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2011/12/07

山城の三上山と木津川自転車道

 古くからの友人、いさなごのぼる君と走る南山城地域のツーリング、今年は12月4日。コースは去年と同じ山城町の三上山を目的地とし、山間部のダブルトラックのダートや、木津川沿いの自転車道を楽しむというもの。昨年は11月中旬に決行したが、季節はずれの黄砂によって三上山からの展望を楽しむことができなかった。そのリベンジとして、同じコースを選んだのだ。
 朝6時20分、冷たい雨が降る京丹後市をクルマで出発。日本海側は「うらにし」と呼ばれる時雨模様の日が多く、自転車で走れる日が激減するためこの時期に南へ向かうという趣旨にぴったりの日となった。また、2004年からずっと土曜日を選んでいたが、今年初めて日曜日。昨日ならば南山城地区も雨だった。前日は寝たきり生活で睡眠時間をため込んで置いたので、早朝の出発があまり苦にならない。
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 福知山から国道9号線を走っていると、旧瑞穂町で3台ほど前のクルマの屋根に自転車が2台積まれているのが見えた。そのうちにあいだのクルマがいなくなり、自転車を積んだクルマの直後を走ることとなった。その2台の自転車は、ドロップハンドルに泥よけ付き。ペダルはビンディングでなく、トゥークリップ。ランドナーだ。雨除けのためなのだろう、ハンドルとサドルにビニール袋を被せている。珍しいので、トイレ休憩を我慢して追走する。旧丹波町で前のクルマがコンビニエンスストアに入ったので私も駐車場にはいる。自転車を乗せた車から降りてきたのは3人の男性だったが、その出で立ちにびっくり。ジャケットにネクタイ、そしてニッカボッカ。やや、これは!とクルマを降りて彼らが店から出てくるのを待って話しかけると、福知山の人たちで今日は京都市内を走るとのことだった。お互いに先を急ぐのであまり話はできなかったが、こういうディープな人たちが近いところにもいることに驚いた。
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 後日、インターネットで検索してみると「ツイードラン」というツイード素材の出で立ちに身を固めてクラシックな自転車で集団走行する企画があるようだ。元々は2009年頃にツイードスタイルの本場イギリスで行われるようになり、去年くらいから日本でもちょくちょく愛好者が集まっているようだ。日本では、ランドナーやスポルティーフといった車種が定番のようだ。
 さて、例年より早い出発のおかげで道路が空いているので、京丹波からも裏道に入らず国道一直線。もちろん有料道路は使わない。亀岡辺りまで、雨が降ったり止んだりの状態だった。老ノ坂峠を越えて京都市内に入ったら、府道10号線で長岡京へ。紅葉見物の客が多い光明寺の前もすいすい通り抜ける。駐車場はまだガラガラだった。
 その後、国道478号線(京滋バイパスの側道?)から府道81号線などを通り、城陽の青波ごん太君の家に9時45分に到着。クルマを置かせてもらう。
 約束の10時にいさなごのぼる君も到着し、私の自転車の準備を待ってもらって、11時出発。いさなごのぼる君はMTB、私はランドナー。ただし、ブロックタイヤにフラットハンドルにビンディングペダル、パーツもMTB用などを交えて組まれている。かつてはニッカボッカで走ったこともあるのだが、もう10年以上前から普段着のまま走るようになった。今日も、普通のカーゴパンツだ。ちなみにいさなごのぼる君も同じような格好。我々には、時点社用のパンツとかジャージは無縁だ。
 まずは木津川右岸の堤防の上の道を目指す。川は南東から北西に流れている(ちょうど青波ごん太君の家を中心とする四半円を描いて西行きから北行きに方向転換している)ので南下すれば近いのだが、西に行ってしまった。これで3kmほど余計に走ることとなったが、木津川右岸の土手の上は眺めがよくクルマが通らないご機嫌な道なので、その区間が長くなったことはかえってよかった。京都盆地の市街地の奥には比叡山や愛宕山、そしていさなごのぼる君とともに走った万灯呂山や鷲峰山など山々を見ながら走る。近い山は、全山紅葉しているのがわかる。ここには自転車にウォーキングにランニング、ローラースキー、ラジコン飛行機などいろいろな楽しみが集っている。
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 城陽市と井手町の境、山城大橋で左岸に渡り木津川自転車道を行く。ここはほぼ自転車一色。、その7割以上がロードレーサー。それ以外は、小径車、クロスバイクがそれぞれ一割程度、それ以外(シティサイクル、通学用スポーツ車など)が1割未満、とそんな印象。ランドナーは私だけ、MTBもあんまり見ない。
 開橋まで南下するつもりだったが、はやまって玉水橋で右岸に渡ってしまった。ちょうど12時。井手町の街中の道を南下して山城町へ。棚倉駅を過ぎて、いよいよ核心の山間部へと左折。まずは、神童寺集落へ向けて緩やかな登りが始まる。これから目指す山々が褐色に染まっている。バックの青空も鮮やか。目指す三上山は頂上の展望台が目印。
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 10月から痛めていた左膝は、ゆっくりではあるが回復してきて今日はここまで違和感なく走ってきたのだが、走行距離が20kmとなり、一度止まってから再スタートを切った直後に痛みが出るようになった。このあと本格的な登りが始まるが、何とか乗り切ることができるだろうか。
 山間の集落、神童寺を過ぎて、次の目標は山城町森林公園。畑を見ながら膝に負担がかからないようにのんびりと登る。山が深くなり、赤く鮮やかな紅葉が見られるようになったら、そこが森林公園。13時、標高180m。キャンプ場やコテージがあるが、あまり人はいなくてひっそりとしている。
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 鮮やかなモミジやカエデの中を行くと道が細くなり、道はさらに急勾配となる。しばらくは川沿いを行くが、やがて川をはずれさらに急な登りとなる。道はダートも現れるが、急勾配の区間を中心に舗装が続く。右足中心で右左7:3くらいの割りのパワー配分で登る。急勾配が落ち着いたらダートが続く。もう少しで山頂だ。
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 14時02分、山頂直下に到着。標高449m。少しのシングルトラックを登って14時06分山頂、標高473m。子ども連れがいて賑やか。展望台の上間で自転車を担ぎ上げる。黄砂の去年とはうって変わって、今日は見える。奈良盆地やその奥の山々、そして生駒山、京都市街に愛宕山も。去年辛うじて見えた加茂町の中心街は、すぐ近くだ。手前の山の紅葉も美しい。西に見えるのは鷲峰山。
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 じっくり展望を楽しみたいのは山々だが、風が冷たく寒い。14時27分、とっとと山頂をあとにする。展望台階下の家族連れはよく長居していられるなぁ。
 シングルトラック区間の階段を下り、最後は乗車でダブルトラックへ降り立つ。いったんダブルトラックを下るがすぐに登り返す。北側のピーク北山を巻いて、またすぐに本格的な下りとなる。こちらは舗装をされていないので土が流され、溝が掘れ、砂利が浮いている。あまり飛ばせない。フロントサスペンションのついたMTBのいさなごのぼる君に引き離される。
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 14時57分、田村新田の集落へ降り立つ。標高315m。ここは井手町の飛び地。田村新田というのは井手町の田村氏が開いた土地の大字。この飛び地だけでなく井手町の中にもあり小字で区別されている、と去年ここで休憩しているとき地元のお母さんに教えていただいた。
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 今日は小さな集落を一気に走り過ぎ、わずかな舗装区間から竹藪の中のダブルトラックに突入。ちなみに舗装路は山を越えて井手町へ続き飛び地でない方の田村新田に至る。今ではそちらがメインだが、かつては我々が突入した細いダブルトラックがメインルートだったという話も、去年聞いた。
 ダブルトラックは竹藪から、畑、そして沢沿いの林間となり、時折ぬかるんだりガレたりしながら急勾配で下っていく。ガレたところはMTBが速く、ぬかるみでは泥よけのあるランドナーが有利だ。
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 15時20分、田んぼの中へ出た。狭くて暗い林間からいきなり出たので、広く明るく感じられる。標高は152m。荒れた農道から舗装路に出て、もうひと下りして、山城町の街中へ。あとは、玉水橋、自転車道、山城大橋と来た道を戻り、近鉄の鉄橋の手前から北上して最短ルートで、16時25分、城陽へ。下りや平坦なところでは、膝は大有情部だった。ただし、休憩の後の走り出しは痛みが出る。
 いさなごのぼる君とはここでお別れ、また来年。青波ごん太君と夕食をともにする予定だが、まだ帰宅していないようなので自転車をクルマに納めたらJRに乗って京都駅へ。なかなか訪れることができなかったヨドバシカメラへ。買い物は本だけ。しかし、電車といい店といい暖房が効きすぎて暑い。電力の供給が厳しい冬といわれているのに、これでいいのか。
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 というわけで、開店から1年以上過ぎてやっとヨドバシカメラを訪れることもでき、その後青波ごん太君と久しぶりに積もり積もった話もでき、何よりいさなごのぼる君とのツーリングも去年のリベンジが成功して満足できた。

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コメント

長い道のりご苦労様でした。
ペダルを踏む機会を久しぶりに与えてもらい、ありがとう。
贅沢かもしれんけど、頂上でゆっくり過ごせる気候のときに登りたいもんだ。
青波さんは球団名が変わっても青波さんですね。

投稿: いさなご | 2011/12/11 20:44

 いやあ、こちらこそ。
 都市近郊は、自転車がたくさん走っていて、いいねえ。去年よりも3週間遅い時期の開催だったけど、やっぱり12月になってからのツーリングは寒いねぇ。そういえば、2007年の岩間山、2008年の三国越林道が12月で、やっぱり寒かった。
 では、また来年。

投稿: はいかい | 2011/12/13 00:17

はいかい さん、

リンクありがとうございます。

須知コンビニでは 声をかけていただき
ありがとうございます。
おたがい時間がなかったので
話もできませんでしたが
今後ともよろしくお願いします。

我々は「自転車仲間 へろへろ輪」という
舞鶴・福知山・綾部・宮津の自転車好きの集まり。
ジャンルに囚われることなく走っています。
また機会があればご一緒ください。

投稿: 老鶏庵 | 2011/12/16 08:37

 ありがとうございます。
 あまりお話はできませんでしたが、「福知山」というキーワードも聞き出せましたし、あとはネット検索で何とかなるだろうと思ってました。実際、帰宅後すぐにネット検索して、ヘロヘロ輪さん、老鶏庵さんのブログは簡単に見つかりました。京都府北部の同士に出会えたことが嬉しいです。
 10年くらい前までは、福知山や綾部にも何人か仲間がいたのですが、彼らはほとんど自転車に乗らなくなってしまいました。
 今後ともよろしくお願いします。

投稿: はいかい | 2011/12/20 19:34

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