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2011/10/23

丹後半島の山里と海はすぐ近く

 3年前の秋に公開された映画「天国はまだ遠く」のメインロケ地を巡るお手軽コース。初めて走ったは4年前のこの時期。クランクインの前に地元紙に報道があり、どんなところだろうと訪れた。今回で3度目4度目。初めて小径車で走る。
 10月18日午後、アプローチはスーパーカブ。今日は晴れているが、風が冷たい。天橋立江尻を過ぎて丹後半島東海岸を北上。里波見で海沿いの国道178号線をそれ、少し内陸には行ったところにスーパーカブを停める。
 中波見、奥波見と緩やかに標高を上げていく。橙色の柿が実り、赤や黄に染まった木々を見ると深まりゆく秋を感じる。里には秋の花も鮮やかだ。
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 奥波見集落を過ぎたら、府道621号線と620号線との交差点でもある長坂峠へ。日ヶ谷への府道620号線は、5月の大雨以来ずっと通行止めだ。
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 長江へと一気に下る。途中には、一軒家が点在しているが、その中の一つが映画の舞台として使われた家だ。ただし、誰も住んでいない。映画のロケは4年前なので、かなり廃れた雰囲気となっている。
 峠からの標高差200m弱を下ると長江の集落。相変わらずたくさんの実を付けた柿の木。同じ時期に走るとこういうおなじみの景色に出会える。
 そして海に出会う。先ほどまで山里の風景だったのに、いきなり海。突然の景色の変化がちょっとおもしろい。今日はやや波があるが、この海岸は丹後半島の陰になるので冬場でも比較的穏やかなのだ。北よりの風は、ほぼ順風。ただし、クルマが時折通るのが気になる。都会からすれば交通量は少ないのだが、ほとんどクルマに出会わない道というのが自転車ツーリングの理想だ。
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 海沿いの長江集落は国道178号線の山側に家が並び、その向かいはすぐに砂浜だ。その道路と砂浜の間だのわずかな土地にも畑や花壇が作られている。砂浜の上には舟をしまう小屋が立てられている。また潮か飛び砂を防ぐのかはわからないが大きな土嚢が積まれている。海と山が迫った狭い土地をしっかりと利用している。
 長江の漁港のコンクリートの桟橋で写真を撮っていたら、ロードレーサーが走り去っていった。平日でもこうして自転車が見られるようになった。
 里波見まで戻って、自転車をスーパーカブに積んで帰路に就く。いつしか雲が広がり、ああ余計寒い寒い。

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2011/10/21

但馬御火浦

 アップダウンが激しい但馬海岸にあって香美町(旧香住)と新温泉町(旧浜坂)の境の但馬御火浦は、国道からそれて静かで険しい道が付けられている。クルマでは一度通り抜けたことがあるが、自転車では餘部から伊笹岬(香住崎)の灯台までピストンしたことがあるだけ。いずれも、15年以上前の話だ。
 今回はこの但馬御火浦を自転車で走り、山陰本線も利用しようという企画である。
 午後が空いている10月13日、丹後を出発。旧香住町内では自動車専用道路ができて一気に餘部へ。トータルでも丹後から70km弱を1時間余りだ。
 自動車道の終点まで走ってから少し東に戻って鎧駅へ。国道から小さな峠を越えないといけないので今まで訪れたことはなかったが、海沿いの小さな集落とホームから水平線が見える無人駅には、とてものどかな雰囲気がある。待合室には、訪れた人が書き込む落書き帳があった。
 インターネットの鉄道ファンのWebサイトにこの駅の写真が載せてあり、駅周辺にクルマを停められそうだったので、自転車は家から輪行袋に納めて積んできた。クルマから輪行袋とツーリングに必要な装備を下ろして一人ホームに立つ。程なく13時58分の列車がやってきた。計画通りである。
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 トンネルを抜けて餘部鉄橋へ。標高40mの空中散歩。下を走るクルマが小さい。鉄橋を渡ったら餘部駅。そのあとまた長目のトンネルを経て久谷駅。ここで下車。190円。今日のコースならば、鎧駅でなく餘部駅から列車に乗るのが普通だが、餘部駅は輪行には向いていない(詳しくは後ほど)のと、鎧駅を利用したかったのと、新しくなった餘部鉄橋を渡るため。
 久谷駅も、集落のはずれの小さな無人駅。西に傾いた秋の日差しがよく似合う感じだ。一緒に下りた高校生は列車が行ったあとホームから線路を渡って最短距離で集落へ。
 私は誰もいない待合室に入って、ここで自転車を組む。今日の自転車はクロスバイク。泥よけがないので分解組立や輪行袋の出し入れは折り畳み自転車と同じくらい手軽。ただ折り畳み自転車ほど小さくならないが、列車は空いているから問題ない。ベンチに座って出発準備を整えていると駅の前にパトカーが止まって、警官が下りてきた。「何をしているか」聞かれたが「見ての通り列車を降りて自転車で走り出す準備を整えている」のである。何でも「珍しく人がいるから来た」とのこと。監視カメラでもあるのだろうか。しかし、世の中物騒なのか、お巡りさんが暇なのか。列車を利用し、待合室を利用するだけで職務質問とは。
 気を取り直して出発。少しだけ国道178号線を西へ。クルマがうっとうしいが下りなのですぐ。久谷集落を抜けたら、右折。和田、赤崎集落方向へ。山陰本線の線路の盛り土の下をくぐるのだが、道路と川が隣り合ってトンネルとなっている。その名も「めがねトンネル」。国道をクルマで走るときに何度も見ていたトンネルを初めて抜ける。
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 のどかな秋の集落をぬけ峠へ。三尾トンネルを抜けると前方に海が広がる。そして足下には漁港と小さな集落。入り江を塞ぐような島は、大島というらしい。青く透明な入り江の中を漁船が行き交っている。
 とにかく、海までの距離に比べて高度の比が大きい。集落も漁船も小さく、周囲の断崖や島の巨大さが目立つ。一瞬、北海道の礼文島で桃岩トンネルを抜けたときに見える風景を思い出した。16年前、クルマで走ったときにも高い位置から小さな集落を見下ろした記憶はあるが、やはり自転車で来た今回の方が印象が強い。
 つづら折れの道を一気に急降下。写真を撮っているときに追い越した町営のマイクロバスが下の方で轟音を響かせている。
 小さな集落、三尾に下りたら今度は東に向かって海沿いの登りが始まる。港の上の高台は、入り江と大島の展望台。「御火浦」という看板が立つ。漁船を下りて上陸した漁師が港で立ち話をしていた。振り向けば壁のような山肌に今下ってきた道が貼り付いている。
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 三尾集落のはずれで法面と側溝の補修工事をしていた。そして、そこを通過したら「林道通行止」の看板が立っている。今年は、5月以降、大雨警報が何度も発令されあちこちで道路が傷んでいるが、今日走る路線の道路情報をチェックしてこなかった。全面通行止を知らせる看板には、「路面陥没」でなく「法面崩落」なので自転車は通れることを期待しよう。とにかく、先ほど下った絶壁を登り返すのは嫌だ。
 完全に集落は終わり、通行止めの道を走るクルマはなく、一人静かにペダルを回す。海沿いの絶壁を避け少し海から離れたところを行く道の登りはきつい。それでも、垣間見える海の景色や、色づき始めた山の色にいやされながらのんびりと行く。
 しばらく行くと土砂崩れの地点に到着。自転車を担いで乗り越える必要はなく、海側の幅1.5m程は土砂が届いていなくて倒木の下をくぐり抜けていけた。これでもう引き返す心配はなくなったが、登りはまだまだ続く。
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 一度、せっかくためた位置エネルギーを70m分ほど浪費する下りもあったが、伊笹岬(余部崎)の手前が最高地点。標高は300mをわずかに越えた。
 少し下ると白い灯台が木々の合間に見えた。そして一気に灯台へ。軽自動車が一台止まり、若いカップル。男の方がギターを弾いて、女の方がなんだかはしゃいでいる。明らかに私は邪魔者だが、せっかくここまで自転車で来たのだから一通り景色を見たり写真を撮ったりさせてもらわないことには立ち去れないのだ。
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 ウィンドブレーカーを着て、最後の下りへかかる。しばらく行くと御崎集落。険しい斜面に家々が貼り付いている。平家の落人伝説があるようだ。バス停がある。バスは、朝昼夕の3本。
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 さらに下って、余部集落と鉄橋が見えるポイントへ。18年前に岬まで自転車でピストンしたときにここから撮った写真がある。鉄橋は姿を変えてしまった。
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 集落に戻ったら自転車を止めておく場所を探す。結局、鉄橋下のパーキングスペースへ。そして徒歩で餘部駅へ。鎧駅までの楽しくない国道の峠道と、もう一つの峠道を走らず再び列車を利用する。
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 標高40mの餘部駅へはクルマの通れない細いみちをくねくねと登る。自転車で登っても楽しくない登り(後に下りはない)だし、輪行袋を担いで登るのはもっと苦痛だ。だから人間だけ列車で鎧駅に戻って、クルマで自転車を回収に来るのだ。この駅も待合室に落書き帳があった。ホームには私以外に女性が一人。鉄橋脇の駅から鉄橋の写真を撮っていると、向こうから話しかけてきた。京都市の嵐山の近くから来たという観光客だった。
 しばらく話をしていると、17時36分の列車がやってきた。さすがに昼間より運んでいるが、空席もある。鉄橋とトンネルを経て鎧駅までは140円。
 駅前にクルマを停めたから、自転車を乗せてくる必要はないのだ。鉄橋下で自転車をクルマに積んで帰路に就いた。

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昨今の自転車事情に思う

 「自転車の歩道走行に対する取り締まりを強化」とのニュースが聞かれる。これは、東日本大震災以降、特に自転車に対する評価の高まりに水を差さないかと不安に思う。エネルギー不足、地球温暖化、渋滞、生活習慣病などの問題をいい方向に導くのが自転車である。なのに、あまり日の目を見ないところに置かれてきた。
 こんな記事を見つけた。
 「歩道を猛スピードで走る自転車に衝突しそうになって、ヒヤッとした経験のある歩行者も少なくないとだろう。(略)ただ、自転車の歩道走行を厳格に禁止した場合、ルールに従えば自動車と同じ車道の左側を走ることになる。そうなれば、今度は左車線を走行するドライバーが肝を冷やすことにもなりかねない。(goo【新聞ウォッチ】危険な自転車、「歩道は禁止」周知徹底 警視庁)」
 何でこんなに自転車をアウェイとして見るのか。少なくとも車道では自転車は弱者なのだから、もう少し自転車に寄り添った書き方をして欲しいものである。
 自転車側から見れば、(自転車が走行可能な)歩道で前をよく見ずに歩いたり、突然方向を変えたりする歩行者に肝を冷やすことがある。車道を走っていて、猛スピードで走る自動車に衝突しそうになって、ヒヤッとした経験のある自転車も少なくない。
 最近、自転車が加害者になった交通事故がやたら注目されるが、それをはるかに上回る件数で自動車が歩行者や自転車をはねる事故が起こっていることを忘れてはいけない。
 そもそも高度経済成長の時代、自動車優先の社会風潮の中で車道から歩道へと追いやられた自転車。今度はまた車道に戻れというわけだ。自転車が歩行者をはねる事故が増えているからというが、今度は自動車が自転車をひく事故が増えるんではないか。40年前に戻るわけである。
 なにより、警察だってこれまで「自転車は歩道を走りなさい」といってきたではないか。
 実際、大学生の頃に自転車で車道を走っていたら、パトカーからスピーカーで注意された。追い越していったパトカーの後部座席では警官が振り返って手で歩道へと促すサインを送りながらずっと私を睨み続けていた。
 また、1997年8月の終わり、地球温暖化防止京都会議(COP3)のプレイベントの一つとして、CO2の排出が少ない自転車という乗り物をアピールする催しに参加した。具体的には、京都市内の五条通(国道9号線)を数km、自転車で走ってプレイベントのメイン会場にゴールするというものだった。スタート前に、主催者から「必ず歩道を走ってください」と告げられ参加者全員ずっこけそうになった。「国道ですし、警察の目も厳しいですから」というのが歩道走行の理由だった。つまり邪魔にならないように、目立たないようにというわけだ。全く、本気でアピールする気はあるのか、ジェスチャーに過ぎないのか。がっくりきたのを覚えているが、いま書いているのはそのことではなく、やっぱり自転車は歩道を走らなければならないという捉え方が一般的であったである。中学校の自転車通学の指導でも、歩道がある道では歩道を走りなさいといっていることがほとんどではなかろうか(と路上から通学の自転車を眺めていて思う)。
 ところが、むしろ最近では私自身は歩道を走ることが増えている。年をとって車道をクルマと張り合う気力がなくなってきた、あるいは考え方が柔軟になって交通量などを考慮しそのときは知りやすい方を選べるようになったといえる。そして、歩道が走りやすくなってきているということも大きい。バリアフリーが広がったせいか、歩道の段差が以前よりかなり小さくなって、なめらかに車道と歩道を行き来できるようになった。そうなると、自転車は自由である。歩道でも車道でも時と場合によって、あるいは気分次第で好きな方を走ることができる。
 この自由さはぜひとも確保し続けて欲しい。冒頭に書いたように自転車はとってもいい乗り物なのだ。自転車に乗る人が増えた方がいいのだ。自転車が加害者にならないように取り締まるのはいいが、自転車が被害者にならないように守って欲しい。車道を走る自転車がいるにも関わらず、危険な運転をするクルマを徹底的に取り締まって欲しい。そして、自動車や歩行者に邪魔されない自転車道の確保だ。
 ただし、危険な運転をする自転車乗りにはこういいたい。あなた方のせいで自転車が肩身の狭い思いをするとしたら、大変迷惑なことである。ブレーキのないピストに乗るサイクリストが「かっこいいから」とTVのニュースでインタビューに答えていた。かっこよさの基準がよくわからない。自己満足ではないのか。公道でのピストは悪者としか見られない。
 安全に快適に自転車が活躍できるようになって欲しいと思う。

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2011/10/10

秋風の丹後半島一周

 今年はまだ丹後半島一周をしていない。私の自転車ライフの原点。これなしでシーズンを終えるわけには行かない。思えば大雪で明けた2011年、薫風の5月が下旬までスキーシーズンになってしまった。例年、ゴールデンウィーク辺りがスキーと自転車の切り替え時期となっていたのに。こうして、最も自転車に適した初夏に丹後半島一周することができなかった。10年くらい前までならば、8月下旬、「晩夏」も丹後半島一周の適していた。しかし、近年の残暑。盛夏の時期と変わらない猛暑日が9月まで続く。とても自転車に乗る気にはならない。
 この秋には3連休が3回あるのでそのうちのどこかで実現しようと思っていた。こうして、10月10日の体育の日、今シーズン初、生涯通算36度目の丹後半島一周が始まった。
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 10時37分、スタート。ぽかぽか陽気に恵まれた10月の3連休。高気圧の後半に入り若干霞んでいるものの今日もいい天気。ツーリングの序盤は、南風に乗って北上。海沿いに出ても南西の追い風。行楽シーズンで、クルマ、オートバイが非常に多い。そして自転車も多い。海は青いが、水平線はぼやけている。旧丹後町では、各小学校で地域の運動会。知人に出会う。
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 経ヶ岬、カマヤ海岸と走り、本庄から国道178号線をそれて、府道623号線で野室崎、新井崎へ。国道よりも道は険しいが、海は見えるしクルマは減って快適。最近は、自転車やオートバイのツーリングでもこういう景色のいい道を選ばず「国道一直線」の人が多いようだ。まあ、お陰で静かに楽しめるわけだ。一月前なら、この道からさらに千枚田の中を行く枝道にそれるのだが、もう稲刈りが終わってしまっているので府道を行く。府道でも少し千枚田を見ることができる。
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 険しい坂を越えて伊根湾に降り立つと、観光客、釣り人、アマチュアカメラマンがうじゃうじゃ。少し前に役場が移転して、旧庁舎の跡地が舟屋を見られる絶好のポイント。
 伊根から天橋立の府中までの海岸線は快走ルート。晴れた午後には、日差しによって陸地が暖められて起こる対流現象、いわゆる「海風」に乗って走れるのだが、今日は南風のベクトルが強く海風は弱め。それでも若干の追い風なのでいい。しかし、クルマが多い。ほんの数秒が待てずにセンターラインを超えて自転車を追い越し、対向車を驚かせる運転。頭が悪いというか、民度が低いというか。
 純粋に丹後半島一周をするだけならば85kmほどなのだが、今日は100kmを超えようと思う。そこで、オプションとして天橋立の松並木の砂嘴を往復する。松並木も対岸の文殊堂の前も観光客が多い。
 砂嘴の往復を終えたら、府中の汽船乗り場で休憩。丹後一宮「籠神社」の境内の木々は既に色づいている。
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 阿蘇海の波打ち際の自転車道を通って、岩滝へ。与謝野町役場の横を通って大内峠を目指す。最近一押しの大内峠。丹後半島一周の終盤に超えるのは2度目。何たってクルマがほとんど通らないのがいい。そして最後に天橋立が見下ろせる。
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 京丹後市に下りたら、いつもの自転車店BULLDOGに寄り道しようと思うが、その手前で店長にばったり出会う。自転車の配達だ。そこで今日の報告ができたので、店にはもう寄らない。空にはモーターパラグライダー。
 家の近所まで帰ってきたら、本日の走行距離を100kmに乗せるためのオプション、弥栄平野田園コースを走る。サイクルコンピュータの距離は100kmを超え、GPSレシーバのTripOdmeterも99.91km。暗くなってきたのでライトをつけてゴールイン。
 GPSレシーバーのトラックをパソコンに転送して距離を出してびっくり。99.93km。TripOdmeterの距離に、計測されていないトンネル内などの区間を加えたら100に届くと思ったのに。GPSレシーバを新しいものに換えたのだが、GPSの電波の感度が向上しているとのことでトンネルのかなり奥まで計測できていたのが原因のようだ。しかし、あと70m。いや、あと20mでも四捨五入で100.0kmとかけるのに。まあ、サイクルコンピュータでは101.76kmなので、100km走ったことにしよう。

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余部鉄橋の下でたそがれポタリング

 10月9日、伊笹岬や御火浦を走ってみようと思ったが、出発が遅くて(いくら何でも14時半とは)、時間が足りません。とりあえず余部鉄橋の下のパーキングスペースにクルマを停めてクロスバイクをおろす。
 新しくなった鉄橋を記念撮影してからスタート。歩道橋で川を渡って、集落よりも東の海岸を流す。落石のためと通行止めにしてあるのでクルマは入れず、釣り人が歩いている。先には漁港と番屋があるようだ。
 そのあとは内陸部に向かって南下、20年近く前に止まったことがあり、既に閉鎖されている余部ユースホステルを探索に行く。もうすっかりどこにあったか忘れていて、少し前に在処を調べ太その記憶を頼りに行く。集落の南のはずれの丘の上にそれはあった。もう草木がぼうぼうでまともに玄関先に行けない。軒下をたどって玄関へたどり着く。完全に廃墟。既に夕暮れでまるで肝試しだ。押して登った急さかは、下りなかなかスリリング。
 窓から明かりの漏れる集落を通って、クルマに戻る。10kmちょっとのポタリング。
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2011/10/08

遊び道具あれこれ

 とうとう3台目のGPSレシーバ(GarminのeTrex)を買ってしまった。1台目を買ってからちょうど10年、奇しくもきっかり5年ごと。古い2台は共にPCとの接続ケーブルの端子のカバーから外装が痛んで来ていますが、これは実質的な使用には影響なし。問題は、GPSの電波をとらえる感度が鈍ってきているのと、液晶が薄くなって画面が見にくくなってきていること。
 とはいえ、全く使えなくなったわけではなく、スペックの劣る1台目VENTUREはともかく、2台目のLEGENDはまだ使えるのだが、3台目をゲットした理由は以下の2点。
 まずは、今年の2月に氷ノ山三ノ丸を歩いていたときのこと。ホワイトアウトの雪原の移動は、完全にGPSレシーバーに頼りっきり。どれだけ目を凝らしても周囲は真っ白。GPSレシーバーに不具合が怒れば完全に遭難だ。そのときは、同行者のものとあわせて2台のGPSレシーバーがあったわけだが、もし単独行でも予備を持っておく必要があると痛感した。
 次に、GPSレシーバーの高騰である。10年前には英語のモデルしかなく2万円台が標準的な価格だったのだが、日本語モデル、日本の地図搭載可能モデルが出てから値段が2~3倍に跳ね上がった。ただし、市販の日本地図データは搭載できない英語版モデルという選択肢も残されて、比較的安い値段で販売され続けていたのだが、とうとうそれも在庫限りとなってしまった。
 というわけで、カラー液晶で、microSDメモリスロット付きのLEGEND英語版28,350円をゲット。3台で、本体価格8万円弱を費やしたことになる。市販の日本地図データは搭載できないが、2台目のLEGENDで使っている、国土地理院のサイトからダウンロードしフリーソフトでeTrex用に変換したデータが問題なく転送できた。だから地図は無料だ。道路と海岸線と河川だけの表示だが、その分データ量は小さくて、500MBのmicroSDメモリに日本全国のデータを納めることができた。ちなみに、内蔵メモリしか使えない先代のLEGENDでは、遠征のときには目的地のデータを入れる必要があった。
 また、GPSセンサーの感度もアップ。家の中でも窓に近ければ測位してくれる。経年の劣化を差し引いても、前の2台よりいい。
 早速明日にも使ってみよう。
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 富山県上市町のHAPPYさんでステップソール加工およびチューンナップを施されたテレマークスキー板が戻ってきた。実は、1週間以上前に届いていたが、やっと梱包を解いたのだ。
 さあ、滑りは、歩きはどんな感じなんだろう。
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丹後半島縦貫林道奥寄線リターンマッチは小径車

 この春開通した丹後半島縦貫林道奥寄線。9月に走ったのだが、雲が多めでせっかくの展望が楽しめなかった。ひと月ほどが経過し、空気は澄んで遠くが見通せる。それに空気は乾き、暑からず寒からず、自転車で走ることが気持ちのいい季節だ。
 午後が開いている10月4日、申し分ない快晴だ。現地までのトランスポーターはスーパーカブ。こんな日に屋根付き四輪車は不要だ。京丹後市大宮町国道312号線水戸谷峠にほど近い酒戸古交差点の洗車場と自動販売機のあるパーキングスペースにスーパーカブを停めて折り畳み小径車をおろす。
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 とその前に、あまりの天気の良さに確かめたいことを思いつき、これから自転車で登る大内峠をスーパーカブで越えて天橋立江尻海岸へ。冠島、沓島の向こうに若狭湾越しの加賀白山が見えるかと思ったが、どうやら前衛がうっすらと見える程度。朝は見えていたかも知れない。
 酒戸古に戻り、今度こそ自転車をおろす。
 まずは、府道655号線。三重の集落には、彼岸花やコスモスなど秋の花が真っ盛り。府道651号線で大内峠への本格的な登り。
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 天橋立が横一文字に見える「一字観」の大内峠。オートキャンプ場から再び加賀白山を望むがやっぱり見えない。
 大内峠からさらに登る林道奥寄線へ。最高地点は標高300m余りで、まずは北側の竹野川流域の平野部が見える。テレビ塔の立つ西山、その向こうには日本海の青い水平線。最高地点を越えると、今度は西と南の展望が開ける。西の磯砂山から南の大江山連峰赤石ヶ岳と千丈ヶ嶽に連なる山並み。丹後と但馬あるいは丹波の国境の山並みだが、所々遠くの山々がのぞく。但馬中央山脈南端の妙見山の左には氷ノ山。山頂から、三ノ丸ピークを経て南に引く尾根がよくわかる。さらにそのはるか南には、東床ノ尾山。
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 開通記念碑のある広場を過ぎたら道は蛇行して一気に下る。田んぼが現れたら国道312号線はほど近い。そして交通量の多い国道を200mほどで酒戸古のパーキングスペースに戻る。

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2011/10/04

紅葉が先か彼岸花が先か

 丹後では、彼岸花はその名の通り9月下旬の短い時期に一気に咲き乱れて一気に姿を消す。紅葉は、11月になるころから始まり、最盛期は11月の下旬。つまり、ひと月以上の差があるのだが、今年はその順序の逆転現象が起こっている。
 ここ数年、特に彼岸花の咲く時期が1週間ほど遅くなっていて、10月に入ると同時に咲いている。
 今年の晩夏、そして初秋はトータルでは暑い傾向にあるものの、時折気温の低い時期があった。特に、9月は残暑と冷え込みの差が激しかった。
 9月20日ごろ日本を通過した台風15号が東に去った後の西高東低の気圧配置は、強い寒気を呼び寄せた。その影響か、9月下旬には街路樹を中心に木々が色づき始めた。しかしながら、その色は茶色くくすんで鮮やかではない。もともと褐色系が多いエリアではあるが、それでももっと明るい色になるはずなのだ。
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 9月末日の雨の後、また寒波がやってきた。衣替え寒波である。雨の翌日、1日は青空が広がり、一気に咲き乱れた彼岸花が鮮やかに映える。
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 そして、2日の午後から浦西模様。北西の風が吹いて、時雨が降ったりやんだり。3日の朝まで尾を引いた。山の木も色づいてきた。
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