはそれぞれ複数のスノーシューあるいはカンジキとスキーによるもので幅広く平らで歩きやすい極上のもの。
 鍋塚林道は2箇所で大きくショートカットができるのだが、一つ目のショートカットにはスキーのトレース。登りでなく滑降で付けられたシュプールのようだ。
 実は歩き出しの時点で、頭の中には本日のコース案は2つあった。一つは鍋塚から東尾根下った先から鬼の博物館の裏手への伐採によるオープンバーンを下るもの。ちょうど1年前にここを目指したが、尾根の林が濃くて引き返している。今日は林の濃い部分はスキー板を外して下るつもりできたのだが、どうも雪が深そうだ。よってもう一つの案、鍋塚の手前(南)の標高711mピークから千丈ヶ原へ、「林道を使わないで」滑降するコースの修正ラインを探す方に決定。そうと決まれば、稜線の縦走路まであがる必要はなくなり2つ目のショートカットはしないで鍋塚林道を進み、その後林道を逸れ711Pからの南東尾根に。そして千丈ヶ原へ下るコースへ合流する。滑降コースの修正案はそこから下。本日は最低限の行動とする。鍋塚林道の途中からトレースはなくなり、浅いが重い雪のラッセルとなったので余り歩きたくない。それと夜には雨という予報だったが、時折わずかな小雨がぱらつくようである。
 711Pから南東へ伸びる尾根上にはスキーとカンジキのトレースがあった。スキー(複数)は鍋塚林道から林間を経て上に。そういえば鳩ヶ峰東尾根から鍋塚林道へ滑り込んだスキーのトレース(複数)もあった。同一パーティのものだろうか。
 さて、シールを外し尾根を下るカンジキ(ソロ)のトレースに誘われるように滑り出す。広くて勾配が緩い尾根は無雪期にはMTBで下るとおもしろそうな感じ。
 すぐに右手に浅い谷状の疎らな植林の斜面が現れる。これが、昨年開拓した下山コース。出だしは疎林を快適に滑降できるが、半分くらいから下は鍋塚林道に沿ったシングルトラックに合流し斜面をトラバースしながら千丈ヶ原に下りることになる。シングルトラックは、雪の下がちょっとした水路になっているのかどうかははっきりわからないが、雪質が悪く所々が雪面の下が空洞になった落とし穴になっている。それに、シングルトラックを外そうにもその辺りは周囲の林が濃すぎる。さらには、シカやイノシシを避けるためのネットが張ってあり、それを越えるのにもやや難儀する。
 そこで修正案は、谷状の疎林よりも少し尾根を東に下ったところに別の植林の疎らな林の斜面を滑るというもの。ちょうど千丈ヶ原の除雪の限界点の真上と見受けられる。
 余りスキーが走らない緩やかな尾根を進んでいくと、密度の濃い林を抜け、夢のような疎林の斜面が右に開けた。斜度は25度くらいの広い疎林だ。これはパラダイスである。カンジキもこのパラダイスを縦横無尽に蛇行して下っている。
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 本日の雪質は、先週金曜土曜のまとまった降雪の後、日月火曜とやや寒さが緩んでやや湿り気持って重くなっているがクラストはしていない柔らかい雪。十分快適にターンができる。
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 パラダイスの滑降は標高差130m程、15分で千丈ヶ原へ。下の方は例によって雪質が悪いがトラバースでなくフォールラインに沿ってまっすぐ下るので影響を受ける区間は短くてすむ。
 スタートから2時間、15時に下山。
 今日か明日に舞鶴で処理しなければならない仕事があるので、今から行くことを電話で連絡して舞鶴へ。舞鶴市街も先週末に雪が積もったとのことで、一週間前よりも新しい雪が増えていた。

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コメント

 確かにパラダイスですね。雪はどのくらいもちますか?是非教えて下さい!
 この前スキー場で初スキーでしたが、右太ももが筋肉痛で、少しの時間なのにもう若くないなとへこみました。

投稿: すう | 2012/02/24 07:35

 パラダイスと感じてくれましたか。711Pからの尾根を下るコースなので「セブンイレブンいい気分コース」と命名します。古いですね。
 次こそ、鍋塚東尾根を制覇したいです。中間部の林以外は快適なはずです。
 大江山連峰の雪は、後10日、3月の第一土日くらいまでは何とかなるかなぁ、と思っています(願っています)。そのころには、くされ雪は我慢しないといけないでしょう。

投稿: はいかい | 2012/02/24 19:44

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