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2011/12/22

北摂大野山のシングルトラック下見

 12月11日に西宮に行ったときのクルマでのアプローチルートを地図で見ていて、猪名川町に山頂まで車道で登れる大野山という山があるのを発見。調べていくうちに「北摂」というキーワードが目に付いた。そうか、「北摂」とは、その辺りのことを示すのか。北摂といえばMTB。1992年に発行された「関西MTBツーリングブック」は、北摂を中心に活動している「ノーステイク」(北摂の英訳だそうだ)というクラブの代表が著したコースガイドで、北摂の山を中心に紹介されている。その時にはあまりなじみがなかった北摂という地名だが、この3年ほどのあいだに数回このエリアを通過する機会があり、そしてコースガイドを入手してから20年近くが経過してようやく「北摂」という地名が具体化してきた。(写真は、2000年11月に六甲山でばったり出くわした、関西MTBツーリングブック著者でノーステイク代表の新川氏)
Sinkawabb


 大野山(おおやさん)は、ツーリングブックにも紹介され、舗装路(車道)だけでなくシングルトラックが楽しそうだ。日本海側は毎日のように時雨模様だがスキーができるほどの積雪量には達していない冬の初めに活動できるフィールドとして、今年は北摂を狙ってみよう。
 12月21日、正午に職場を脱出。時雨模様の丹後から、一路南へ。福知山越えても小雨がぱらつき、篠山盆地には行っても路面が所々濡れている。11日は、瑞穂から国道173号線を利用したが、今日は三和から県道(府道)97号線から300号線を経由し、篠山市に入ってから国道173号線に合流するようにルートを少しかえてみるが、結局どのルートを通っても距離は同じだった。その後は、10日前と同じように、3桁の番号の県道を経て国道372号線を渡り、県道12号線で猪名川へ。西峠を越えれば、そこは北摂だ。「奥猪名健康の郷」という野外活動の施設があり、「関西軽井沢」という別荘地やゴルフ場の入り口があり、建設業者や廃品回収業者の資材や廃品置き場があり、それを越えて現れる最初の集落が杉生。集落を行き交う人の姿はほとんどなくクルマも少ない標高250~300mの山間部の田舎ではあるが、丹後の山間部と比べて人の営みを感じさせる物が非常に多い。やはり人口過密地域に隣接しているからなのか。その杉生集落の手前の道路脇の広場にクルマを停める。道路沿いに流れる川は、町名にもなっている猪名川だ。
 お目当ての大野山は西側の山だが、杉生からは直下過ぎるのか山頂は見えない。MTBを組み立てて、西畑、柏原と山麓を時計回りに回りながら、舗装路で山頂を目指す。大野山の西側の中腹にはゴルフ場があり、山頂へ向かう道と途中で分岐している。山頂部には、無線アンテナ群に天文台、そしてやはり野外活動の施設があるようだ。柏原集落からようやく山頂を望むことができた。
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 ツーリングブックでも紹介されている関西軽井沢の別荘地へのシングルトラックで下山するつもりで、MTBを選択し、クルマもシングルトラックで下山してそのまま車道を下って気持ちよくゴールできる位置に停めてある。しかし、問題は日没までに間に合うかどうかだ。12月21日といえば、今年は冬至の前日。一年で一番日が短い時期。日没時刻は、今月初めよりは遅くなっているが、ほんの4分だけなので、やはり1年で最も日没が早い時期といってもいいだろう。標高差500m、距離は12~3kmなので、全行程で2時間位か。滞りなくこなせれば、日没にぎりぎり間に合うというところだが、さてどうだろうか。シングルトラックは非常に明瞭でMTB向きの勾配のようであるが、初めての山なので無理は禁物である。
 ゴルフ場への道と分かれてからは、それまで少しだけあったクルマの交通量が、全くなくなった。道路は程良い勾配で、インナーローのギア比がランドナーよりも低くなることもあって快調に標高を稼ぐ。左膝も復調だ。
 スタートから1時間余りで山頂に到着。天文台は休館だが、野外施設には職員が詰めているようで、クルマが3台止まっていた。
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 まずは山頂で360度の展望を楽しむ。あまりなじみがないエリアなのだが、六甲山地、多紀連山などが見えている。そして東の深山を確認。北摂最高峰といわれる深山だが、半分は丹波(南丹市園部)である。深山には、2002年9月にMTBで登頂している。その深山と、2005年6月の多紀アルプス三嶽が、ツーリングブックを参考に過去にMTBで訪れた山であった。本の入手から10年経って訪れていることに、このエリアとの縁の遠かったことが現れている。
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 さあ、何とか日没まで30分、シングルトラックへ突入できるぎりぎりのところだ。しかし、ここで焦りが出たのか、東方の西軽井沢方面でなく、北方の猪村へのシングルトラックを下りてしまった。向きの違いはいずれ軌道修正されると思ったが、その気配はなくひたすら北側へと下っていく。何より、急勾配で藪の中の心細い踏み跡(もちろん乗車不可)。標高差100mくらい粘ってみたものの、諦めてのぼり返す。その登り返しが大変で、木に引っかかるMTBとずるずる滑る足下に大苦戦。結局、山頂に戻ったのは下山を初めてから30分後。本来なら麓に下りているはずの時間だ。すでに日没となり、すぐに暗くなってくるだろう。もう車道で下山するしかない。それでも正しい登山道の入り口くらいは見つけておきたい。そうすれば下見ということで、次回への布石が打てる。
 30分前には、山頂の散策道と思っていた道がそのシングルトラックで、山頂のアンテナ群をつなぐ車道に沿うように付けられている。もちろんMTBでは快適に走れる。すぐに、アンテナ群の管理用の車道(舗装)と交差したので、そこまでとする。その車道に乗り換えると、登ってきた道の山頂のやや下に出た。ここで前後にライトを装着して薄暮走行の体制をとる。手袋も、メッシュの指切りのものから、指まで完全に覆うものに交換。ウィンドブレーカー代わりの合羽は、間違えた下山のときにすでに着ている。17時を過ぎて、野外活動施設の職員が出てきて帰り支度をしている。来た道を逆に下り、最後に少し登り返してクルマに戻る。たくさん呼吸をして、登りではうっすら汗をかいて、とても気持ちがいい。目的を完全に果たすことはできなかったが、活動しないよりは格段にいい。
 家に帰ってから反省会。「猪村へ」の道標に誘われて間違ったところを下ってしまった原因はわかった。「山であそぼっ」のやまあそさんが猪村へと下っているレポートを、読んでいたからだった。地名がはっきりしないエリアなので、日没間近という焦りもあってついうっかり混乱してしまったのだ。しかし、そのレポートを改めて読むと、猪村へのシングルトラックも山頂直下は急だけど、途中からはかなりいいらしい。ならば、この山あと2回は楽しめるぞ。というわけで、なじみのないエリアの初めての山で、2つコースの目星がついたのだからまあよしとしよう。

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コメント

初めて 知らないエリアのシングルトラック下りは怖いですよね

自分のところは同じエリアでも 人がほとんど通らない道ばかりなので 草刈整備が入ってない年があったり  同じ道でも1年以内でも様子ががらりと違います
2,3年前良かったと思ってもやぶ道だったり
また冬を越えると雪が多い地方なので倒木やらなんやらで快適な道がまったく楽しくない道ぐらいに変わることも多いです

今日は雨雲レーダーみていましたが 丹後半島あたり 大きな雲が連続してかかっていました 雪がかなり降っているように思います

昨日までは雪が少なかったのでこちらでも自転車乗れました

投稿: ゆう | 2011/12/25 12:25

ゆうさん、まいど。
 水分の多い思い雪が積もりました。
 使われない道、整備されない道は廃れていきますね。雪国はとくに。
 この時もくろんでいたシングルトラックは、わりあい人気のあるコースなので、初めてでもそんなに怖いという感覚はありませんでした。ただ、林間なので早く暗くなって折角のMTBが楽しめないからやめました。やっぱり楽しいことを追求しないとね。

投稿: はいかい | 2011/12/26 18:31

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