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2011/06/14

千の水になって2011

 兵庫県の日本海側と瀬戸内側を分ける、つまり但馬と播磨の国境の山々。その瀬戸内(播磨)側の山と川を巡るショートコース。峠を越えて、越知川の清らかな流れに沿って下っていく周回コース。越知川の流域は「名水街道」と呼ばれ、近くには千ヶ峰。
 初めて走ったのは2007年の6月下旬。当時話題になっていた歌の名にちなんで、レポートの表題は「千の水になって」。千ヶ峰の麓を流れる名水のごとく下っていくというわけだ。以後毎年、ほぼ同じ時期に走りに来るようになって5回目。梅雨の晴れ間、いや数時間の止み間でも走れるショートコース。麓の里は麦秋。そして、大量の鯉のぼり群が見られることもある。
 さて、6月7日午後、播但をつなぐ国道312号線を南下し生野から播州の神河町、旧神崎の中心街へ。いつもは国道沿いのトイレつきパーキングスペースにクルマを置くのだが、今日は少し越知川の谷に入って山田地区の公民館のような施設の駐車場にクルマを置かせてもらう。正しくは、公民館でなく「山田区彩生館」とあって、背の高い山車が仕舞われているような木造の車庫も併設されている。広い敷地が無人の状態なので、数時間なら大丈夫だろう。
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 自転車を下ろして走り出す。すぐに木工芸センター「ピノキオ館」。その前を通り、国道312号線へ出る。越知川の本流、市川を遡る形で北上。黄金色に染まった麦畑を見ながらの田舎道なのだが、幹線道路でトレーラーなど大型車の通行がおおい。路肩も狭く、走りやすい歩道が見えたら迷わずそちらを選ぶ。2kmほどで去年までクルマを置いたパーキングスペース。さらに4km、国道を遡って、猪篠集落で右折。すでに標高を100m上げている。山間部の集落を抜け、獣害除けのフェンスを明けて通過、細い道を登る。越知ヶ峰林道である。猪篠からの標高差400m程で、峠へ。峠の名は現地の森林組合による表示板から「深タワ」というように思われるが、定かではない。
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 峠を越えたらお待ちかねの下り。しばらく下ると「熊野神社」がある。いつものようにお参り。
 そこからすぐに眼下に越知集落が見下ろせるポイント。小さな集落が手に取るようにわかる。お寺に人が集まって鐘を突いている。改築工事でもあったようだ。
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 その後は、さらに一気に越知集落へ。勾配のある土地に、田んぼや家の敷地が段々になっている。
 越知集落からは越知川に沿った名水街道。木造の旅館、今は営業していない雰囲気の散髪屋などレトロな雰囲気。真新しい白木のバス待合室が目をひく。
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 この先もずっと下り基調。県道から自転車道へ。自転車道といっても専用に整備されたものではなく、県道に沿った農道をつないだものだ。県道よりも川の流れに近く気持ちがよい。また、賽の神という大きな岩の露頭の下を通ったり、小さな橋を渡って神社の境内を通ったりという変化もある。
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 根宇野(みよの)集落では、鯉のぼりの大群が見られることがある。6月上旬でもまだ残っている年もあったのだが、今年はすでに片づけられているようだ。ちなみに、グリーンエコー笠形からずっと続いている鯉のぼりの大群だそうだ。
 根宇野辺りから谷は開け、広い麦畑の中を行く。黄金の麦秋だ。
 今日は越知川の谷までクルマを乗り入れたので、もうトラックの多い国道を走らなくてよい。下り基調のままゴールインだ。

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