« 雪の北摂大野山と篠山衣笠山 | トップページ | 北摂検見山と鳥脇山 »

2012/01/12

霧の大江山連峰鳩ヶ峰

 前日クルマで通った与謝峠の雪が思いの外多くて「これなら大江山連峰のスキー登山も可能である」と感じた。北摂エリアのMTB登山は雪でお預け。1月9日の成人の日はスキーにシフトチェンジとしよう。
 天気予報は曇り一時雨。朝、通り雨のような降り方の後、日が射してきたので、天気の心配はせず家を出る。降っても山は雪だろう。
 京丹後市の平野部では、年明けの寒波での降雪は多くはなく、その後の雨などでもうすっかりとけてしまったのだが、大江山連峰周辺の山間部は結構積もっている。そこそこ厳しい雪道を経て昼前に千丈ヶ原に到着。すでにクルマが2台止まっていて、出発の準備をしている最中にもう1台。いつの間にか大江山連峰の稜線はガスに覆われ、みぞれが降ってきた。
 正午にシールを付けたスキーで歩き始める。トレースはスノーシューとカンジキがほとんど。スキーのトレースは一人分のみ。おそらく前日のものだろう。スノーシューなどのトレースはでこぼこしていて歩きにくい。トレースを外すとラッセルは浅いが雪が重い。どちらが楽かはよくわからない。雨の割合の多いみぞれでアウターはびしょ濡れだ。
P1000357P1000358P1000360


 まずは鍋塚林道をショートカットしながら登る。トレースのほとんどは林道に付けられている。前日のものと思われるスキーのトレースのみ、植林の中をショートカットしていた。
 13時40分、鍋塚と鳩ヶ峰の鞍部に到着。雪がしまっていれば1時間ほどで登れる林道を、1時間半余りかけてあるいた。林道ではスノーシューの単独の男性とすれ違った。
 今日はどういうコースにするか考えながら歩いてきたが、ガスとみぞれと湿った重い雪のラッセルに心が折れて段々短いコースへと気持ちが変わっていく。もう鍋塚まで登る気はなくなった。下りで林道は使いたくないので鳩ヶ峰か鍋塚の北方手前の標高711mピークから滑降したい。とりあえず鳩ヶ峰を目指そう。そして鞍部まで滑って戻り、再びシールを付けて鳩ヶ峰の反対の鍋塚方面の711Pまで登って千丈ヶ原に滑降するのが目下の案だ。
P1000365


 林道から鳩ヶ峰に取り付く。一瞬ガスが薄くなって、加悦谷(かやだに)と呼ばれる野田川流域の平野が見えた。麓は雪解けで田んぼが見えているが、山の雪は多い。鳩ヶ峰東斜面も十分に滑れそうだ。ガスによる展望のなさにさらに気持ちが萎えたことも加わり、711Pまで戻るのも面倒になってきた。鳩ヶ峰から千丈ヶ原に滑降することにしよう。
 途中で、男性の話し声が聞こえてきた。しかし、声はすれども姿がなかなか見えない。かなり時間が経って、ようやく3人組が現れた。初老の男性たちで、数歩進んでは立ち止まってお喋りという牛歩戦術。すれ違った後もなかなか遠ざかっていかない。おそらく下山は、こちらの方が遙かに早いだろう。
P1000366


 14時30分、ようやく鳩ヶ峰登頂。千丈ヶ原から2時間半もかかった。さすがに山頂の辺りは雪だった。真っ白で展望がないのですぐさまシールを外して滑降の準備。そして、慎重に方向を見定めてドロップ。
 雪は重いがターンができない程ではない。それでもターンを焦って、スキーのトップを重い雪に突き刺してクラッシュ。以後慎重にターンを刻む。楽しい区間はあっという間、植林の中にはいると木々の密度が上がって自由なターンができなくなる。その反面、雪が若干軽くなってその後は転倒しなかった。また、ガスの中だったが、方向を間違えることもなかった。
P1000375


 鍋塚林道の支線、標高600mの等高線に沿うような林道を横切り、鳩ヶ峰東尾根へと滑り込む。後は尾根に沿って滑る。稜線を南側に少し外してひたすら斜滑降して行くのみだが、林道よりは格段に楽しくて、近道だ。今日の重い雪なら抵抗が大きすぎて林道ではスキーが全く走らず、歩いて下るのと同じ。尾根に入ってしばらくすると視界が開けた。ガスの範囲より下に出たのだ。
 尾根を滑っていると林道を歩いて下山している人々が見えた。大きく蛇行して回り道をするのは大変なことだ。実際、ヘアピンを何度かショートカットして林道をたどっても、東尾根を使う方が3割ほど距離が短い。ショートカットしなければ、もっと差がつくはずだ。
 最後に植林の斜面をターンして林道に降り立つ。残り1km程の林道歩きが面倒だ。雪がしまっていれば板が走るのだが、今日はほとんど歩き。ちなみに711Pからの滑降なら駐車ポイントにどんぴしゃで下りられる。
P1000383


 15時20分、千丈ヶ原に戻る。停めてあるクルマは、私を除いて3台。出発のときと同じ台数だが、1台が入れ替わっている。林道ですれ違った人が帰って、別の人が訪れたのだろう。濡れたアウターをクルマの中に入れて帰路に就く。雪道をゆっくり下っていくと、3ナンバーのセダンが登って来るではないか。駆動形式はたぶんFR。おそらく引き返したいけど、Uターンする場所がないのだろう。この道は袋小路なので、そのクルマが立ち往生したら上に止まっているクルマも巻き添えを食うことになるなあ、などと思うが人ごと。どうせ千丈ヶ原から2kmで麓のグリーンロッジ(山の家)だから、歩いても1時間はかからず、大事には至らない。この道は、結構間違えて迷い込んだり、冬場にスタックしたりということがある道。かくいう私も、クルマがスタックして困っている人を乗せて麓まで下りたことがある。
 丹後に帰ると結構強く雨が降っていた。

|

« 雪の北摂大野山と篠山衣笠山 | トップページ | 北摂検見山と鳥脇山 »

コメント

 大江山のシーズンインは例年より早いのではないですか?去年は案内していただいて楽しませてもらいました。今年もお願いします、もう少し後で。

投稿: すう | 2012/01/14 23:58

 一昨年が1月10日、去年が8日、そして今年9日と、3年連続の早い大江山連峰シーズンインです。ちなみに、最も早かったのは12月中旬に冬一番の寒波に見舞われた6年前で年末から大江山のスキーシーズンが訪れました。
 ただ、今年は寒波の後続がありませんね。また雪が積もったら行きましょう。雪が降らなければ早くも大江山の季節は終了です。その可能性も十分にあります。

投稿: はいかい | 2012/01/15 22:30

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 霧の大江山連峰鳩ヶ峰:

« 雪の北摂大野山と篠山衣笠山 | トップページ | 北摂検見山と鳥脇山 »