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2011/04/05

神鍋アルペンローズから蘇武岳そして名色へ

 蘇武岳には、スキーで過去に3度登っているが、いずれも奥神鍋や万場のスキー場のリフトを利用して稜線まであがっている。一度は自分の足で登って見たい。そう思って今シーズンは狙っていた。登りはアルペンローズスキー場。2000年3月をもって営業を終えたかつての穴場スキー場だ。このスキー場のトップから尾根を歩いておく神鍋スキー場の上部ゲレンデを横切る林道へと登るのだ。
 と、計画は2月頃から頭にあったのだが、決行は雪が締まって歩きやすい残雪期。ところが3月に入って毎週寒の戻り。重い雪のラッセルでは行程がこなせないのでずっと見送っていた。4月2日は天気がいまいち、3日に決行。でも、朝は地域の山林の排水溝整備の仕事。農繁期を前にいろいろとあるのだ。というわけで自宅を出発したのは10時前になってしまった。朝の内は肌寒い曇り空だったが、徐々に雲の切れ間から日が射すようになってきた。

兵庫県豊岡市日高町万劫(旧アルペンローズスキー場ベース)[357]11:36 -
13:15旧アルペンローズスキー場最上部[697] - 14:58大規模林道妙見蘇武線[891]15:17 -
奥神鍋スキー場最上部[894]15:22 - 16:59蘇武岳[1050] - 17:10名色への尾根の分岐[999] -
18:13旧名色スキー場最上部(備前山)[782] -18:50旧名色高原スキー場ベース部[306]
 …(自転車)…19:17万劫
ステップソール付テレマークスキー 16.5km 自転車3.1km

 神鍋高原の奥に位置する万劫集落はずいぶん溶けたとはいえまだ雪が1m残っている。万場も奥神鍋も1週間前に今シーズンの営業を終えたが、まだまだゲレンデは真っ白。奥神鍋などベースまで全く地面はでていない。昨シーズンの3月初めよりも雪が多い。
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 アルペンローズスキー場の下山コースからゲレンデへ。ここも雪は十分。1時間40分で、標高698mのゲレンデトップ。シールを外して滑り降りたい気分になる。
 さて、今日は長い林道歩きのためにステップソールの板。でも稜線直下の林道までは急斜面なのでシール登行だ。今日は肌寒いが、それ以前に暖かい日が続いていたせいか、雪は緩んだザラメだ。
 アルペンローズから奥神鍋への尾根にはいる。序盤の鞍部を越えて急登の区間にやや難儀。立木の密度が比較的高い。登っていくと徐々に奥神鍋スキー場や、このあと下山コース途中の名色高原スキー場トップの備前山が見えてくる。尾根は細くなる。総合的に見てこちらを滑降でなく登りで使ったのは正解。上部は雪が少な目だが、どうにか板を外さずに行けた。
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 標高900mを越え、大規模林道妙見蘇武線に乗り上げる。奥神鍋スキー場はもうすぐだ。ここで小休止。腹ごしらえをする。日差しがまぶしいが、風は冷たい。
 シールを外す。林道は奥神鍋スキー場の最上部ゲレンデのど真ん中を横切る。今シーズンの営業を終えてちょうど1週間だが、まるで整備された直後のように滑りやすそうなゲレンデ。このまま滑り降りてしまおうかと思う。新しいシュプールは、よく見るとスノーモビルのトレースだった。
 奥神鍋のゲレンデを越えるとすぐに万場高原スキー場最上部からの尾根、そしてさらに万場からの林道が合流。そこで林道は、主稜を東から西に移動。鞍部を横切り、今度は西側の展望が開ける。まず目に付くのはおじろスキー場のゲレンデ。営業を終えてから2週間だが、上から下まで真っ白だ。その上部には扇ノ山、そして仏ノ尾と青ヶ丸。中国山地で最も雪深いエリアだ。今シーズンの扇ノ山は5月下旬までスキーができるかも知れない。さらに進むと、今度は氷ノ山と鉢伏山が見えてきた。ハチ北高原スキー場の北壁も真っ白。ハチ高原・ハチ北高原の両スキー場は、ともに営業を1週間のばし、ハチは本日3日で、ハチ北は10日までの営業とのこと。3週間も前に営業を終えたミカタスノーパークも全面真っ白。どこのスキー場も、雪のあるなしだけなら今年はもっと営業できるはずだが、それでも閉めてしまうのは、やはり客の入りの少なさのためだろう。
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 蘇武岳まで林道は登り基調だが、下りもある。ステップソールの板が適している。林道は長丁場で、蘇武岳直下まで1時間半以上かかる。林道最高地点から蘇武岳山頂まで標高差はわずか50m程だが、山肌に取り付いてしばらくのところで止めておく。大きな雪庇の付いた山頂はすぐそこ標高差は30mの所まで来たが、下山が気になる。スキーとMTBあわせて5回以上山頂を踏んでいるのでまあいいだろう。さあ急いで下山開始だ。林道を少し下って名色に下る尾根へ。いくつか別れているので慎重に尾根を選ぶ。スノーシューやスキーのトレースも付いている。雪はクサレ気味、林間であまり下りは快適ではない。不本意ながら横歩きで下る場面もある。つぼ足で下ったあともある。スキーヤーだろうか。今日はザラメが緩んでいて板を外して下ることはできない。
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 植林地帯を通過。6年ぶりだが、木があまり育っていないような木がする。少し登り返しがあったり、林道に合流したりして、1時間で名色高原スキー場のトップに到着。とりあえず一安心。
 しかし、上部は急で狭い斜面。雪も悪くて苦戦。再び横歩きで下る。広いゲレンデまで下ったら、斜滑降キックターン。その後普通にターンができるようになる。
 今シーズンから営業を辞めた名色高原スキー場。とにかく次々とスキー場が営業を停止していくのだが、多くは再開の見込みのない休止状態。しかしこの名色高原は、すでにリフトの支柱も撤去されている。
 どうにか真っ暗になる前に、スキー場を下り終える。最後は何ヶ所か雪が切れていた。
 あらかじめデポして置いた自転車に乗り換えて万劫へ3km。クルマに自転車を積んで、名色で板を回収して帰路に就く。本日の行程は、19km強だった。

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