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2011/05/27

山陰の雪遊びは扇ノ山で終わる

 5月17日が扇ノ山、つまり中国山地における今シーズン最後の滑走になるかと思われた。でも、1週間後にはまた訪れてしまう。何せ、この冬は30年ぶりの大雪。ビッグシーズンの締めくくりは、山陰のスキーの(自己)最遅記録更新をしたい。ちなみに、今までは2006年の5月22日が、もっとも遅い。
 5月24日、午後半日の空きを利用して扇ノ山を目指す。先週、河合谷登山口までクルマが入れることを確認しているので、兵庫県を通り抜け国道9号線蒲生峠を越えて鳥取県に入ってすぐの   を左折。兵庫県側の上山高原への道と比べて長く細い山道を登っていく。雨上がりの澄んだ空気がすがすがしく、斜面に牧草地が広がる河合谷牧場から見下ろす日本海が美しい。
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 平日にも関わらず河合谷登山口の「水とのふれあい広場」には、3台のクルマが止まっている。そのうち一台は「鳥取県自然保護パトロール車」とある。
 さて、身支度を整えて歩き出す。横倒しになった木をくぐっていかなければならないので、板はザックには付けず担いでいく。7分丈のズボンなので膝の動きが楽だ。
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 小ヅッコ辺りで男女連れの登山者とすれ違う。30代くらいか。ずっと土の上を歩いているが、今朝までの雨でぬかるんでいる箇所が多い。小ヅッコを越えると少し残雪が見られるようになる。それでも先週は一面の雪に覆われていたブナ林は、すっかり地面が露出。まとまった雨もあったし、下界は真夏日もあった。緑の葉が茂って、今月の上旬とは全く風景が違う。
 大ヅッコが近づくと、登山道に水が流れ出す。この先に残雪がある証拠だ。
 目指す雪原が見えてきたら、一般登山者ではない出で立ちの単独の男性とすれ違う。「鳥取県自然保護パトロール車」の人のようだ。板を見て「もうあまり滑れませんよ。この時期に滑ると木を痛めます」と言われる。物好きですいません。気を付けて滑ります。
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 山陰地方、あるいは中国山地以西に最後に残されたゲレンデ、大ヅッコ北斜面に到着。ブナの芽の殻に覆われて雪面は茶色。標高差は30mほど、距離は100mもない。斜面の下部にザックを置いて、板を履いて登る。ステップソールで十分な勾配だ。
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 雪原のトップに着いたら、板を外してその上の段も偵察。しばらくは雪がないが、少し行くとまた雪原へ。でもこちらは笹や細かい木が出ていて滑れそうにはない。
 下の段に戻って滑ることにしよう。ブナの芽の殻の上の滑走は快適とは言えない。折れた木の枝や顔を出した小さな木が邪魔になる。いろいろと撮影にかこつけて、比較的オープンな場所を何度か滑る。
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 滑りを楽しむというような感じではない。何度かターンをした、その既成事実を作ることが今日の目的なのだ。
 というわけで、あっという間に目的を達成して帰路に就く。ザックを回収し、板を担いで下山開始。
 登山口手前で、先ほどのパトロールさんを追い越した。登山道周辺を写真撮影したり、邪魔な木をよけたりしながら歩いているようだ。
 クルマに戻って撤収。泥に汚れたブーツを「水とのふれあい広場」で洗う。ほぼ同時に登山口に戻ってきたパトロールさんと少し話をした。彼の仲間にもテレマーカーがいるとのことだった。
 県境の方からクルマがやってきて、数名の男女が水を汲み始めた。聞けば上山高原から来たという。倒木はあったが、どうにか通り抜けられたとのこと。道路も1週間でだいぶ雪が解けたようだ。
 このまま帰るならば、上山高原を経由した方が早いが、今日は鳥取市内によって行くので河合谷牧場の道を下る。薄く霧が出てきた。県道31号線を利用したが、そこへ下るまでの山道はやはり長かった。上山高原経由でいったん兵庫県側に下って国道9号線を利用した方が距離は短いし、時間はかなり短縮できそうだ。
 というわけで、もうこれで扇ノ山でのスキーシーズンは終わり。中国山地は終わりということだ。次は、自転車で。

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