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2011/05/27

春なのに梅雨入りですか

 5月26日、九州北部をすっ飛ばして、中国四国近畿地方が梅雨入りした。「春なのにうらにしですか」という記事を書いてから、つまり冬場の日本海側の時雨模様が続いていた時期から1ヶ月経っていない。
 梅雨明けはいつ頃になるのだろうか。梅雨が長引くのか、それとも暑い夏が前倒しでやってくるのか。確実にいえるのは、「五月晴れ」「薫風」というさわやかな季節は非常に短かったということだ。

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山陰の雪遊びは扇ノ山で終わる

 5月17日が扇ノ山、つまり中国山地における今シーズン最後の滑走になるかと思われた。でも、1週間後にはまた訪れてしまう。何せ、この冬は30年ぶりの大雪。ビッグシーズンの締めくくりは、山陰のスキーの(自己)最遅記録更新をしたい。ちなみに、今までは2006年の5月22日が、もっとも遅い。
 5月24日、午後半日の空きを利用して扇ノ山を目指す。先週、河合谷登山口までクルマが入れることを確認しているので、兵庫県を通り抜け国道9号線蒲生峠を越えて鳥取県に入ってすぐの   を左折。兵庫県側の上山高原への道と比べて長く細い山道を登っていく。雨上がりの澄んだ空気がすがすがしく、斜面に牧草地が広がる河合谷牧場から見下ろす日本海が美しい。
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 平日にも関わらず河合谷登山口の「水とのふれあい広場」には、3台のクルマが止まっている。そのうち一台は「鳥取県自然保護パトロール車」とある。
 さて、身支度を整えて歩き出す。横倒しになった木をくぐっていかなければならないので、板はザックには付けず担いでいく。7分丈のズボンなので膝の動きが楽だ。
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 小ヅッコ辺りで男女連れの登山者とすれ違う。30代くらいか。ずっと土の上を歩いているが、今朝までの雨でぬかるんでいる箇所が多い。小ヅッコを越えると少し残雪が見られるようになる。それでも先週は一面の雪に覆われていたブナ林は、すっかり地面が露出。まとまった雨もあったし、下界は真夏日もあった。緑の葉が茂って、今月の上旬とは全く風景が違う。
 大ヅッコが近づくと、登山道に水が流れ出す。この先に残雪がある証拠だ。
 目指す雪原が見えてきたら、一般登山者ではない出で立ちの単独の男性とすれ違う。「鳥取県自然保護パトロール車」の人のようだ。板を見て「もうあまり滑れませんよ。この時期に滑ると木を痛めます」と言われる。物好きですいません。気を付けて滑ります。
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 山陰地方、あるいは中国山地以西に最後に残されたゲレンデ、大ヅッコ北斜面に到着。ブナの芽の殻に覆われて雪面は茶色。標高差は30mほど、距離は100mもない。斜面の下部にザックを置いて、板を履いて登る。ステップソールで十分な勾配だ。
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 雪原のトップに着いたら、板を外してその上の段も偵察。しばらくは雪がないが、少し行くとまた雪原へ。でもこちらは笹や細かい木が出ていて滑れそうにはない。
 下の段に戻って滑ることにしよう。ブナの芽の殻の上の滑走は快適とは言えない。折れた木の枝や顔を出した小さな木が邪魔になる。いろいろと撮影にかこつけて、比較的オープンな場所を何度か滑る。
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 滑りを楽しむというような感じではない。何度かターンをした、その既成事実を作ることが今日の目的なのだ。
 というわけで、あっという間に目的を達成して帰路に就く。ザックを回収し、板を担いで下山開始。
 登山口手前で、先ほどのパトロールさんを追い越した。登山道周辺を写真撮影したり、邪魔な木をよけたりしながら歩いているようだ。
 クルマに戻って撤収。泥に汚れたブーツを「水とのふれあい広場」で洗う。ほぼ同時に登山口に戻ってきたパトロールさんと少し話をした。彼の仲間にもテレマーカーがいるとのことだった。
 県境の方からクルマがやってきて、数名の男女が水を汲み始めた。聞けば上山高原から来たという。倒木はあったが、どうにか通り抜けられたとのこと。道路も1週間でだいぶ雪が解けたようだ。
 このまま帰るならば、上山高原を経由した方が早いが、今日は鳥取市内によって行くので河合谷牧場の道を下る。薄く霧が出てきた。県道31号線を利用したが、そこへ下るまでの山道はやはり長かった。上山高原経由でいったん兵庫県側に下って国道9号線を利用した方が距離は短いし、時間はかなり短縮できそうだ。
 というわけで、もうこれで扇ノ山でのスキーシーズンは終わり。中国山地は終わりということだ。次は、自転車で。

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2011/05/22

咲いた鳴いたハマナス咲いたセミも鳴いた

 5月18日、宮津の通勤ルートにハマナスが咲いているのに気付いた。この海沿いコースを見つけたのは去年の夏以降だったので、今年が新発見だった。天橋立でも咲いていた。
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 しかし暑い。天橋立ではミンミンゼミが鳴き出した。
 ハマナスは、21日、網野の八丁浜でも咲いていた。

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2011/05/20

これで山陰の滑り納めか

 過去の扇ノ山でのスキー滑走自己最遅記録は2006年の5月22日。ほんの数ターンだけの滑走だったが。今年は5年前よりもさらに雪が多いしちょっと狙ってみようか。
 5月17日、午後の空きを利用して様子見。除雪は上山高原までだが、雪解けが進んでショウブ池の先までクルマで入ることができた。MTBにスキー板を積んで走り出す。何ヶ所か雪が林道を覆っている区間があるが、自転車を押して越える。こうして小ヅッコ登山口へ。でも、今日はまだ先へ。路面が全面出ていなくても、自転車が通る幅は十分にある。兵庫・鳥取県境辺りは、わずかな残雪にクルマの轍が残る。そして、「水とのふれあい広場」にクルマを止めて水を汲んでいる人がいる。河合谷牧場からのアプローチは全線通行可能だ。
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 ところで、この日の天気は週間予報では良いとのことだったが、前々日くらいから上空の寒気のために不安定な空模様という予報に変わった。その予報通り、午後になって雲が広がり時折ぽつぽつ小雨が当たる。寒くないので、それだけならいいのだが、雷も予想される。実際遠くに雷鳴が聞こえ4月30日の恐怖がよみがえる。そんな日にまた来るなんて、余り賢くないな。
 河合谷登山口に自転車を停め、スキー板を担いで歩き出す。登山道に雪は全くない。雪の重みで倒れた木をすり抜けながら歩く。これがあるからザックに板を固定しない方がいいのだ。そして、小ヅッココースより、この河合谷コースの方が倒木は少ないのだ。
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 小ヅッココースと合流しブナ林にはいると、少し残雪が見られるようになる。そして、大ヅッコが近づけば残雪の割合が増え、そして一面の雪となった。
 これは十分滑れる。大ヅッコの頂上付近は雪がなくなっているので、北斜面の残雪の上部にスキーを置いてピークまでいってみる。ガスで扇ノ山本峰は見えない。すぐそこなのに。大ヅッコ南斜面に雪はない。扇ノ山の山頂には行かなくてもいいだろう。どうせ、東斜面はもう滑れないだろうし。
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 スキー板を付けて大ヅッコを滑る。東斜面に少し回り込んでから北斜面に。東斜面も扇ノ山よりは笹が完全に出ていた。雪面にはブナの芽の殻が散らばり、滑走は悪い。勾配の変化で突如ブレーキがかかって前のめりに転けた。
 それでもこの時期にこれだけ滑れるのは、やはり大雪のお陰。満足して下山。

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初夏の三方五分の三湖プラス梅丈岳周遊

 5月15日、舞鶴で仕事。でも午前中だけだし、天気もいい。というわけで若狭方面に遠征。ちょっと足を延ばして三方五湖へ。広域農道から常神半島方面へ北上し、三方湖と水月湖の境目の駐車スペースにクルマを止める。そしてランドナーをおろす。この辺りは釣り人が多く、駐車スペースからも釣り竿が何本も海に向けて伸びている。日差しがあって熱いためか人の姿は見えない。止めたクルマの中にいるようだ。見れば目と鼻の先の対岸(湖は繋がっている)にも釣り人がいる。
 さあ、釣り人を後目に水月湖畔を走り出す。海山集落からは常神に向かう県道をそれ湖畔の細い道へ。ホテルやゲートボール場のある一角から湖畔をそれ、梅園の中の道を越え梅丈岳へと向かう。梅丈岳へは有料のレインボーラインが一般的だが、自転車は通行できない。だが、こういう裏道もあるのだ。動物除けのゲートを越えて登り続ける。落ち葉や折れた枝、そして落石などで路面が覆われている。直下の水月湖が青い。
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 梅丈岳の山頂部は公園になっている。その公園が近づくとコンクリート舗装だった道はダートに変わる。公園の手前に自転車を置いて、体だけ山頂へ。観光客がいて華やか。眺めがいいねえ。
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 梅丈岳を下って、さらに湖畔の道を行く。梅丈岳とうって変わってこの道は静か。出会った人は、ランニングしていた2人と、わずかな釣り人と、時折ある梅園で農作業をしている人だ。
 水月湖を半周以上まわって、短いけれど急なアップダウンを越えて、久々子湖へ。ヨットハーバーから西湖岸の細い道を北上。山が迫っていて、山から流れ出た水が道を流れている区間がある。3日前の大雨警報で吸い込んだ水を山が吐き出している。泥よけのある自転車で走るのは正解だった。
 少し辺りが開けると田んぼがあって、田植えの最中。南北に細長い久々子湖は、町のある東岸もすぐ近くに見える。
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 学校の裏を通って、こんどは日向湖へ。わずかだが、日本海を見ながら走る。久々子湖、日向湖はそれぞれ海と繋がっている。
 日向湖の日本海に繋がる辺りは、漁港となっている。かつては、丹後の伊根のような舟屋だったのではないかと思われる集落。埋め立てられて家と湖の間に道があり港として漁船が並んでいる。NHKの衛星放送の「こころ旅」で、この春、火野正平が自転車でここを訪れている。
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 さてあとは湖畔の道を引き返す。水月湖畔の道では猿の群れにであった。
 クルマに戻って自転車を撤収していると、釣りをしていた男性が近寄ってきて、「そうやってクルマに積むんだ。折り畳みでなくてもクルマに乗るんだな」と感心していた。そう、折り畳み自転車はクルマでなくてバイクに積むんだよ。というわけで、今日は36.0km
 若狭富士に向かって帰る。
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新緑の但東峠越えショートツーリング

 5月14日、豊岡市立図書館但東分館に行ったついでに、自転車でひとっ走り。やまびこシルク温泉に隣接するシルクドーム(ゲートボールやグラウンドゴルフなどができる屋根付き運動場)の駐車場にクルマを止める。自転車はクロスバイク。準備をしてきたら、若者がクルマを止めて駐車場でスケートボードを始めた。最初は1人だけだったが、そのあともう1人と付き添いの女子がさらに1人。彼らを後目に走り出す。
 出石川の支流佐々木川に沿って、田園風景の中を走る。谷の農山村が長閑。クルマはほとんどこない。
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 谷をつめて小さな峠越え。
 ところでクロスバイクの後輪がパンクしているようだ。空気の抜け方は緩やかなので、修理はしないで何度か空気を補充しながら行く。だましだましというやつだ。後輪への加重が増す峠への上り坂では何度か空気を入れる。
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 峠から床ノ尾連山の夕景を眺めたら、念入りに空気を入れる。下りで後輪がぶれると怖いのだ。峠を越えると出石川本流の谷へ下る。こちらは国道426号線が走り、時折クルマが走る。久畑はこの辺りでは大きな集落で、ガソリンスタンドなどの施設がある。
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 出石川の右岸が国道だが、できるだけ左岸の細い道を通る。下り基調なので気持ちよくペダルがまわる。空気も余り抜けないようになった。シルクドームの手前も左岸の自転車道(?)を使う。
 スケートボードの若者はいなくなっていた。今日は16.4km

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2011/05/13

福島へ(富山で寄り道復路編)

 磐越自動車道で真っ白な飯豊山に向けて西進する。会津盆地が広がりを見せてきた。クルマはそれなりに混みあっているが、順調に流れている。会津若松を過ぎると片側1車線の対面通行区間が主体となるが、車線だけでなく交通量も減るので問題なし。
 しかしいい天気だ。新潟からは北陸自動車道へ。こちらも混雑しているが、関越自動車道の分岐、長岡JCTを過ぎると関東地方のクルマが減って楽になる。富山県に入ってすぐ越中境P.A.の前で事故による車線規制があり、渋滞発生。のろのろ運転で通過。すでにクルマは移動され、現場検証中のようだった。
 その後、富山県内を順調に走る。上市のスキーチューンナップ工房にスキー板を預けることになっているので、上市の最寄りの滑川I.C.の手前の有磯海S.A.へ。大混雑だが何とかクルマを止めて、工房のオーナーに電話をかける。すると、出かけているとのこと。実は、事前の約束は夜とのことだったが、早めのスタート、スキー登山の断念でまだ15時。どうしよう、夜まで待とうか。と思っていたら、「砺波にいるんでそちらで」といってくれた。ありがたい。
 というわけで、さらに進んで砺波I.C.へ。国道359号線を東に進み「頼成(らんじょう)の森公園」へ向かう。道中クルマが多いなあ、と思ったらチューリップ公園でチューリプフェアの真っ最中。そうだ、砺波といえば「かいにょ」と呼ばれる屋敷森に囲まれた家が散らばる散居集落とチューリップだ。
 頼成の森公園近くの待ち合わせ場所で到着の連絡を入れ、スキー板からビンディングを外していると工房のオーナーさん到着。用事の最中なのに柔軟に対応してくれて感謝。無事板を預ける。
 その後、ちょうど1時間後に砺波I.C.に戻って、ひたすら帰宅の道を行く。片道800kmの道のちょうど中間点辺り、いい気分転換だったが、夕方になって高速道路のクルマが増えてきている。尼御前S.A.は満車とのことだ。
 砺波でいったん高速を降りる手前から電光掲示板に気になる情報が表示されていた。「武生、敦賀間、事故のため渋滞20km」。まだ遠いから、解消してくれるのを願うが、近づくに連れ「鯖江、敦賀間、渋滞25km」とむしろ悪化。うーん、北陸道は名神に近い米原辺りはUターンの渋滞になるだろうけど、それは私には無関係。敦賀までは混んでも渋滞まではいかないと思っていた。しかし、事故が絡むとそうなるなぁ。
 結局時間が経っても、渋滞は20km。実際福井県内にはいるとずいぶんクルマが混みあってきた。
 武生I.C.で北陸自動車道を下りる。2004年に開通した国道417号線の木ノ芽トンネルを通ってみることにしよう。事前に道を調べていなかったので、国道8号線を少し走らねばならないことがわからず少しまごついた。国道8号線から365号線で南条へ。同じように北陸自動車道のエスケープを考える人がいるのか、クルマが列をなす。流れてはいるが、それなりに信号があるので停止を強いられる。沿うように走る北陸自動車道は、渋滞している。
 南条から今庄へ南下すれば信号は少なくなり快適に進む。そして、「今庄365スキー場」で国道365号線との重複区間が終わり417号線の単独区間。すぐに木ノ芽トンネル。ところで365号線の木ノ芽峠は未だ冬期閉鎖で連休明けから開通。トンネルは年中無休だ。
 トンネルを抜け、これですんなり敦賀まで行けると思ったら、渋滞に捕まる。市街地までまだ距離があるのに。原因は道路工事の片側通行の信号だった。10分ほどかかって抜ける。再び北陸自動車道と添う。北陸道は、ゆっくりと流れているようだ。
 すっかり夜になった敦賀ではソースカツ丼を食べよう。今日初めてのまともな食事だ。去年の9月の記憶をたどり、ヨーロッパ軒へ。大きなビルなので何とか見つかった。混んでいるので時間がかかると言われたが、それでも10分ほどで大きなカツの乗った丼が出てきた。いただきまーす。
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 私の少し後にやってきた客は「もう閉店です」と言われていた。時刻は20時。ぎりぎりセーフだったようだ。ラッキー。
 その後は順調に走り、23時に帰宅。出発からちょうど72時間だった。

 翌6日は腰痛を我慢しての勤務だったが、7日の土曜は安静にして過ごしてかなり回復、8日日曜はリハビリもかねて扇ノ山でスキー登山。腰痛発症から6日目の5月10日には、完全に痛みはなくなった。長引かないで良かった。(これで終わり)

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2011/05/11

まるで梅雨末期

 とうとう大雨警報が出た。梅雨入り前の5月上旬だというのに、日本にかかる梅雨前線が活発。雨が降り出す前日の5月8日、近畿地方の日本海側は軒並み真夏日。豊岡に至っては、最高気温が32.9度。5月の記録更新とはならなかったが、これまでの記録は5月下旬に観測されたもの。この時期にしては異例の高温だ。
 とにかく太平洋高気圧が強いようだ。天気図は梅雨明け間近の7月のような感じだ。
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福島へ(磐梯吾妻スカイラインと吾妻小富士)

 昨日の土湯温泉の国道の混雑ぶりに怖れをなして、早めの行動。朝食前、7時過ぎに出発。あんまり役に立たなくてごめんなさい。腰はだいぶ良くなりました。まだ少し痛いけど。また夏にでも来ます。
 土湯温泉経由で福島市内へ。さすがに朝なので昨日のような混雑はないが、それでもそこそこクルマが多い。一カ所路面が盛り上がっているところがあったが、地震の影響かどうかはわからない。
 福島市内を「災害派遣」の自衛隊のクルマが列をなして走行中。キャンプ地から被災地の活動エリアへの移動だろうか。
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 コンビニとガソリンスタンドで体とクルマのエネルギーを補給したら、高湯温泉、そして磐梯吾妻スカイラインへ。天気は晴れだが、吾妻連峰はやや雲が懸かっている。
 高湯温泉までは、1990年の11月に来たことがある。大学4年の時、天文台のあるユースホステルに泊まって星を見た。これからクルマで上ろうとしている磐梯吾妻スカイラインを自転車で越えてきたホステラーが、夜になってから到着したのを覚えている。
 高湯温泉で、有料道路のゲートを通過してスカイラインへ。ユースホステルの天文台は健在だった。
 駐車スペースで福島市街を見下ろす。霞んでいて今ひとつ。
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 さらに登って行くに連れ、豪快な山岳風景が広がっていく。同じ吾妻連峰とは言え、北斜面の天元台と違って、南斜面の福島側には雪はかなり少ない。また、植生がなく茶色や灰色の山肌が露出しているところは、火山地帯を感じさせる。標高を上げると次第にガスがでてきて、周囲の峰を隠している。富士山をミニチュアにしたような吾妻小富士もほとんど見えない。
 程なく浄土平に到着。駐車場にクルマを入れる。まだ朝なので広い駐車場はがらがら。雪の白と山肌の茶色がまだらになり、噴煙を上げている一切経山の姿に圧倒される。この火山によって形成された山腹の平原が浄土平とのことである。
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 スキー登山をするつもりできたのだが、心配事が2つ。雪の少なさと痛めた腰。雪の方は、駐車場から板を履いて歩き出すことはできず、しばらく露出した木道を歩いて行かねばならない。一段登った酸ヶ平や鎌沼の辺りからは切れ目のない雪原となっているんだろう。そのためには一切経山と蓬莱山間の斜面を越えなければならない。蓬莱山の山肌はほぼ残雪に覆われているが、雪の切れ目を避けながら行き来することになる。今の腰の状況では難儀しそうである。また、その向こうに見える東吾妻山は一面樹林に覆われ滑走には向いていないようだ。蓬莱山に隠れて見えない前大嶺は滑りやすい山肌なんだろうか。
 と、いろいろ考えたが、結論はスキーを断念したということ。やはり、今の腰の状態では無理と判断したのだ。
 もちろん、このまま浄土平を離れる気はなく、道路を隔てて反対側の吾妻小富士に登ろう。こちらは、全く雪がなく、駐車場からの標高差は100m余りでお手軽。スカイラインを隔てて駐車場の向かいから階段状の登山道が始まり、軽装の観光客が上り下りしている。頂上には火口があり、ぐるりと一周できる。福島市街が一望できる展望の山だが、ガスで見えなかった。浄土平や一切経山の方はよく見えた。下りは慎重に歩を進める。足を滑らしたら、腰の爆弾が破裂しそうだ。
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 小一時間で駐車場に戻り、ようやく開館したビジターセンターを見学して、おみやげを買って浄土平をあとにする。サイクリストの姿が見える。駐車場の内外で3人見た。いずれもソロだ。今朝まで一緒に過ごしたH氏も自転車で走ったという。
 クルマに乗って、磐梯吾妻スカイラインの後半戦。南側はなんといっても、会津磐梯山や猪苗代湖の展望だ。秋元湖や檜原湖もかすかに見える。その前に浄土平を出てすぐが、スカイラインの最高地点で標高1600mを越える。ここは道路の両側に雪の壁が残るが、この冬は地元丹後でこんな風景は見飽きるほど見た。
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 土湯峠に降り立つ。峠近くの新野地温泉には、10年くらい前に来たことがある。野趣あふれる露天風呂が印象的だ。
 国道115号線にのって南下、猪苗代湖を目指す。快晴の大型連休、行楽客のクルマが多い。列をなして進んでいく。磐梯山の麓では桜が満開だ。高速に乗る前に早い昼食を、とも思ったが朝福島のコンビニで買ったパンがあるので先を急ぐ。11時頃、猪苗代磐梯高原I.C.から磐越線自動車道へ。(も少しつづく)

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2011/05/10

福島へ(山小屋で腰痛編)

 福島市中心街には、予定通り18時頃に到着。自然食品を販売している店で、知人のH氏と落ち合う。3年ぶりの再会だ。
 そして店のオーナーとともに福島市の郊外へとクルマで移動。移動先には、店で販売する野菜を作る畑や木造の山小屋風の家がある。そこへ2泊させてもらう。
 クルマで30分ほど移動。すっかり真っ暗。夕食をごちそうになる。たらの芽などここで採れた山菜の天ぷらがとてもおいしい。
 夕食の間に一度、余震を感じた。ミシッと建物が軋む音と同時に一瞬の揺れ。自然と大震災や原発の話題となる。3月11日の大地震では、薪ストーブの位置がずれたという。見ると煙突を支点に、20度ほど回転している。NHKのテレビ画面は、震災関連の情報の枠が2重。内側は全国(東北全域)版。外側は福島版。「5月5日、○○で鯉のぼりに応援メッセージをかいて、■■川を鯉のぼりで埋め尽くします」「※※会館で応援ライブを行います」といったイベントの報告もあるし、日に何度か県内各地の放射線濃度を知らせてもいる。
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 話は尽きないが、徹夜明けなので先に休ませてもらった。お休みなさい。
 4日朝、8時頃起きたら、皆さんすでに外で仕事中。H氏は裏山で笹を刈っている。山小屋は暖房も風呂も薪。その薪のために切り倒された木の周囲の笹が藪となっていて邪魔なのだ。私もその作業に加わる。
 昨夜の雨はすっかりやんで、初夏の日差しが照りつけて暑い。近く野山の向こうには白い雪山が輝いている。安達太良山だそうだ。
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 一仕事したら朝食。そして再び外での仕事。ある程度笹を刈ったら、木を山小屋まで運ぶ。そして電動ノコギリで薪のサイズに切る。
 中腰の姿勢で笹を刈っているときから、かなり腰に負担を感じていた。電動ノコギリを使っているときは低い椅子に腰掛けてしゃがむような体制でいた。立ち上がると、腰が痛い。それも相当に。
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 遅い昼ご飯の休憩時も腰が痛くてたまらない。じっとしているとまだいいが、立ったり座ったり、寝たり起きたりが苦痛だ。
 午後は、自転車で近くの土湯温泉まで行って来るつもりだったが、この腰の状態では自転車は止めだ。クルマで湯治に出かける。事前に聞いていた「サンスカイつちゆ」という施設の「こけし湯」へ。250円と安い。
 道中の細い山道は、ダンプや普通乗用車が結構通って、離合に手間をとられる。自転車でも快適ではなかった。
 「サンスカイつちゆ」の駐車場はさほどの混雑ではなかったが、こぢんまりした風呂なので中は満員。これから夕方になるとさらに人が増えるだろう。ぬるい方の外湯と聞いたのだが、十分熱い。温度計では42.5度。30分が限界だった。木の浴槽が快適。
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 風呂をでたら、土湯の温泉街を見学しようと思ったが、そのためには国道115号線を横断しなければならない。しかし、福島市街地方面に向かうクルマの列の途切れ目がない。「災害派遣」との表示が貼られた自衛隊のクルマもいるし、とにかく乗用車が大変な数だ。面倒になって引き返す。
 山小屋に帰ったが、この腰では仕事は出来ないので、部屋で横になって過ごす。少し寝て起きたら夕食。すっかり居候だ。
 昼は暑かったが、夜になると冷えてくる。標高400mを越えているからねえ。持参した冬用のシュラフにくるまってお休みなさい。(まだまだつづく)

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福島へ(天元台から吾妻山)

 5月3日の昼前、喜多方から県境を越えて山形県へ。いったん米沢市街地を目指して北上してから、再び引き返すように南下。天元台スキー場へ。
 震災の後一度営業を自粛していたが、4月の中旬から土日のみ営業再開。大型連休がシーズン最後の営業だ。決行人も訪れているようで、一番下の駐車場に案内された。クルマを止めるとマイクロバスがやってきた。1時間に3本運行する、ロープウェイにあわせてシャトルバスが走っているようだ。クルマを止めたのが正午前。急いで仕度をして、マイクロバスに乗り込む。12時20分のロープウェイに間に合った。
 リフト券は、3,300円の午後券とした。この時期は、下山コースは雪解けで滑れないので往復ともにロープウェイ利用。これで1,400円。ゲレンデトップまで一回券450円のリフトを3本乗り継がなければならないので、しめて2,750円は必要なのだ。ならば、午後券を買って、下山後もスキー場を滑ることにしよう。

  山形県米沢市天元台スキー場最上部[1820]13:05 - 14:04凡天岩[2006] -
  14:22西吾妻山[2038]14:38 - 14:45凡天岩 - 15:10天元台スキー場最上部
        テレマークスキー(K2 8611CLASSIC)

 ゲレンデトップで既に標高1800m超。吾妻連峰の最高峰西吾妻山まで残り標高差200m余り。これで日本百名山ゲットなのだから何ともお手軽。徹夜でクルマを800kmも運転してきた体には、このくらいがいい。
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 シールを着けて、中大嶺(中大巓:なかだいてん)の西を巻くように南に進路を取る。針葉樹林が続き、厳冬期には樹氷原となるようだ。
 鞍部辺りからは樹林が疎となりなだらかなピークが見える。凡天岩だ。岩場で少し雪が切れていたので板を外して乗り越える。朝は晴天だったが、今は曇天。振り返れば、鞍部をこちらに向かって歩いているハイカーが1人。山で見た唯一の人だった。スキー、スノーシュー、つぼ足のトレースはそれなりについているのだが。
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 わずかに下って西吾妻山への登り。とてもなだらかでどこが山頂かわからない。とりあえず歩き回っておく。どこかで山頂を踏んでいることになるはずだ。ここには三角点はない。三角点は中大巓にある。
 南側には、秋元湖と磐梯山がうっすら見えた。天気は下り坂だ。
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 シールをはずして滑降開始。山頂直下は針葉樹林が濃くて快適ではない。ワンターンごとに止まりながら慎重に木々の間を下降。凡天岩からはオープンバーンがあって快適に滑るが、すぐに鞍部。あとは中大巓の山腹をトラバースしてスキー場に戻る。
 スキー場は3本のリフトが縦に並んでいて、上に行くほど長い。しかし、1000mを越える長さの最上部リフトは、15時をもって営業終了。真ん中のリフトに二本乗ってゲレンデ滑走。このゲレンデにはモーグルコースもあり、モーグラー達が見事な滑りを披露している。中には小さな子どモーグラーも。リフト待ちはないが、リフト空席もさほど多くない。初めて来たので、普段のGWと比べて人手が多いのか少ないのかはわからない。
 15:40でリフト営業終了。16時のロープウェイにどっとスキーヤーが押し寄せるが、増発(ピストン輸送)しているようだ。次のロープウェイに。
 マイクロバスに乗ったのは私ともう一人。そのもう一人は手前の駐車場で下りて、最下部の駐車場は私のみ。私の車にバスを横付けしてくれた上に、わざわざ運転手さんが下りてきて私に頭を下げられて、恐縮してしまった。
 クルマを出し、来るときに目を付けていた麓の米沢ラーメンの店に寄るが、準備中。残念。国道13号線に乗って福島市を目指す。トンネルが多い。県境のトンネルを越えたところで猛烈な眠気を感じて仮眠。10分ほどで目覚めるが、国道を走るクルマが途切れず、走り出すまでかなりの時間を消費。
 福島市内にはいると雨が降ってきた。黄砂混じりだ。(さらにつづく)

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2011/05/08

福島へ(往路編)

 福島に住んでいる知人に電話をしたのは3月9日のことだった。あいにく不在。そして2日後の大地震。連絡が取れたのは、4月中旬になってからだった。
 5月2日23時20分、福島へ向けて夜の道を走り出す。丹後半島から若狭湾沿いの国道27号線、そして広域農道を130km走って敦賀へ。敦賀から北陸自動車道へ。夜中でもクルマが多い。S.A.はほぼ満車だ。比較的空いている小さなP.A.で3回仮眠。富山県内で夜が明けた。気持ちのいい青空。
 神戸ナンバーや姫路ナンバーの警察車両が10台以上列をなしている。兵庫県警の災害派遣部隊だ。
 新潟JCTから磐越自動車道へ。西会津I.C.で高速道路を下りる。本来なら1万円近い料金が休日特別割引で1000円。この恩恵も、この旅が最後だろうか。
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 西会津からは、阿賀川沿いの県道で北東方向へ。飯豊山が白い。不思議だ、古墳の上に墓がある。
 蕎麦の山都は素通りし、喜多方でラーメン。
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 国道121号線を北上し、山形県へ。オートバイが気持ちよさそうだ。13時間(仮眠タイムを含む)をかけて、800km近くを走って最初の目的地へ。(つづく)

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扇ノ山はいまだ全面滑走可能

 前日からの雨は未明には上がり天気は回復基調の8日、1週間ぶりの扇ノ山へ。4日に、薪の切り出し作業で痛め寝起きするにも不自由した腰は順調に回復。家を出るときには低い山にも雲がかかりどんよりとしていた空も、2時間のアプローチの間にずいぶん青空が広がってきた。4月30日から、どのくらい雪が溶けただろうか。

  兵庫県新温泉町上山高原[910]12:23 - 13:25小ヅッコ避難小屋[1052] -
  14:37大ヅッコ[1279] - 15:10扇ノ山山頂[1311]16:08 - 16:32大ヅッコ
  17:04小ヅッコ登山口 - 17:41上山高原

 上山高原には、十数台のクルマが停まる。姫路(但馬地方はこれ)、鳥取の地元ナンバーが多いが、神戸、堺、名古屋など遠くから来ている人もいるようで、大型連休の雰囲気。
 正午を過ぎて出発の準備。どんどんと下山してくる人が通り過ぎる。補虫網を持った人も見られる。この時期の扇ノ山では、よくそういう人を見かける。
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 まずは、約2.5kmの未除雪の車道だが、雪が切れた区間がどのくらいあるだろうか。今日は自転車を利用してみることにする。板を自転車に積んで出発。まずは締まった雪の上を自転車を押して歩く。数十mで雪が切れるが、その後道はまた残雪に覆われる。道路全面でなく、谷側の路肩だけ細くアスファルトが露出しているところもある。しょうぶ池の辺りは、いつも真っ先に雪が切れているところ。自転車を漕いで進む。この区間が長いか短いか、自転車が有効かどうかの決め手となる。今日は、除雪の限界から1km地点のところで自転車をおいておく。自転車を使っても使わなくても同じくらいの労力という感じだ。
 その後は、下山してくる人とすれ違いながら、雪の上をステップソールを効かせて歩いていく。小ヅッコ登山口周辺まで雪は切れていなかった。
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 登山口からしばらくは登山道も露出。小ヅッコ小屋周辺で板を装着。1週間前と比べて藪に難儀する。折れた枝や横倒しになった細い木が邪魔をしているのである。この辺りに関しては、この冬の雪の多さが災いしているようだ。この状態は、畑ヶ平からの登山道をあわせ小ヅッコを越えるまで続いた。
 大ヅッコのピークが近づくと細かい木はまだ雪の下に隠れ、ブナの木々の間を快適に歩けるようになった。
 大ヅッコピークの手前で、スキーヤーが下りてきた。3人のテレマーカーだ。先頭の人が「この時期にしては絶好の滑り」と言って過ぎていく。なんだか見覚えあるような。2番手の人は知らない。最後の一人が私を見据えながら近づいてきて、私の名を呼ぶ。津山(?)の伸さんだった。ひょんなことから合同パーティを結成し氷ノ山坂ノ谷コースを同行したのは3年前の3月末だった。とすると、先頭の人は、鳥取のゴッドハンドさんに違いない。先週、私がこの扇ノ山を訪れたその前日に彼らもここへ来ているのだ。伸さんと少し話をして分かれる。
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 大ヅッコを越え、鞍部に滑り降りてから、また山頂に登り返す。もう山頂には誰もいない。先週は、2m以上あった雪の壁は、半分もなくなっている。氷ノ山や、仏ノ尾、青ヶ丸はすべて雪の白がわずかとなって黒っぽい色になってしまった。この扇ノ山が、山陰に残された最後の砦だ。
 避難小屋の脇のベンチも雪の上に露出。その上にザックをおいて、まずは東斜面の滑降だ。大ヅッコですれ違ったパーティから聞いたとおり、先週よりもいい。先週は黄砂のせいかブレーキがかかる雪だった。それが、昨日の雨で洗い流されたのか、今日は快適なザラメ。
 登り返して今度は、西へ。山頂の南西の小ピークまで行って、鞍部の谷を少し滑り降りて、山頂に登り返す。
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 山頂でザックを背負って、再び東斜面へドロップ。今度はトラバース気味に、北側の大ヅッコとの鞍部方向へ。
 山頂の北側のブナの疎林を快適に滑り、大ヅッコへ登り返す。そして、大ヅッコの東斜面へ回り込むように滑ってから、今度は大ヅッコ北側のブナ疎林の緩斜面へ。
 いやはや、滑れる斜面はすべて十分に雪があって気持ちよく滑れた。いつしか空は、真っ青な快晴だ。
 小ヅッコを越えると、面倒な藪だが、下りなので切り抜けるのも速い。
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 小ヅッコ小屋を過ぎたら板を外して車道に降り立つ。少し歩いて雪の上で板を装着。後は滑る滑る。一度板を外しただけで、自転車を残したところに到着。自転車に板を付けてさらに下る。
 残雪に車道が覆われていれば自転車を押し、アスファルトが露出しているところでは自転車にまたがって下る。この切り替えは、板を付けて滑ったり外して歩いたりの切り替えよりは楽なのである。そして、雪が解け路面が露出した区間が長ければ(スキーの場合なら歩きが長くなるので)、自転車をを使った方が有利となる。
 ま、そんなこんなで無事クルマを止めたところに戻った。上山高原にたくさん止まっていたクルマはすべていなくなった。ロードレーサーが一台。ヒルクライムをしてきたんだろう。
 撤収をしていると軽トラックが一台やってきて、除雪の限界で引き返した。まだ雪で通行止めとは思っていなくて、驚いて引き返す人もこの季節によく見られる。
 さあ、湯村温泉でラーメンを食べて帰路に就く。

 先週、扇ノ山で雷に震えていた頃、北アルプス鹿島鑓で落雷にあった方は、その後亡くなったとのこと。ご冥福をお祈りします。

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2011/05/01

夏も近づく八十七夜

 5月1日、立春から87日目だそうだ。ちなみに「扇の日」(*)だそうだ。おしいな、扇ノ山は昨日だった。
 さらには、労働者の日メーデーであり、個人的には日曜だけど働く日なのである。
 朝から舞鶴で仕事。片道50km、1時間の通勤。連休の混雑の影響は受けない時間帯だが、それでも日曜の8時前にしてはクルマが多い。ただし、予報通りの鉛色の空、しかも強風なので、自転車やオートバイの姿はない。山間部の道路には、木の枝などが散らばっている。北近畿タンゴ鉄道は由良川の鉄橋で列車を止めているそうだ。
 昼過ぎには仕事を終え帰路につくが、予想に反して道路の混雑はなし。曇天ながら、日中の雨はぱらつく程度。風も午後には弱まった。それでも山はガスに包まれ梅雨時のような雰囲気。

 昨日の扇ノ山では、雷の恐怖におののいていたが、なんと北アルプスでは同じくらいの時間に登山者が雷に打たれて意識不明とのこと。明日は我が身。打たれた方は、何とか回復して欲しいものだ。

*1990(平成2年)に京都扇子団扇商工協同組合が制定。『源氏物語』では女性が光源氏に扇を贈っていることから、「こ(5)い(1)」(恋)の語呂合わせ)
「こよみのページ」
 http://koyomi.vis.ne.jp/directjp.cgi?http://koyomi.vis.ne.jp/reki_doc/doc_0710.htm

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風雲急を告げる山開き扇ノ山(4/30)

 「上山高原で28日、春の訪れを告げる町道の除雪作業」のニュースを確認。今では地元新聞社のローカルニュースもインターネット経由で、県境を越えて手に入れることができる。
 というわけで、GW前半は、残雪の賞味期限ぎりぎりの氷ノ山と、満を持してアプローチ道路が開通した扇ノ山の連戦に決定。29、30日の予報は晴れだ。
 氷ノ山で最も遅い時期の滑り楽しんでから一夜明けて、「山陰最後の雪山」扇ノ山へ。
 9時過ぎに家を出発。薄曇りだったが、20分ほどクルマを走らせると雨が降ってきた。ツーリングのサイクリストやライダーが自転車やオートバイを止めて雨具を着込んでいる。2台前を走っていたオートバイは、札幌ナンバーだった。しかし、昨日も雨がぱらついたが、今日も不安定な空模様となりそうだ。
 府県境を越えて兵庫県へ。往路は神鍋高原を抜けていこう。その前に豊岡市立図書館日高分館で「エヴェレストへの長い道」という本を借りる。海から歩いて標高差8848mをすべて登り切った紀行文だ。ここは故植村直己生誕の地。図書館は、冒険の本が充実している。図書館の開館時刻にあわせてなので、遅い出発だったのだ。
 そんなことをしているので、新温泉町の湯村温泉を通過するときには11時頃となった。鳥取県境手前で国道9号線から、上山高原方面の県道そして町道へ。曲がりくねった細い山道を登っていると、対向車が来る。マイクロバスだ。そのあとも乗用車や軽トラックが続々。少し進んでは離合のために何度も停止。何かイベントがあったらしい。しかし、見通しの悪いカーブでキープレフトもせず、スピードを上げて突っ込んでくる対向車に何度も肝を冷やす。こっちが止まっても、向こうは下りだからすぐに止まれず間近に迫ってくる。
 どうにか開けた上山高原に登って安心。草原が焼けこげている。野焼きが行われたようだ。帰宅してから調べたところ、この野焼きも含めて、上山高原山開きのイベントだそうだ。一般参加者は、私が登っていったときには昔の山道を歩いて下山しているところだった。マイクロバスはその人たちを乗せて上がったものだろう。
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 上山高原、除雪の限界手前の広場には登山者のものと思われるクルマが10台ほど停まっていた。地元姫路ナンバーの他、島根に岡山、遠方からも来ている。風が強い。よく野焼きをやったなあ。

  兵庫県新温泉町上山高原[910]12:30 - 13:30小ヅッコ避難小屋[1052] -
  14:42大ヅッコ[1279] - 15:05扇ノ山山頂[1311]15:16 - 15:43大ヅッコ
  16:10小ヅッコ登山口 - 16:32上山高原

 今日は、なだらかでアップダウンのあるコースなので、ステップソールの板の出番。しかし、karuhuの10thMOUNTAINは、4週間前の東山のあとに点検してみたらビンディングプレートが板からはずれかかっていた。どうも心材が弱くビスが効きにくいようだ。一年前にこの扇ノ山でも、1時間近く林道を歩いたところで、ビスが抜けてしまい、山に取り付く前に撤退ということもあった。とりあえずかなり強引な方法で直しているが、不安が残る。そこでもう一つのステップソール板、同じくkaruhuのPAVOを背負っていく。最初からPAVOで行けばいいようなもんだが、10thMOUNTAINの方がターンがしやすいし、補修の耐久性の点検もしたい。PAVOは元々軽いしビンディングも外してあるから、背負ってもそんなに負担にならないだろう。
 歩き始めてすぐに、下山してきたグループの女性が話しかけてきた。前日、氷ノ山でも出会った人だった。早速、足にも背中にもスキー板があることに反応してきた。
 前日氷ノ山から下山したときに登山口に到着した福井ナンバーのクルマの2人組は順序は逆だが、2日間でこの両山をハシゴする点は同じ。それだけ人気の山ということだろう。
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 林道は、だいたいショウブ池などいつものように雪が切れたところがある。前回大雪だった2006年にも4月30日にここに来ているが、印象としては同じような雪の量だ。びっくりするくらい多いことを期待していたんだが。
 小ヅッコ登山口まで林道で行くのは止めて、途中から尾根に取り付く。が、藪に苦戦。上と下両方のスキー板が邪魔で仕方ない。雪も切れているので、足の板を外し担ぐ。すでに別の板を背負っているので、担ぎにくい。左手には、仏ノ尾、青ヶ丸、氷ノ山が見える。途中からようやく藪が落ち着き、板を履いて、上山高原から1時間あまりで小ヅッコ小屋に到着。林道を歩いても同じくらいの時間だ。
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 小ヅッコ小屋から少し登ったところで雷の音が聞こえた。気付けば空は曇り。振り返ればまだ小屋が見えるが、戻らないで進むことに決める。
 しばらく行くと西の空がどす黒い。再び雷鳴。ずいぶん近づいてきた。ブナ林の上の方では風で木の枝がこすれる音が賑やかだ。やっぱり避難小屋にエスケープするべきだったか。それでもずっと林間だからまだいい。これが、なにもない雪原だったら、強風と落雷の恐怖でいても立ってもいられないはず。
 とりあえず、背負っている板の出番はなさそうなので、ザックから外して置いておく。
 すぐに南西の風がさらに強まり、さらに大きな雷鳴と稲妻。さらには仏ノ尾の辺りに落雷したようだ。そして大粒の雨が降ってきた。いや、みぞれだ。ゆるんだ雹(ひょう)というべきだろうか。あわてて雨具を着込む。ズボンは濡れるが、ブーツを脱いで雨具を履いている間はない。
 雨は短い時間で小振りになって、止んだ。それでも断続的に降ったり止んだり。油断していると、頭の上で雷が鳴って、ひゃーっ、と声が漏れてしまう。東の空は明るくなってきているんだが。
 雨が止んだ好きに腰を下ろしてパンを食べる。早く雨雲が西に流れてくれることを期待。
 そうする内に空が明るくなり、雷の音もずいぶん西に遠くなり、そして聞こえなくなった。ああよかった。一時はその場で撤退も考えた。とりあえず大ヅッコまで登って、その先のことは考えよう。薄日が射してきたが、東の方がまた暗い。
 大ヅッコへの登りの途中で男女連れの登山者とすれ違う。先ほどの雷雨の時はどうしていたんだろうか。
 黒い雲の第二波は大したことなく、風が強まっただけで済んだ。でもそのあと遠くの景色が霞みだし雨が降った。ただしそれもすぐに止んだ。相変わらず風が吹いているが、気温が高いので寒くない。ちょうどいい加減だ。そして濡れたズボンもすぐに乾いた。
 大ヅッコを越えて山頂を目指す。雷鳴、雷雨、その後の通り雨も過ぎてみれば、1時間以内のことだった。
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 誰もいない山頂に到着。天気が良ければのんびりしている人が多数いるんだが、さすがにみんな早めに下山していったようだ。昨日登った氷ノ山は、今日も登山者が訪れているはずだが、雷は大丈夫だっただろうか。大山は霞が深くて見えない。

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 東斜面を下る。これは滑るのにはいい斜面だ。いつもなら登り返して何本か堪能するのだが、今日は早く下山したい。一本途中まで滑り降りて、そのままトラバースして大ヅッコとの鞍部へ。黄砂やら細かい木の枝やらが散らばって、あまり滑りやすい雪面ではない。大ヅッコに登り返し、ここの東斜面も少し滑って、大ヅッコ北の緩斜面を飛ばし、デポしたスキー板も回収して、小ヅッコ小屋、そして林道へ。林道も土が雪の表面を覆っているところが多く、あまり板が走らない。それでも、ここはスキーには適度な傾斜で一気に上山高原へ。
 クルマに戻る頃には、やや天気は安定していた。
 帰り道は、湯村温泉から浜坂に北上。無料の高速道路が延びて、距離が5kmも縮まった。豊岡市立図書館豊岡本館で倉本聰の「愚者の質問」という本を借りてから帰宅。夜は、本格的な雨。風は日中からずっと強いまま。

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