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2011/11/29

亀岡盆地周遊

 11月最後の日曜27日は、氷ノ山のMTB登山をもくろんでいた。ところが、21日の遅い初冠雪の後、インターネットのライブカメラでわかさ氷ノ山スキー場の経過監察を続けていたが、26日夕方も標高900m以上のゲレンデは真っ白のまま。こりゃあダメだ。登山道は雪に覆われているし、登山口までクルマで行けるかも怪しい。今シーズンはもうあきらめよう。6月のスズコの時期に行っているし。
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 ということで、この夏頃から自転車に目覚め、「一度一緒に走りたい」といってくれていたすうさんに連絡。氷ノ山に行くと一度断っていたにもかかわらず、快くOKしてくれた。
 クルマの中の自転車をMTBからランドナーに積み替えて、10時過ぎに薄曇りの丹後を出発。暖かく穏やかな晩秋の一日だ。アプローチの往路は、綾部から国道27号線経由。和知でガソリン補給。京都府屈指の安さのガソリンスタンドで129円/L。セルフサービスだが、ガソリン携行缶は店員を呼んで入れてもらう。これでスーパーカブの分も補給できた。
 国道27号線が、国道9号線に合流する手前で府道50号線に乗り換える。殿田(日吉)から府道19、25号線とつないで八木へ。大堰川の流れと紅葉がきれいだ。クルマを止めて写真を撮りながらの、のんびり紅葉ドライブ。ロードレーサー、クロスバイク、小径車と自転車に乗って休日を過ごす人の姿が丹後よりも多い。
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 予定通り12時半に、八木の大堰橋東詰近くの集合場所に到着。この時期丹後では時雨模様が多いので、すうさんの居住エリア口丹波を舞台としたが、今日はどちらも同じような薄曇りの天気だ。
 自転車を組んで出発準備を整えていると、約束の13時にロードレーサーに乗ったすうさんが登場。会うのは2月の中旬、氷ノ山での粉雪スキー登山以来か。すうさんがゲットしたロードレーサーの話題、そして4年前にすうさんから私の元へやってきたランドナーの話題、と自転車のお話に花が咲く。いつもインターネットでのコミニュケーションだが、やはり会って話すのはまた違う。
 ひとしきり話をしたら、スタート。府道25号線を行く。膝の調子が悪い私を気遣ってすうさんはゆっくり走ってくれている。
 広の沢池(水鳥の池)にはたくさんの渡り鳥。久美浜湾や天橋立の内海の阿蘇海でもこの時期渡り鳥がいるが、ここは池が狭いので一面高密度である。その池のほとりを通過しているときに左前方の上空にパラグライダーを発見。すぐ近くが着陸ポイントというので行ってみる。その間、小高い山の頂上付近から次々とパラグライダーがテイクオフ。山は三郎ヶ岳というらしい。616mの山頂直下から標高差500mのフライトだ。駐車場にはおそらく見物客や付き添いを含めてたくさんのクルマが止まっていた。実は私も16年前に一度体験飛行したことがある。標高差100m余りを単独で飛んだ。
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 パラグライダーを見学したら再スタート。府道25号線に戻り、出雲大神宮に向けて緩い登りで、チェーンに違和感を感じたと思ったら、力がすっぽ抜けるようにペダルが空回り。あちゃー、チェーンが切れた。
 さあ、どうしようか。とりあえずクルマに戻ったら何とかなるかも知れない。予備のチェーンがあったかな。なくても近くに買いに行くこともできる。走り出してから4km弱。緩い登りの途中だったので、しばらくは万有引力の法則で引き返せるけれど、その後平坦になったら足で蹴って進むしかないから時間がかかるなぁ。あるいは…、と別の方法を考えた瞬間に、すうさんが「俺の自転車に乗ってクルマに戻ってきたら」と提案してくれた。まさに私の頭に浮かんだアイデアだった。うん、やっぱりそれが一番良さそうだ。
 思わぬところで、ロードレーサーの試乗となった。ちなみにロードレーサーに乗るのは15年ぶり。あのときも、丹後半島一周ツーリングの途中で友人のロードレーサーを借りた。あれからずいぶんロードレーサーも進化している。ドロップハンドルもブレーキレバーの台座が持ちやすくなったし、何よりかつてはダウンチューブのダブルレバーで変速していたのが今やハンドルから手を離さずに変速できるようになっている(ちなみに私のランドナーは伝統のダブルレバーだ)。タイヤもチューブラーから700CのWOとなってパンク時の対応も楽になっている。とにかく、15年前は不安定で怖く感じたロードレーサー。スピードを出すことに特化した結果、いろいろなことをずいぶん犠牲にした偏った仕上がりの自転車だと感じていた(元々ロードレース用に開発された車種であり、レースとは無縁のツーリストの意見ととらえて欲しい)。もちろん今でもその傾向はあるのだが、乗りやすさに関しては良くなっていて、以前より魅力を感じた。
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 下り基調であっという間にクルマに戻る。物だらけの荷室を物色すると、新品のチェーンもチェーン切り工具もあった。これを持って、ロードレーサーにまたがる。復路はタイムと距離を計測する余裕があった。3.45kmを約10分(信号停止2回を含む)。ビンディングがあわない状態でもずいぶん早いなぁ。
 さて、チェーン交換だ。切れたチェーンと並べて長さを合わせて切ってから、自転車に通す。そしてつなぐのだが、つなぐ作業は大学時代以来20数年ぶりなので失敗しそうで不安だ。失敗したときのことを考えたらクルマで戻ってくればよかったとやや後悔したが、どうにか成功。ツーリングが再開できる。すうさんも興味深く見守ってくれた。
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 ちょっとチェーンを短く切りすぎたようで、アウターは使わずに走る。出雲大神宮を過ぎて、盆地の東の縁をどんどん南下する。西に目をやると亀岡盆地の田園を緩やかに見下ろす。
 保津橋を渡って、大堰川の右岸を行く。そのあとは市街地の細い道へ。このあたりクルマがうっとおしく感じられる。
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 横道から出てきた自転車に乗った子ども2人組が、我々を追いかけてきた。「追いついたぞ」という声が聞こえたので、前をいくすうさんに「ちょっと引き離してやりましょうか」と声をかけて加速。「ああ、もうだめだ」という子供の声に満足する、大人げないおっさんだった。
 千代川を過ぎて月読橋で大堰川左岸に渡り再び川岸の道を行く。クルマが少なくなって快適。そしてあっという間に大堰橋東詰のクルマが停めてある場所にゴール。
 二人で一緒に走った距離はちょうど20kmくらい。私はロードレーサーを試乗した6.9kmがそれに加わり、すうさんは家までの往復自走分が加わる(20数kmか)。すうさんにお礼を言って、ジャージのポケットにはいるだけ柿を渡して、お別れ。
 帰路は再び府道で日吉を経由したあと、丹波から国道9号線で福知山経由。往復ともアプローチは120km弱だった。
 翌朝、わかさ氷ノ山スキー場のゲレンデの雪は溶けていた。もっと標高の高いところ、あるいは林間の登山道には溶け残った雪があるだろうけど。
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2011/11/26

寒くてもカブ

 25日もうらにし。止み間が少なく、雨の時間帯が多かった。たまにあられも混じった。午後から回復して夕方には曇りになる予報だったが、夜になってまた降り出した。
 26日は、晴れときどき曇。明け方まで雨が降っていたようで、朝の路面は濡れていた。舞鶴で仕事で、スーパーカブで出動。23日に収穫した柿を積んで、防寒着を着込んで走り出す。スキーのズボンを履いて膝かけしているので、下半身の自由が利かない。停車して足をつくのもちょっと窮屈な感じだ。走り出しは、観光客がうじゃうじゃいる天橋立を渡ったくらいはよかった。宮津市街から5月の大雨以来の通行止めが解除されたばかりの府道16号線から府道9号線と走っているうちに寒くなってきた。手が冷たいので、グリップウォーマーもオン。板戸峠を越えて舞鶴市にはいると霧が出てきた。さらに寒い。道路の温度表示は4度。由良川を渡る辺りで霧は晴れ、寒さが和らぐ。真壁峠を越えて職場に到着。室内は暖房が効き、さらに日差しが差し込んで暑いくらい。
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 昼過ぎに舞鶴をあとにする。宮津の友人の喫茶店で昼ご飯を食べてから帰宅。今日は舞鶴と宮津に柿を配達。家に帰ったらまた柿を収穫。週明けにまた配って歩こう。
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低空レインボウ

 11月24日はうらにし。晴れと雨が繰り返したので、虹が見られた。かつての前田日明の低空ブレーンバスターを彷彿させる低い弧を描いていた。ちなみに、UWFと新日本プロレスが業務提携していた1986年頃の前田のブレーンバスターである。と、自己満足の例え話なのである。
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赤石林道(与謝峠から双峰)

 この時期には貴重な晴れと自由な時間が重なった。しかし膝の具合が悪いので軽めのコース。
 丹後と福知山を結ぶ与謝峠は30年近く前に登坂車線つきの広くてカーブが緩やかな道路になったが、それ以前は離合困難な狭いぐねぐね道だった。だから、その当時は丹後と福知山を行き来するには、舞鶴を経由して現在の二倍近い時間をかけていた。現在の幹線道路、与謝トンネルの上には、往時の雰囲気を残す与謝峠の旧道が残っている。7年前の台風により、土砂に埋もれてもう復旧はないかと思われた旧道だが、いつの間にやら復旧している。その、与謝峠から双峰の直下まで、等高線に沿うような形で付けられているのが、赤石林道だ。大江山連峰のピークの一つ、赤石ヶ岳の東西の鞍部(与謝峠と双峰)をつなぐ舗装林道である。赤石ヶ岳はピラミッド(正確には三角錐)をしていてのような形をしていて稜線と稜線の間の面には深く入り組んだ谷はない。よって、その北面の三角形をほぼ水平に横切る赤石林道はほぼ全線に渡って展望がよく、勾配は少ない。
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 与謝トンネルの北側のパーキングスペースのトイレで着替えをする。本来ならここにクルマを停めて自転車に乗ればいいのだが、膝への負担を軽減するために旧与謝峠までクルマで登る。赤石林道を少しは行ったところの路肩の広がりにクルマを停めて自転車をおろす。今日はクロスバイク。朝の内までの雨で路面が濡れているので、シートポストに簡易泥よけを装着。
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 いきなり急坂なので、インナーローにギアを落としてゆっくりと登る。登りが落ち着いたら大展望の空中散歩。北側丹後半島の山並みの向こうに青い海がのぞく。紅葉もこの林道辺りの標高が最盛期。赤や黄色に染まった木々に囲まれて晩秋を満喫。クルマは通らないだろうと思ったのだが、たまに通行する軽トラックがあったり、道路脇に止まっている普通トラックがあったりする。なぜかすべてトラックばかりだ。急坂で追い越していった軽トラが止まっていた。パンクらしく、ジャッキアップしてタイヤ交換をしている。そういえば追い越されるとき妙な音がしていた。
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 パラグライダーの発射台を過ぎ、双峰直下へ。赤石林道はここまでだが、突き当たった道を右折して双峰へ登ることにする。大江山連峰の主峰千丈ヶ嶽と赤石ヶ岳の鞍部の双峰は、山河峠とも呼ばれ、かつては丹後と丹波を結ぶルートだったそうだ(「北山の峠」ナカニシヤ出版)。その後、車道が通った与謝峠が今では幹線道路となっている。双峰へ登る道は、与謝峠からの走り出しと比べてずいぶん緩やかに感じる。林道と一般道の違いと言うことか。セダンが追い越していった。今日唯一のトラックでない自動車だ。
 双峰にはロッジ群があり、落ち葉の掃除などをしている人がいた。道路が除雪されず雪に閉ざされる冬は目前だ。
 かつてスキー場があった双峰の斜面を眺めたら、あとは来た道を戻る。往復で10kmにも満たない短い走りを終えた。

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2011/11/21

やっと季節が追いついてきた

 何度か一時的な冷え込みはあったものの、暖かい秋である。11月中旬の先週ウィークデイは、朝のうちはしぐれていても日中には止んで、水木金の3日間はスーパーカブでの通勤ができた。特に18日の金曜は南風で暖かく、前日の雨予報も当日には夜遅くの雨とずれ込み、想定外のスーパーカブ日和となった。
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 土曜は宮津で勤務。しっかりと雨が降った。この季節らしからぬ、暖かい雨である。
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 日曜は「うらにし」のしぐれ模様。まさに「弁当忘れても傘忘れるな」である。季節風が強まり気温も下がってきた。日曜は止み間が多く、薄日が射す時間もあった。こういう日には虹がよく見られる(薄くて写真にはうっすらとしか写らなかった)。舞鶴での午前中のみ勤務を終え昼過ぎに帰宅したら、風と日差しで柿の実が乾いていたので収穫開始。次に降り出すまでの合間に、と一生懸命収穫したら、辺り一面柿だらけとなった。なのに木の枝にある柿の実は減った様子が見られない。すっかり熟して赤くなっている。早く収穫しなくては。でも量が多すぎて減っていく実感がない。
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 週明けの21日、月曜は気温がさらに下がり、あられが降った。ようやくこの時期らしくなった。やっとカレンダーに季節が追いついたようだ。そして氷ノ山がやっと初冠雪。1985年以降最も遅い初冠雪とのこと。
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2011/11/14

土日をうまく使えない

 11月の2回目の土日は、天気はまずまず。13日の日曜は仕事なので、12日の土曜が貴重な休日だ。うまく活用したい。先日の扇ノ山のMTB登山が楽しかったので、2匹目のドジョウを狙って氷ノ山に行こうと思っていたのだが…。出発前にふと気になってネットを検索してみると、やはり登山口へのアプローチの林道が9月の大雨で通行止めだ。とたんにやる気が失せる。別ルートから入山できそうだということもわかったが、しぼんだ気力は戻らず、明日日曜も、来週の土日も仕事なので、今日はゆっくり過ごしたいと寝たきり生活。
 夕方になってさすがにこれはいけない、とばかり外に出て、また二輪車の整備。スーパーカブのエンジンオイルを交換し、折り畳み小径車のサイクルコンピュータのセンサーの交換。ハンドルを折り畳むときセンサーの配線が断線してしまったようだ。これまでは、右のフォークにセンサーをつけていたが、新しいセンサーは反対側に。こちらの方が線が短くて済む。なぜ初めからこうしておかなかったのだろう。
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 13日の日曜は舞鶴で仕事だけれども、せめてスーパーカブで往復100kmの通勤ツーリングとしゃれ込もうと思っていたが、朝からあいにくの雨。しかも降っているのは丹後半島の北西部のみ。少し寒気が入っただけで雨が降るのは、この時期本来のこと。6時台の1時間に3mmと雨量は多くないが、短時間でそれなりに強い雨足。結局クルマで舞鶴へ。丹後半島の風下に当たる宮津市街に雨はなく栗田半島の西側で少しぱらつく程度。もちろん舞鶴も雨は降らず雲の合間から日が射している。舞鶴市街は由良ヶ岳の風下に当たる。弱い季節風でも海に面した北西斜面には雨を降らせ、山を越えて風が吹き下ろすところは日が射すという気象条件だ。
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 さて、途中与謝野町岩滝では、10年に一度のイベント「大名行列」の開催日。午前と午後に1回ずつ行列が練り歩くとのことで、会場準備のまっただ中だった。
 舞鶴からの帰り道に午後の部が見学できるかという思いがあったが、結局間に合わなかった。イベントには2万人が集まったと夜に報じられていた。岩滝、天橋立方面からのクルマの列とすれ違いながらの帰路。小回りの利くスーパーカブでなく、クルマなのでイベントの時間帯にはおそらく渋滞で身動きがとれなかったのではないか。間に合わなくて正解だったのかも知れない。
 そのまま家に帰るだけで日曜を終えるのは寂しいので、イベントの撤収作業の岩滝の海岸広場にクルマを停めて、クロスバイクで阿蘇海一周。走り終えると同時、あっという間に日が落ちた。
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 家に帰ったら、ヘッドライトをつけて柿を収穫。スーパーカブで知人に配達に行く。
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 月曜も、京丹後市は時折小雨がぱらつく天気。宮津は降らないのになあ。仕方なく、クルマで通勤。

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雨上がりの扇ノ山

 10月下旬から土日に雨が多いので平日の時間の空いた午後を利用。11月8日の昼前に職場を後にする。ブナ林の黄葉は終わってしまっただろうが、冬がくる前に、雪が降る前に扇ノ山を訪れておこう。丹後から香住を経て浜坂へ。自動車専用道路ができて楽になった。おそらくこれから冬場のカニの季節には、観光バスなどが増えることだろう。浜坂から内陸に入り、湯村温泉をかすめて兵庫・鳥取県の県境手前へ。そこから扇ノ山の懐に分け入る。海上集落を過ぎ、ぐいぐい標高を上げる。標高700~800m辺りが紅葉の最盛期だった。でも、茶色く枯れたような色で、あまり鮮やかではない。
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 標高900m付近の上山高原はススキ野原。ススキの穂が美しい。さらにクルマを進めて、小ヅッコ登山口へ。先客のクルマが1台停まっていた。
 自転車をおろして準備を整えていると、通り過ぎるクルマがあった。平日とはいえ、紅葉を目当てに人が訪れているようだ。
 今日の自転車はMTB。先日パンクをなおして、初夏以来5ヶ月ぶりの出番。去年のこの時期、そして今年の初夏には、今日と同じコースをランドナーで訪れた。ただし、この前の土日、つまり一昨日までよく雨が降ったし、この日も未明に雨。登山道は間違いなくぬかるんでいるので、工具なしでシートポストに装着できる泥よけを使う。靴は完全防水のトレッキングシューズ、そしてスパッツをつけて防備を固める。
 まずはMTBを押して笹の海を泳ぐようにして小ヅッコ小屋へ。その後は針葉樹の林間へ。緩やかな登山道は普段は登りでも乗車可能な区間があるのだが、ぬかるみにタイヤをとられるし、濡れた木の根は滑るし、ずっと押していく。
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 河合谷登山口からのルートが合流したらブナ林へと変わり、兵庫・鳥取の県境尾根を行く。路面状況は相変わらずで、たぶん下りでも快適に乗れないだろう。ブナ林はすっかり落葉だ。山頂までに、単独男性、男女づれの2組の登山者とすれ違った。
 大ヅッコ周辺から鞍部を経て山頂までは階段区間も現れ、路面状況が良くても乗車率は低い。大ヅッコの手前にMTBをデポして歩いた方が楽で早いのだが、やっぱり山頂で自転車の写真を撮りたい。お荷物とか下地転写を押したり担いだりして大ヅッコへ登り、鞍部に下って、そして山頂に登り返す。急斜面の合間に乗れる区間を見つけてMTBにまたがる。
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 山頂手前の展望テラスで、西側(鳥取県側)の景色を望む。伯耆大山の輪郭がうっすら見える。山頂は雲に隠れているようだ。鳥取市街も白くかすんでいる。また空模様が不安定になって、霧が出てきているようだ。
 山頂に到着。いよいよ霧が出てきて、氷ノ山は肉眼でのみ輪郭が確認できる。残雪期にはスキーを楽しむ山頂東斜面のブナ林は、幽玄の森といった感じ。
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 山頂小屋から物音がするが登山者とは出会わないまま、とっとと下山開始。ぬかるみと濡れた木の根に苦戦しながらできるだけMTBに跨っていこうとするが、乗車率はいつもよりかなり低い。2回落車(自転車は前転、人間はハンドルを飛び越して着地)して、あきらめて消極的な乗り方に変更。
 階段区間は自転車を押して越えて、大ヅッコの北の斜面が緩やかになったところでまたMTBに跨る。やはり苦戦。霧が濃くなり幻想的な雰囲気。
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 いつものように下りは河合谷登山口へ。こちらの方が若干木の根が少なく、乗車率は高いような気がする。それとブナの黄色の中(今日は落葉の茶色の中だが)に映える紅いモミジが見られる。
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 登山口近くまで下ると霧はなく、西側に開けた河合谷の大根畑から西日が射す。「秋の夕日に照る山、紅葉」の情景である。
 自転車を担いで最後は階段を下って舗装路に降り立つ。日暮れが近づき、息が白い。農作業と思われるトラックが数台通り過ぎた。畑か牧場か。親水公園で靴とMTBのタイヤの泥んこを荒い流す。粘り気の多い泥と乗車率の低さのせいで、泥よけの裏には全く泥が付いていなかった。でも、水で濡らしたし舗装路なのでこの後は泥よけが仕事をしてくれるはずだ。
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 県境を越えて、鳥取から兵庫へ。上山高原が見える。登山口に止めたクルマも見える。そしてあっという間にそのクルマに戻った。
 つるべ落としの秋の夕日と競争するように、急いでMTBをクルマに納めて帰路に就く。上山高原からは海岸の町明かりと、その向こうに明るい漁り火。空には丸い月が煌々と照っている。
 紅葉は終わっていたし乗車率は低く景色も良くない。それでも山に来ると充実感が得られる。いい気分だ。

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2011/11/06

土日は今週も雨だった

 5日の土曜は、前夜の予報によれば昼過ぎから夕方の降りだしとのことだったので(いつも京都府北部、兵庫県北部、鳥取県を重点的にチェック)、何とかなるんではないかという期待も少しはあった。
 しかし、朝起きてインターネットで降雨レーダー画像やライブカメラを見れば、既に鳥取県西部は雨。その後、順調に東に雨の範囲を広げ、9時頃には兵庫県内で雨が降り出した。降雨レーダーの雨のエリアに入ってしばらくすれば、ライブカメラに映る道路は濡れて光っている。兵庫県と京都府の境には大きな山はないせいなのか、丹後半島で雨が降り出したのはすぐあと。10時過ぎだった。
 こうなると、天気の良かった3日に活動をしないで過ごしたことが悔やまれる。でも、あの日朝から「今日の晴れを有効に使わなくては」という思いを持ちながら、休日をだらだら過ごす誘惑に負けてしまった。もう若くないのである。
 腹いせに、4日の通勤で自転車に乗っておいた。土曜は、スーパーカブの消耗品交換に当てる(前の記事の通り)。
 日曜も雨。もうあきらめている。ごろごろ過ごして、夕方BULLDOGにスポークが交換された小径車のホイールを受け取りにいった。
 それにしても暖かい。雨でも20度を超えた。道路はカエルが飛び跳ね、夜はゲコゲコと合唱している。来週は平年並みに気温が下がるということで、風邪をひく人が増えるんじゃないかな。
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スーパーカブタイヤなど消耗品交換

 前々日、チェーンや後輪の車軸の調整を行ったが、実はそれは布石。走行2万kmを超えてちょうどきりもいいし、タイヤ、チューブ、リムバンド、ブレーキシューなどホイールまわりの消耗品を交換した。すべて前後輪ともに交換して3時間ほどかかった。雨の休日。11月というのに、蒸し暑くて汗をかいての作業となった。
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 前輪はおそらく(私は走行距離5770km以降のオーナーなので)新車からそのままのタイヤ、チューブだと思われる。パンクに強いタフアップチューブでなく普通のチューブが入っていた。リムバンドもきれいな状態であった。チューブはタフアップチューブにし、リムバンドも新品に交換。とにかくできるだけパンクの可能性を減らす。ブレーキシューはどうやって交換するのかわからなかったが、エキスパンダー(←懐かしい言葉)のように広げて交換することがわかった。仕組みも単純だ。
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 車軸のナットのみではずせる前輪と比べて、後輪の着脱はブレーキの処理が必要だしチェーンケースやマフラーがあって少し手間がかかるしコツがいる。後輪のタイヤ交換は3回目。1回目は2010年6月。2回目は2011年3月にパンクしたとき。そして今回、2011年11月。2010年4月以降、走行距離が増えているので、1年持たない状況だ。
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 今年に入って2度目で、最も短い期間での交換だが、その1つ前のタイヤは冬(それも大雪だった)を越えているので走行距離はそちらの方が短かったと思われる。正確には記録していないが、おそらく平均して5000~6000kmで交換したのではないか。リムバンドも切れかけていて、後輪はかなり過酷なようだ。去年はスポークが折れたし。
 今年3月に交換したタイヤは、その前のものと比べて余り減らない、という印象だったのだが、つい先日気付いたらつるつる。まずいと思って11月1日夜にインターネットで注文。送金もネットバンキングを使い、4日に品物が届いた。文化の日の休日を含めて注文から3日とは早い。ありがとう、アウトスタンディング。
 これで後輪のタイヤは4本目。新聞配達などでも使われているという摩耗に強いものを選択。固くて装着に苦労した。どれだけ持つだろうか。ただし、それまでの一般的なタイヤと比べて値段はさほど変わらないので、摩耗の耐性アップと引き替えに、当然デメリットがあるはず。おそらくグリップが弱いのだろう。例えば、同じゴムの摩擦力を利用しているのが自転車のブレーキシュー。制動力のいいものは減りが早い。そう思って、ネットで検索してみたらやはりこのタイヤの難点はグリップの弱さとのこと。ブレーキシューを換えたこともあるし、慣れるまでは慎重にブレーキをかけないといけない。
 それと、去年10月にスポークを交換したとき、角をなめてしまったニップルも交換した。角をなめているのでニップルレンチが役に立たない。そこでタイヤを外したときにリム側からドライバーを使ってニップルを回さないといけない。3月のタイヤ交換のときには忘れていたので、今回試みた。が、ドライバーの穴もなめてしまっていてどうにもならない。仕方ないのでスポークを切って交換。スポークはホイール1本の分まとめて買ってある。

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2011/11/05

暑くて柿の実が多い晩秋

 11月というのに、20度を超える日が続いている。4日には豊岡で25度を超える夏日となった。天橋立を行き交う観光客の半分くらいは半袖だ。
 10年くらい前には、11月になると「うらにし(浦西)」と呼ばれる時雨模様となって、なかなか自転車に乗れる日がなかった。それが、この数年11月にも結構安定して晴れる日が現れるようになり、今年に至っては連日晴れということも珍しくない。ただし、10月下旬から土日ごとに天気が悪いけれど。
 去年は実が少なかった柿だが、今年は多い。枝が重みに耐えられず下を向いている。
 1000m未満の標高の低い山のブナ、ナラ、クヌギなどはあまり黄葉しないで、茶色く枯れている。
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自転車とスーパーカブのメンテナンス

 休日になると、遊びに出るか、ぐったりと寝たきり生活かなので、文化の日に色々たまっていた遊び道具のメンテナンスをする。
 まずはパンクしたまま半年の間放ったらかしだったMTB。ゴム糊とパッチで穴を塞ごうとしたが失敗して、すでにもう一箇所パッチが貼ってあるチューブだったので、それは諦めて新品のチューブを入れる。その前に、パンクの原因はリムとチューブの擦れと思われるのでリムテープをずれない粘着式のものに交換。これでMTB復活。
 次に前々日、後輪の異常に気づいた小径車。スポークが折れていた。何と3本も。おそらく後輪の振れに気づいたときにはすでに2本折れていて、そのまま乗り続けたため3本目も折れたのではないだろうか。1年半で1800km近い走行距離。重量級のライダーに耐えているスポークなので仕方ない。それに、タイヤをノーパンクにしたせいで衝撃が伝わりやすいのだろう。これは自分ではどうしようもない。
 そして、スーパーカブの後輪の軸の調整。チェーンが伸びていないか確認するが、張り具合は適度だった。耐久性の強いチェーンに換えたのは正解だったようだ。しかしなぜか後輪の軸が歪んでいて、まっすぐに直す。これでハンドルが安定した。ちなみに、走行距離が前日に20000kmを超えた。私がオーナーになってからは3年で15000km弱。そのうちの10000kmほどは最近の1年半で走っている。
 さらに柿の収穫。
 自転車に少し乗ろうかと思っていたのだったが、小径車のスポークが折れていたので意気消沈。後輪を外し、柿と一緒にスーパーカブに積んで自転車屋さん「BULLDOG」へ。柿を差し入れホイールの修理を依頼。
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丹後半島縦貫林道大内線

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 3日前(10月28日)に鳥取県三朝町の若杉山の登山には自転車を利用したが、登りのほとんどは押しまたは担ぎだったし、下りは乗車率6~7割くらいだった。全行程の中でペダルを漕いで進んだのはほんのわずかのことだった。
 もう10日間くらいまともに自転車を漕いでいない。そこで、11月1日、夕方少し早めに仕事を切り上げた。1時間くらいで周回できて、そこそこアップダウンがあって、景色がよくて、クルマが少なくて、近場。丹後半島縦貫林道大内線を走ろう。そういえば去年の今頃にも走ったのだが、工事のため中途半端にしか走れなかった。今回は、道路を管理している京都府丹後広域振興局のWebサイトで通行規制状況を調べて、大内線については全線走行可能であることを確認してある。しかしそれ以外の区間では、初夏の大雨以降ずたずたに寸断されている。ちなみに、丹後半島縦貫林道は全線舗装されている。
 ランドナーで走った去年は阿蘇海(与謝野町岩滝)側からの周回だったが、今回は内陸(京丹後市大宮町)側からの周回としよう。小径車での走行なので標高差を少な目にするのだ。
 大宮町三重を周回の起点にしようかと思ったが、京都縦貫自動車道の建設工事の車両が出入りして落ち着かないので、大内峠に登りここにスーパーカブを停める。しかし、ここまで来てなんだかやる気がでない。早くも西に傾いた太陽と肌寒さで気持ちが萎える。天橋立やもみじを見ながら時間が過ぎていく。もう止めようか、と何度も思ったが、とうとう意を決してスーパーカブの荷台から小径車をおろす。半袖のシャツに着替え、ウィンドブレーカーを来て出発だ。
 16時14分、まずは標高160mの大内峠から三重に下る。自転車にまたがったら俄然やる気ができた。京都縦貫自動車道の建設現場を過ぎて、16時20分、三重(標高68m)。府道655号線で延利(のぶとし)へ。田園風景の中、竹野川上流部に沿って緩やかに登る。痛めて回復しつつある膝には適度な負荷。久しぶりのペダリング感覚が心地よい。正面には丹後半島最高峰の高山などの山並み。ブナ林は黄葉せず今年は茶色く枯れた色になってしまい余りきれいではない。暑くなってきたのでウィンドブレーカーを脱ぐ。11月の夕暮れどきというのに半袖である。それと気になることが一つ。後輪がかなり振れている。スポークの調整が必要だが、あいにくニップル回しを携行していない。そのまま走る。
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 延利(標高120m)の集落から、府道53号線を岩滝側に少し下ったところが縦貫林道の入り口。まず左手に世屋方面への入り口を見送って、16時45分、右手の大内線に入る(標高100m)。
 これまでの道は交通量は少ないものの、たまに行き交うクルマがあった。しかし、縦貫林道を通るクルマは皆無。やはりこういう道が一番いい。ヘアピンカーブをいくつか越えて徐々に登っていく。道路は尾根を行くようになり、右手には山並みの向こうに夕焼けの赤い雲、左手には徐々に天橋立が見えてきた。標高250mまであがったら道は下り始める。見晴らしのよい道路脇の広場にクルマが止まっていて、キャンプ用のテーブルと椅子を広げている人がいた。これが縦貫林道で出会った唯一の人。ちなみに先ほど大内峠で出発をためらっているときに通過したクルマだった。
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 17時15分、板列(いたなみ)展望所(標高208m)。天橋立と阿蘇海、岩滝の街が見下ろせる。また、日本冶金工業のステンレス精錬場の大きな敷地も眼下だ。横一文字の天橋立が端から端まで見えるのはここ。
 板列展望所からすぐが交差点となっている。右手(北西方向)は京丹後市大宮町森本へ下りる道。左手(南東)は岩滝に下りる道。つまり稜線の鞍部の峠である(17時18分、標高200m。)。1年前には、京都は逆方向の大内峠から縦貫林道に入ったが、何かの工事のためにこの峠の交差点までしか走ることができなかった。
 峠の交差点を過ぎると再び登り。最後のひと登りだ。標高242mまで登って、あとは大内峠へと下る。峠の手前に展望所がある。そこで見る夕景はきれいな宝石箱。岩滝の街明かりに帰宅のクルマのヘッドライトやテールランプが加わって輝いている。また天橋立にも外灯が連なって、真っ暗な阿蘇海を取り囲んでいる。
 17時31分、大内峠に戻る。走行距離は14.4km。ほんの1時間余りの走行だが、たくさん呼吸し、多くの血液が体を巡った感じがする。ただし、後輪の振れが幾分大きくなったようだ。スーパーカブに自転車を積んで帰路に就く。

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2011/11/01

伯耆大山の展望台「若杉山」

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 10月22、23日の土日は天気が悪かった。そして風邪を引いてしまい、さらに左膝が痛くて、平日の通勤もクルマに頼りっきりだった。つまりまるまる一週間、全く自転車に乗っていない。月末の土日は、パーッと派手に行きたいところだが、天気が怪しい感じ。流動的な週間予報では土日とも雨と発表されたこともあったが、金曜発表の予報では雨は土曜の夜以降で、朝のうちは晴れるらしい。病み上がりの体に、リハビリの必要な膝。いきなり激しい活動はしたくない。ならば、ちょうどもってこいのターゲットがある。鳥取県三朝町の若杉山(わかすぎせん)だ。今月の初めにやまあそさんのサイトで報告があり、その山頂からの大展望に魅了された。かなり上部までクルマで入れるので、お手軽コース。それ故、長いアプローチも可能で「遠くに行きたい」欲求も満たされる。
 というわけで10月28日、6時45分に出発。もっと早く出るつもりだったが、ついだらだらとしてしまった。とにかく日本海沿いを西に。途中無料の自動車専用道路ができて2時間ちょっとで鳥取。サーファーが波に乗る白兎海岸を過ぎ、青谷から無料の自動車専用道路に1区間だけ乗って、泊から内陸へ南下。東郷池の南東岸をかすめる。東郷温泉や羽合温泉に囲まれた湖はいかにも観光地。行楽をしている雰囲気になってくる。
 この辺りで頻繁に警察の車両とすれ違う。31日に開催される「豊かな海づくり鳥取大会」の応援部隊のようだ。ある車両は九州のナンバーだった。
 倉吉で国道179号線に乗り、食料を買ってさらに南下。国道482号線に乗り換え、岡山との県境を目指す。今日はうっかり中国地方のロードマップ(昭文社ツーリングマップル)を忘れてしまった。家で地図を見ていたときの怪しい記憶に頼って進む。幸い、今日の登山ルートはGPSレシーバーに入れてあるので目的地が近づけばそちらを頼りにできる。ただし、自分の位置と目的地が離れているときにはGPSレシーバーの地図を広域表示にしないといけないが、そうすると道路が国道だけしか表示されない。というわけで、国道482号線から県道283号線に入らねばならないのを、すこし通り過ぎてからもどる。ちなみに、カーナビゲーションシステムはない。
 国道482号線は、蒜山高原から我が京丹後市までの内陸部に延びる国道である(国道に昇格したときには途切れた区間が何ヶ所もあったが、一度全線開通となった。しかし、鳥取県と兵庫県の県境は2004年10月の台風23号以来再び途切れたままである)。海沿いの国道9号線の混雑を避け、大山方面からの帰路にこの国道482号線を使ったことが何度かある。そのときにいつも気になっていたのが、県道283号線の分岐である。
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 のどかな川沿いの下西谷という集落から橋を渡って県道に入り、山間部へと入っていく。山の紅葉がきれいだ。下畑、三軒屋、大谷と小さな山里が点在する。庭木の紅葉、柿の実が秋の深まりを感じさせる。
 道は狭い。対向車がやってきたので左に寄せて停止するが、向こうは佇んだまま動かない。十分に通れる幅を空けているはずなのだが。ドライバーを見れば高齢者だ。仕方がない、こちらが動くとするか。しかし、法面の落石が道路に散らばるのを防ぐワイヤに、クルマの左のボディーを擦ってしまった。
 最後の大谷集落を抜けると廃屋の集落があり、その先で道はダートとなるが幅は十分あるのでそのままクルマで進む。
 11時35分、翁草の保護地であることを示す看板と「←若杉山」の道標が居並ぶ広場にクルマを停める。190km、4時間弱の行程だった。
 クルマから自転車を降ろす。この山はかつて放牧地だったとのことでその作業道が高い位置まで付けられている。それを利用して今日は自転車による登山だ。一番楽なのはMTBであるが、あいにくパンクしている。チューブを抜いて穴も見つけてあるのだが、その先の作業が面倒で何ヶ月もほったらかしにしたままだ。というわけで、本日はランドナーでの登山。
 11時15分スタート。標高は690m。まずは林間のつづら折れ。勾配は急なのでほとんど押して登る。一ヶ所、作業道を横切る小さな沢があふれ土がぬかるんでいた。靴が泥んこ、少し中にも浸みた。
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 11時50分、景色が開けた。標高810m。牧草地跡に出た。目の前の若杉山はこんもりとした草原の山。そして左に視線をやる。見えた見えた、伯耆大山の大展望。向かって左に烏ヶ山、右に矢筈ヶ山、手前に蒜山連峰を従えて堂々とした姿を見せている。よかった、この姿が見えることが若杉山の値打ちを高めていると思う。
 若杉山本峰の手前のなだらかな小ピークが翁草の群生地のようで、ロープで囲まれている。その脇を抜けて若杉山南西尾根に取り付く。そちらの登山道沿いにも、何ヶ所かロープで仕切られた箇所があった。
 それまでの作業道はシングルトラックとダブルトラックの間のいわば1.5トラックというべき道だったが、南西尾根の道は完全なシングルトラックでしかも急登。クロモリフレームに泥よけなどもついた重いランドナーを担いであえぎながら登る。どうせ下りでも乗れるような勾配ではないのだから、自転車を置いて体ひとつで登れば楽なのだが、やっぱり山頂に自転車を置いて写真を撮りたい。
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 標高940m程でいったんなだらかになった。山頂までもう一息だ。最後の急登をかついで登り、12時41分、標高1020mの山頂に到着。なだらかで草原のような山頂だ。西側が大展望。大山は、初めて見えたときよりやや霞んだようで山ひだはわからなくなった。
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 山頂を過ぎて少し進んだところの岩の上に自転車を立てて記念撮影。日本海は何となく見えるようだ。北条砂丘の風力発電の風車が並んでいるのがぼんやり見える。そこが海岸線だ。
 岩の上に腰を下ろしてのんびりとパンを食べる。青空と大展望に満足。晩秋とは思えないぽかぽか陽気。半袖のシャツに七分丈のズボンで全く寒くない。
 13時15分、下山開始。山頂にいる間に大山上空は雲が広がり、大山の姿は徐々に薄れていく感じだ。
 標高940m付近で少し乗れただけで、それ以外の南西尾根上はやはり乗れなかった。最後に足を滑らせて尻餅。膝が本調子でなくリカバリーできなかった。
 しかし、1.5トラックに来れば水を得た魚のように乗れる。翁草の群生地(保護地)にも寄ってみるが、今花の時期ではない(4-5月だそうだ)。
 林間に入りつづら折れの作業道も気持ちよく下ってあっという間にゴール。13時55分。
 クルマに自転車を積んだら帰路に就く。空はすっかり薄曇り。倉吉や、鳥取は道が混むだろうから、やはり国道482号線で帰ろう。人形峠を越えて岡山県に入り上斎原へ。交通量は非常に少ないが、たまに追いついてくるクルマは恐ろしいスピードだ。追突されんばかりに背後に現れ、バックミラーで表情が見えるほどにぴたりと追走したあげくに、焦れて猛スピードで追い越していく。センターラインの色など全く気にしない様子だ。
 恩原高原へと続く渓谷沿いの紅葉は見事。そうだ6年前にもここを通り、紅葉がきれいだったことを覚えている。あの日は烏ヶ山の(スキーの下見)登山と扇ノ山の中腹の林道を自転車で走るというダブルヘッダーだった。
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 恩原高原、辰巳峠の辺りは全山紅葉。秘境佐治村を通過し、用瀬から八頭をへて若桜へ。若桜では手作りの「弁天まんじゅう」を買う。饅頭というが餡入りの餅だ。作り置きができないので、夕方には売り切れる。今日は何とか残っていた。入れ替わりに別の客も入ってきたので、危うく買えなかったかも知れない。
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 県境で途切れている国道482号線を離れ、国道29号線で兵庫県に入り、県道48号線若杉峠(わかすとうげ)を越えて養父市大屋へ。国道9号線を越え豊岡市出石町で再び国道482号線。この辺りは交通量が多い。豊岡市但東町で閉館間際の図書館に寄ってから、たんたんトンネルを越えて京都府京丹後市に戻る。家についたのは18時35分。実に196km、4時間半の帰り道だった。
 若杉山は、冬に再訪したい。ランドナーがお荷物と化した斜面は、スキーには適した斜度。草原の山なので少ない積雪でも滑ることができそうだ。
 日曜の天気予報は昼過ぎから雨ということに変わっていたが、実際には明け方から雨。

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