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2011/11/29

亀岡盆地周遊

 11月最後の日曜27日は、氷ノ山のMTB登山をもくろんでいた。ところが、21日の遅い初冠雪の後、インターネットのライブカメラでわかさ氷ノ山スキー場の経過監察を続けていたが、26日夕方も標高900m以上のゲレンデは真っ白のまま。こりゃあダメだ。登山道は雪に覆われているし、登山口までクルマで行けるかも怪しい。今シーズンはもうあきらめよう。6月のスズコの時期に行っているし。
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 ということで、この夏頃から自転車に目覚め、「一度一緒に走りたい」といってくれていたすうさんに連絡。氷ノ山に行くと一度断っていたにもかかわらず、快くOKしてくれた。
 クルマの中の自転車をMTBからランドナーに積み替えて、10時過ぎに薄曇りの丹後を出発。暖かく穏やかな晩秋の一日だ。アプローチの往路は、綾部から国道27号線経由。和知でガソリン補給。京都府屈指の安さのガソリンスタンドで129円/L。セルフサービスだが、ガソリン携行缶は店員を呼んで入れてもらう。これでスーパーカブの分も補給できた。
 国道27号線が、国道9号線に合流する手前で府道50号線に乗り換える。殿田(日吉)から府道19、25号線とつないで八木へ。大堰川の流れと紅葉がきれいだ。クルマを止めて写真を撮りながらの、のんびり紅葉ドライブ。ロードレーサー、クロスバイク、小径車と自転車に乗って休日を過ごす人の姿が丹後よりも多い。
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 予定通り12時半に、八木の大堰橋東詰近くの集合場所に到着。この時期丹後では時雨模様が多いので、すうさんの居住エリア口丹波を舞台としたが、今日はどちらも同じような薄曇りの天気だ。
 自転車を組んで出発準備を整えていると、約束の13時にロードレーサーに乗ったすうさんが登場。会うのは2月の中旬、氷ノ山での粉雪スキー登山以来か。すうさんがゲットしたロードレーサーの話題、そして4年前にすうさんから私の元へやってきたランドナーの話題、と自転車のお話に花が咲く。いつもインターネットでのコミニュケーションだが、やはり会って話すのはまた違う。
 ひとしきり話をしたら、スタート。府道25号線を行く。膝の調子が悪い私を気遣ってすうさんはゆっくり走ってくれている。
 広の沢池(水鳥の池)にはたくさんの渡り鳥。久美浜湾や天橋立の内海の阿蘇海でもこの時期渡り鳥がいるが、ここは池が狭いので一面高密度である。その池のほとりを通過しているときに左前方の上空にパラグライダーを発見。すぐ近くが着陸ポイントというので行ってみる。その間、小高い山の頂上付近から次々とパラグライダーがテイクオフ。山は三郎ヶ岳というらしい。616mの山頂直下から標高差500mのフライトだ。駐車場にはおそらく見物客や付き添いを含めてたくさんのクルマが止まっていた。実は私も16年前に一度体験飛行したことがある。標高差100m余りを単独で飛んだ。
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 パラグライダーを見学したら再スタート。府道25号線に戻り、出雲大神宮に向けて緩い登りで、チェーンに違和感を感じたと思ったら、力がすっぽ抜けるようにペダルが空回り。あちゃー、チェーンが切れた。
 さあ、どうしようか。とりあえずクルマに戻ったら何とかなるかも知れない。予備のチェーンがあったかな。なくても近くに買いに行くこともできる。走り出してから4km弱。緩い登りの途中だったので、しばらくは万有引力の法則で引き返せるけれど、その後平坦になったら足で蹴って進むしかないから時間がかかるなぁ。あるいは…、と別の方法を考えた瞬間に、すうさんが「俺の自転車に乗ってクルマに戻ってきたら」と提案してくれた。まさに私の頭に浮かんだアイデアだった。うん、やっぱりそれが一番良さそうだ。
 思わぬところで、ロードレーサーの試乗となった。ちなみにロードレーサーに乗るのは15年ぶり。あのときも、丹後半島一周ツーリングの途中で友人のロードレーサーを借りた。あれからずいぶんロードレーサーも進化している。ドロップハンドルもブレーキレバーの台座が持ちやすくなったし、何よりかつてはダウンチューブのダブルレバーで変速していたのが今やハンドルから手を離さずに変速できるようになっている(ちなみに私のランドナーは伝統のダブルレバーだ)。タイヤもチューブラーから700CのWOとなってパンク時の対応も楽になっている。とにかく、15年前は不安定で怖く感じたロードレーサー。スピードを出すことに特化した結果、いろいろなことをずいぶん犠牲にした偏った仕上がりの自転車だと感じていた(元々ロードレース用に開発された車種であり、レースとは無縁のツーリストの意見ととらえて欲しい)。もちろん今でもその傾向はあるのだが、乗りやすさに関しては良くなっていて、以前より魅力を感じた。
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 下り基調であっという間にクルマに戻る。物だらけの荷室を物色すると、新品のチェーンもチェーン切り工具もあった。これを持って、ロードレーサーにまたがる。復路はタイムと距離を計測する余裕があった。3.45kmを約10分(信号停止2回を含む)。ビンディングがあわない状態でもずいぶん早いなぁ。
 さて、チェーン交換だ。切れたチェーンと並べて長さを合わせて切ってから、自転車に通す。そしてつなぐのだが、つなぐ作業は大学時代以来20数年ぶりなので失敗しそうで不安だ。失敗したときのことを考えたらクルマで戻ってくればよかったとやや後悔したが、どうにか成功。ツーリングが再開できる。すうさんも興味深く見守ってくれた。
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 ちょっとチェーンを短く切りすぎたようで、アウターは使わずに走る。出雲大神宮を過ぎて、盆地の東の縁をどんどん南下する。西に目をやると亀岡盆地の田園を緩やかに見下ろす。
 保津橋を渡って、大堰川の右岸を行く。そのあとは市街地の細い道へ。このあたりクルマがうっとおしく感じられる。
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 横道から出てきた自転車に乗った子ども2人組が、我々を追いかけてきた。「追いついたぞ」という声が聞こえたので、前をいくすうさんに「ちょっと引き離してやりましょうか」と声をかけて加速。「ああ、もうだめだ」という子供の声に満足する、大人げないおっさんだった。
 千代川を過ぎて月読橋で大堰川左岸に渡り再び川岸の道を行く。クルマが少なくなって快適。そしてあっという間に大堰橋東詰のクルマが停めてある場所にゴール。
 二人で一緒に走った距離はちょうど20kmくらい。私はロードレーサーを試乗した6.9kmがそれに加わり、すうさんは家までの往復自走分が加わる(20数kmか)。すうさんにお礼を言って、ジャージのポケットにはいるだけ柿を渡して、お別れ。
 帰路は再び府道で日吉を経由したあと、丹波から国道9号線で福知山経由。往復ともアプローチは120km弱だった。
 翌朝、わかさ氷ノ山スキー場のゲレンデの雪は溶けていた。もっと標高の高いところ、あるいは林間の登山道には溶け残った雪があるだろうけど。
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コメント

 わずか20kmのツーリングに120kmを車で来てくれてありがとうございました。はいかいさんの装備類やチェーンの対応など勉強になることがたくさんありました。
 いつも一人で走っていますが、複数で走るのは楽しいですね。また、お願いします。今度はボクがそちらに近づきますよ。
 今は暖冬だけど、長期予報では1月2月は寒くなるらしい。雪山もよろしく!

投稿: すう | 2011/12/04 00:01

 やっぱり消耗品はちゃんと交換しておかないとダメですね。現場でも言ってましたが、2ヶ月前の野麦峠のような山深い地でチェーンが切れたら大変なことでした。
 またスポーク折れにも対応できるように、スプロケットを外す工具を注文しました。
 さて、ロードレーサーに15年ぶりに乗ったことをBULLDOGでも話題にしたのですが、やはり近年ずいぶん全体のバランスがよくなり、ロードレース用途のみならず使いやすくなっているとのことでした。ロードレーサーとあまりいわなくなったのもそのせいかもしれませんね。そして、15年前に乗ったロードレーサーですが、貸してくれた友人がその10年近く前に買ったものなので、20年以上前のモデルということになります。進化を感じるわけですね。
 膝は順調に回復しています。トシなのでゆっくりとですが。

投稿: はいかい | 2011/12/04 01:21

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