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2011/12/14

昼間なのに「アバランチナイト」

 NPO法人「日本雪崩ネットワーク」主催の「アバランチナイト」に参加するのは、今回で4回目。毎年雪山シーズンに先駆けて年末に全国数ヶ所で行われるが、昨年は関西での開催がなかった。今年は、関西では、前々日の大阪に続いて、12月11日の日曜の午後に西宮の関西学院大学で行われた。大学の広い講義室なので、定員にはまだ余裕があったようだ。初めに、大阪で開催すると早い段階で定員いっぱいになってしまうこと、関学のワンダーフォーゲル部の招へいがあったこと、などこの会場での開催に至ったことに関する説明があった。そういえば、受講者には若い人の姿が多い。きっとワンゲルなど山関係のサークルのメンバーなのだろうが、こういう若者はずいぶん減っているんだろうな。
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 前半の1時間は、「雪崩学概論」とでも言うような雪崩の基礎的な知識と、雪崩に危険回避と巻き込まれたときの行動についてのやはり基礎的なお話。こちらは毎回大変わりする内容ではないので、過去に記録したものをプリントアウトして持ってきて、新たな内容はそこに手書きで書き足していく。
 後半の1時間は、昨シーズンを中心に、雪崩事故の事例についての調査報告。これは毎年変わる内容なので、パソコンに記録していく。事故が起こると、その翌日位には調査に入っているとのことだから頭が下がる。
 最後に、今シーズンから雪崩情報を発信していくというお知らせ。気象庁の雪崩注意報や、インターネットの掲示板にあるようなものより、一歩踏み込んだもので、北米などで発信されているレベルのものだとのこと。そういう情報を発信するためには、ある程度高い知識とスキルを持って、頻繁に雪山で行動している人材が複数集まっ手いることが必要で、今回は白馬エリアのみの情報提供とのことだった。
 講演の内容は、ほぼ「日本雪崩ネットワーク」のWebサイトで見ることができるので、そちらをどうぞ。

 さて、日曜ごとに3週連続で、中央分水嶺を越えて瀬戸内側へと出向いていることになる。日本海側では、毎日のように朝方は雨が降って、なかなか自転車に乗る気にならない。自転車が目的の先週と先々週と違い、この日は公園が目的なのだが、ならばそこに至る道中で自転車に乗る。どうせ、普通に行っても一日仕事になるのだから、少し早めに出て、遅く帰ってくるだけなのである。
 まずは、クルマで小雨の降る丹後を8時過ぎに出発し南下。国道9号線の旧瑞穂町から、国道173号線に乗り換え兵庫県へ。途中から3桁番号の県道をつないで篠山盆地の東端を通って県道12号線で猪名川へ。都市近郊のこの辺りまで来ると、自転車やオートバイの二輪がぐっと増える。もう雨の心配はないエリアに来ているのだ。
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 さらにいろいろな県道をつないで11時過ぎに武田尾まで。家から約130kmを3時間弱。駅の周りは月極駐車場ばかりなので、少し離れた某所にクルマを置いて、小径車に乗り換えて武田尾駅へ。
 武田尾駅から輪行で宝塚へ。旧福知山線の跡地をMTBで走ったことはあるが、枕木があってあまり快適ではないので輪行がいい。多少混んでいても大丈夫なようにコンパクトに折り畳める小径車を選択した。結果的には、JRは空いていて問題なし。
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 宝塚駅で自転車に乗って、西宮を目指す。事前に地図とGoogleEarthでルートの目星をつけておいた。信号や交通量の多そうな県道337号線を避けて、阪急電車の線路に近い住宅街の細い道を選んだのだが、こちらも結構クルマが通る。でもこういう離合困難なほど狭い道の方がクルマもゆっくり慎重に走ってくれて、クルマの格差が少なく自転車も堂々と走れる。
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 しかし、後方、下の方から「カン!」と乾いた金属音が響く。2週間前にはチェーンが切れたが、今回はペダルに違和感がないから駆動系ではないようだ。ならば、と思い当たる節があって後輪をチェックすると…。やはりスポークが折れていた。当然、最も負担がかかる後輪のフリーのスプロケットのある側だ。一月ほど前にもこの小径車のスポークが折れたので、それに対応するために注文していたスプロケットを外す工具が前々日に届いたのだが、早速実践で使う機会が訪れてしまった。でも、ここには持ってきていないしスペアのスポークもないので、今日はこのままごまかして走らなければならない。
 阪急仁川駅前でラーメンを食べようと思ったが、2軒の店はどちらも待っている人がいる。クルマも人通りも多く、周辺の道路沿いにはずっと交通整理員が貼り付いている。何でこんなに賑やかなのだろうと思ったら、仁川は阪神競馬場の最寄り駅で、今日は競馬の開催日だった。
 ラーメンを諦めて、駅前のスーパーマーケットでおにぎりを買うが、会場の関西学院大学のキャンパスの入り口がわからず、さまよっていておにぎりを食べる時間がなくなってしまった。
 会場ですうさんと落ち合って、公園のあとで仁川駅に戻ってラーメンとする。すうさんは、南丹市からスーパーカブでのアプローチ。行程は私の半分くらいか。また、朝のうちは自転車で走っていたとのこと。
 ラーメンを食べ終わって17時頃に店を出たら、すでに夕暮れ。仁川駅前のイルミネーションと薄暮の空がきれいだ。まさに、「マジック・アワー」。
 すうさんを見送って、私はちょっと買い物。県道337号線を南下。前後にライトを灯すのだが、前向きには普段通りハンドルの台座に固定。ところが、後ろ向きに固定する台座のサドルバッグを今日は付けてこなかった。思案したあげく、自分の体に付けることにした。首の後ろからLEDライトを点滅させているつもりだが、うまく光が後方に向かっているか自分で確認できない。不安なので、歩道を走る。もちろん、歩行者のそばでは最徐行だ。
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 結局、買い物を終えたらもうやる気がなくなってしまった。スポークとともに心が折れ、日没とともに意気も消沈してしまった。というわけで、そこから最寄りの甲東園駅まで引き返して、輪行で阪急電車に乗り込む。やや混雑していたが小径車のおかげでさほど無理なく車内に輪行袋をかつぎ込む。競馬帰りの人の流れと逆方向なのもよかった。宝塚でJRに乗り換え。一つ前の快速は混んでいたが、各駅停車はガラガラで座って本が読めた。武田尾駅で自転車に跨ってクルマへ。それでも本日の自転車の走行距離は20kmを越えた。十分である。スポーク折れは一本で済んだ。
 さて帰り道は、往路と少しルートを換えて、篭坊温泉を経由し、大阪府能勢町に少しだけ入って国道173号線に合流。こちらの道でも、家までは132kmと往路と同じ距離。

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