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2011/04/30

GWに滑る氷ノ山東尾根(4/29)

 過去に氷ノ山を最も遅い時期に滑ったのは、4月22日。2000年と2006年のことだった。ともに大雪の年だったのだが、今年はさらに雪が豊富。さらに一週間、遅く滑ることができた。
 4月の中下旬、仕事や悪天で土日がつぶれ、氷ノ山の残雪を滑る絶好の時期を逃したかに思われた。でも、4週間前にクローズした「わかさ氷ノ山スキー場」のライブカメラにはまだ白い雪が残っている。まだ望みがある。
 朝9時前に家を出発。久しぶりの晴れた休日だ。大型連休のせいかクルマが多いので交通量の少ない道を選ぶ。養父市中心街からの国道9号線は裏道でエスケープ。
 氷ノ山が見えてきた。まだ白い、行ける!
P1240869


 しかし、山が近づくと雲が広がり、登山口に到着すると小雨が降ってきた。山頂部には薄くガスがかかってしまった。昨日まとまった雨を降らせた寒気がまだ残っているのだ。そんなに大降りにならないことを見越して出発準備。駐車スペースには7台ほどのクルマが停まっている。
 
 兵庫県養父市関宮町「氷ノ山国際スキー場」脇東尾根登山口[789]11:20 -
 11:52東尾根休憩小屋[1002]11:59 - 12:33一ノ谷休憩所[1147] -
 14:15山頂[1513]14:40 - 14:49神大ヒュッテ下[1235] - 15:05千本杉[1379] -
 15:32一ノ谷休憩所 - 15:58東尾根休憩小屋- 16:20東尾根登山口

 雪の全くない登山口を、スキー板を背負って歩き出す。行程のほぼ中間点「一ノ谷休憩所」までは雪がないはず。その区間はどうせ雪があっても滑れないし、登りでシール歩行もできない。この時期この標高の緩んだ雪はない方がいい。何人かの登山者とすれ違いながら一ノ谷を目指す。親水公園にクルマを止めて、氷ノ山越え、山頂、東尾根の周回コースの登山者が多いようで、東尾根登山口から親水公園までの距離をたびたび聞かれる。
P1240876P1240878

 一ノ谷休憩所は、特に何かの施設があるわけではないが、そういう標が立っているのでそう呼んでいる。谷というが、谷の源頭部の尾根である。
 さあ、その上の大斜面を見上げる。雪はある!
P1240882


 この上がスキーできる区間なのだ。前述のように、一ノ谷から下は滑れない。残雪期にこの状態がずっと続くのが東尾根コースの特徴だ。今シーズンは氷ノ山国際スキー場クローズからひと月以上この状態ということだろう。
 ちょうど雪の大斜面をつぼ足登山者が下りてくる。雪は締まっているし、板はそのまま背負って斜面に取り付く。雪面に残っているのは、大量のつぼ足トレース。でこぼこだ。この時期に雪を想定している人はいないのか、スキーやスノーシューのトレースは皆無。
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 振り返ってハチ高原スキー場のゲレンデを望む。クローズから1ヶ月を過ぎ、残雪はごくわずか。2006年4月22日には、うっすら新雪が積もって全面白かった。その日の夕方には茶色が透けて見えたが。あのときは、今歩いている斜面にも新雪が積もっていた。残雪ももっと多かったが、1週間の違いがかなり影響あるのだろう。
 大斜面を登り切ると緩やかなブナ林が広がる。斜度の切り替わりのところで雪が切れ、チシマザサの藪が顔を出していた。シール登行に切り替えてもいいが、面倒だしそのままで歩きやすいので板を背負ったままつぼ足で行く。
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 ふと足元を見れば、黄砂で真っ黒に汚れた残雪を、真っ白な新雪が覆っている。昨夜は雪だったようだ。いつしか空は快晴だ。
 ブナ林から千本杉と呼ばれるちょっとした杉林。左手から大段ヶ平の尾根、さらに右手から流れ尾根をあわせて山頂へ。その手前でスノーシューの単独男性とすれ違った。本日唯一の雪遊びの同士という感じだ。
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 山頂部はいつものように雪が溶けているが、その周辺の残雪は厚い。ここから千本杉辺りで滑って遊ぶだけなら、まだ来週だって行けるだろう。三ノ丸も、笹が出ているが、まだ雪面も残って滑れそうだ。扇ノ山はこれからだ。大山や三室などの山は霞んでいて同定する気にならない。
 風が強いので避難小屋に入って、行動食を食べる。
 さあ、滑降だ。春の新雪は重いのでありがたくないが、今日は薄いので気にならない。快適なザラメ滑走だ。千本杉を抜け大段ヶ平方面へ。いいねぇ。
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 それでも、神大ヒュッテ下の斜面までにしておく。その下は斜度が緩すぎるのと、笹が顔を出しかけている。
 千本杉までの登り返しは、わずかなので板を担いでつぼ足で。
 千本杉からは、東尾根一ノ谷に向けて最後の滑降。緩斜面から急斜面に切り替わるところは藪が出ていて難儀。板を外さずにおりようとして立ち転け。そういう転倒を2回。この大斜面は笹に阻まれて快適な滑降とはいえなかったが、何とか一ノ谷までは板を外さずに滑って降り立った。
P1240936P1240942

 あとは板を背負って下る。
 クルマに戻って帰り支度をしていると、福井ナンバーのクルマが停まって2人の男性が下りてきた。今日扇ノ山に登り、この辺りでテント泊して、明日は氷ノ山だそうだ。大型連休だねえ。クルマが多いから、裏道を通って帰ろう。

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コメント

 残雪のザラメは気持ちいいですね。一番うらやましいのは天気がいいこと。こういう日に山に行けるのが、一番大切です。安全でもあるし。
 

投稿: すう | 2011/05/02 06:45

 この日は、午後から夕方にかけてだんだん天気が良くなってきました。ただし、昼頃、私が小雨の中出発しようとして少し歩いた頃、山頂では強風とホワイトアウトだと小屋に備え付けの日誌に記されていました。実際、山頂部だけ雲がかかっていました。
 実は、2005年の同じ日にも氷ノ山の同じコースを登って滑っているのですが、あのときは山頂付近の狭いエリアだけしか滑れませんでした。標高差は100m歩かないか位。それにひきかえ、今回は残雪期に滑れるところがすべて滑走できました。日付の上では、記録更新でなくても、快適に滑れたという点では今後の記録としたいと思います。

投稿: はいかい | 2011/05/02 07:40

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