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2011/09/29

飛騨と信濃を巡る峠三昧

 前日午後まで丹後では台風の影響による大雨警報。連休までどれくらい尾を引くかどうかぎりぎりまで待って見極めた末、前日午後に決行を決め、宿の予約を入れる。
 22日、仕事から帰って夜出発するつもりでいたが、眠くて危険なので仮眠をとる。23日午前3時50分出発。満天の星空の下の旅立ち。
 若狭湾に沿いから福井県を横断する形(若狭西街道、若狭梅街道、R476木ノ芽トンネルなど幹線を避ける)で美濃白鳥。さらに岐阜県内を北上する400kmのドライブ。時間が押して、美濃白鳥から飛騨清見まで、東海北陸道を使う。休日特別割引で600円。
 長野県境に近い高山市高根には正午前に到着。高根大橋の手前の広場にクルマを放置。山間部に入っていくと、空は曇りとなるが、それも時間とともに青空に変わる。
 クルマから自転車を降ろし、簡易キャリアを付けて一泊二日分の荷物をまとめる。自転車は、Vigoreオリジナルランドナーをベースに改造したパスハンター。13時過ぎにようやくスタート。

■23日(午後半日)高山市高根町 - 長峰峠 - 九蔵峠(開田高原)- 地蔵峠 - 木曽福島 - 木曽駒高原(泊)
    約55km 登り標高差累計約1000m
 時間が経つにつれ天気は良くなり、夕方には快晴。南東へと向かうコースなので、北西の強い風に押されて気持ちよく走る。
 県境の長峰峠から地蔵峠まで1時間半以上、ずっと御嶽が見えていた。頂上部分は雲に隠れがちだったが、剣ヶ峰が姿を見せた瞬間も何度かあった。木曽福島から最後に標高差300mの登りに苦しむ。
 木曽旅情庵ユースホステルに宿泊。列車とバス利用の男性、オートバイの男性と私の3人。私以外は登山が目的で、前者は木曽駒から山小屋2泊の南アルプス縦走。後者は御嶽山日帰り。寒い夜だった。
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■24日 木曽駒高原 - 木曽福島 - 境峠 - 野麦峠 - 寺坂峠 - 高山市高根町
    約65km 登り標高差累計約1400m
   
 朝、木曽谷の雲海を見下ろす。連泊を決めたのでキャリアを外して荷物を減らすが、朝一の下りだけのための防寒着は必要。昨日の風は想定通り止んで、天気は安定した晴れ。特に午前中は申し分のない快晴。境峠を越えると、乗鞍、そして穂高連峰が時折顔を見せる。奈川でそばを食べる。
 野麦峠を越えているときにすれ違ったサイクリストたちは乗鞍センチュリー・チャリティライド参加者。峠がチェックポイントとなっていた。
 境峠、野麦峠の大きな峠を越えて安心したせいか、最後の小さな峠、寺坂峠にはずいぶん苦しめられた。
 高根大橋に戻りクルマに自転車を積んで、昨日走ったコースをクルマでたどる。冷え込みのせいか、昨日はまだ色づいていなかった木々が紅葉し始めている。
 夜は、寝室でぐったり。木曽旅情庵ユースホステルは夕食の提供がないので、どんな人が泊まっているのかわからなかった。
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■25日はブロックタイヤのホイールに交換して月夜沢峠。
    約14km 登り標高差累計約400m

 この日の朝は、霧が木曽駒高原まであがっていた。前日よりはやや暖かい。その分、天気も良くないようだ。スコットランドから来た一人旅の女性と一緒に朝食。片言の日本語と片言の英語を交えてコミュニケーション。
 クルマに乗ってスタート。前日自転車で走ったコースをたどって野麦峠を目指す。やはり、紅葉の始まりを感じる。
 野麦峠の東、県道39号線の標高1320m地点にクルマを止めて自転車を下ろす。今日はブロックタイヤを装着し、ダートのダブルトラック「月夜沢林道」だ。少しはいったところにチーズ工房があり、舗装されていて、クルマが結構行き交う。
 チーズ工房を過ぎると、ダートになるが、その入り口には丸太の搬出作業中で通行止めという表示と鎖。日曜なので、鎖をくぐって進む。クルマで踏み固められた路面は走りやすい。水たまりが多くて、泥よけが役立つ。
 目的の月夜沢峠までの行程の半分近く来たところで、丸太の搬出作業現場。なんと作業中で、重機が道を塞いでいる。しばらく眺めていたが、諦めて引き返す。すると前方からオートバイの音。現れたライダーは「月夜沢峠の道はここでいいですか」と聞いてきたので、「そうだが、作業中」だということも伝えるが「とりあえずいってみます」と進んでいった。あの顔は突破するつもりだ。
 ところでその場所から作業現場までは、大きな谷を回り込む水平区間。ブッシュのため姿は見えないが、音の大きなオフロードバイクの位置はよくわかる。
 音が止まった。作業現場に着いたようだ。しばらくして再び音が聞こえる。どっちだ、遠ざかっていく。突破した。
 というわけで、私も行くことにする。水平区間なので標高差のロスはないのも幸いだった。
 重機は林道脇の広場での作業をしていて、難なく通過。その先は、勾配が急になり、道はガレている。乗車を諦めて自転車を押す。
 先ほどのライダーが戻ってきた。やはり未だ通り抜けはできないようだ。サスペンションのあるオートバイでもがれ馬は難儀なようで、エンストしていた。月夜沢林道は、数年前に峠の南側で崩落が起こり、しばらくは自転車や歩行者ならば通ることはできたが、その後さらに崩れて3年ほど前からはそれすら通行不能になっている。だから、峠の北の野麦峠側からのピストンする事しかできない。
 峠に到着したが、アプローチのクルマからは見えていた穂高連峰は雲に隠れ、手前の霞沢岳がうっすら見えるだけ。常念岳も見えない。御嶽山は、山頂部は雲に隠れ、田ノ原に伸びる稜線が見えるのみだ。
 しばらく景色を眺めていると、またオフロードバイクのライダーがやってきた。何か話しかけてくるがエンジン音がうるさくて聞き取れない。耳に手を当てると、やっとエンジンを止めてくれた。
 結構年輩の男性のようで、山が好きで30年以上前に名古屋から大町に移住してきたという。短い時間にたくさんお話をしてくれた。丹後にも来たことがあるとのことで、40年前に加悦鉄道に乗ったそうだ。
 ライダーに先行してもらい、ゆっくりと来た道を下っていく。ちょうど昼なので、丸太の搬出作業は休憩中。2人の作業員さんは、木陰でお昼寝中。
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 クルマに戻ったら、自転車を撤収して帰路に就く。飛騨高山の混雑を避け、久々野へ。そのまま南へ飛騨萩原、そして馬瀬、金山とひたすら幹線道路を避けて郡上八幡へ。白鳥へは、混雑と逆方向。交通量が少なく、のどかなドライブだった。
 あとは、往路と同じ道で丹後へ。帰宅は深夜になってしまった。
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コメント

 楽しんでこられましたね。vigoreを愛用して頂いてうれしいです。自転車もさぞ喜んでいるでしょう。
 峠越えをメインテーマとした旅行でしょうか。京都とは違い、山が大きいので大変だったでしょう。はいかいさんは複数の乗り物をうまく使いこなして、楽しい旅行をされます。

投稿: すう | 2011/10/01 18:18

 Vigore、いいですよ。すうさんといい、御大H氏といい、これを手放すなんて信じられません。まあ、好みがあるから仕方ありませんけどね。おかげで、2組のホイールを使い分けられるわけです。
 去年今年と夏には大きなツーリングをしなかったので、秋の連休が年間で最も大きな自転車ツーリングとなりました。去年は、国道最高地点の渋峠などをこえました。それ以前にも、麦草峠、しらびそ峠などだいたいこの時期は、峠越えツーリングをしていますね。涼しくなってくる頃ということ、短時間で充実感をえられるのはやっぱり峠越えということですね。

投稿: はいかい | 2011/10/01 19:55

はじめまして。こんにちは。この夏に木曽から月夜沢峠~野麦峠へツーリング(自転車)を考えていますが、崩壊はやはりそのままでしょうか・・地元の役場に聞きましたが、通行できない、との一点張り(通行規制しているので当然の反応ですね)で、工事をしているのかその予定なのか、詳細はわかりませんでした。

投稿: とし | 2012/04/18 11:04

としさん、はじめまして。
 ブログ拝見しました。いろいろと走っておられるようです。また誕生日は2日違いで、年齢も近いですね。自転車も、何台もお持ちのようで。
 月夜沢峠はまず無理でしょう。役場の回答がそうなら計画は見直した方がいい思います。復旧工事はしていないでしょう。雪に閉ざされていますから。野麦峠の冬期閉鎖もまだ明けてないですよね。工事を始めるなら雪が解けてすぐでしょう。次の冬期閉鎖が迫るなかで工事を始めるとは思えないです。ただ、ずっとほったらかしだったのに、この期に及んで復旧工事を始める可能性は低いですね。また、工事を始めたとしても開通まで数年かかるのかもしれません。法面が崩れて道をふさいだというのならすぐに復旧するんですけど、道路の崩落は相当に時間がかかるはずです。ちなみに、私の住む丹後半島でも、昨年5月の大雨で崩落した道路はまだ復旧していないところが何か所もあります。
 まあとにかく、去年の秋に月夜沢峠に行ったというだけで、再訪の予定もなく追跡調査はしていません。崩落個所も見ていません。そういう者の想像ですのであまりあてにしないでくださいね。

投稿: はいかい | 2012/04/18 23:41

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