太鼓山周辺をステップソールの板で周遊
19日も晴れで、前日以上に気温が上がる。避難している方々もホッとしていることだろう。
さて、碇高原の南隣の太鼓山周辺へ。せっかくの休日なのでもっと大きな山に行きたい気もするが、先日の寒の戻りが思いの外厳しく、山には結構な積雪があった模様だ。この時期の新雪は、すぐに重くなりあまりありがたくない。行きたい山がないわけではないのだが、寒さのお陰で根雪は保存されているのでチャンスが来るまで待つことにして、近場の小さなフィールドで遊ぶ。
太鼓山にはスイス村スキー場があって、これが先週に営業を終えたばかり。久しぶりに長いシーズンだったが、営業を終えてもまだまだ雪がたっぷり。雪が多い今シーズンならではの遊びを楽しむことにしよう。
スキー場のベースを過ぎて、縦貫林道を太鼓山直下までクルマで入る。スキー場の初級者下山コースとなっていて、営業を終えて除雪されたばかり。雪の壁は2mを越えている。雪の回廊を突き当たりまで進むとそこは「風のがっこう」。京都府の宿泊研修施設だ。太鼓山の北隣のピークにあり、北から東側の展望が開けている。水平線は昨日よりも霞んでいて、冠島もうっすら。
さて少し戻って標高600mほどのコテージ村付近にクルマを止める。丹後半島縦貫林道の最高地点であるこの辺りは、周囲を標高630~680m位のピークに囲まれた盆地のような地形だ。先ほどの風のがっこうピークもその一つ。スイス村スキー場は、標高683mの太鼓山とその南のピークにゲレンデが開かれている。まずはそのゲレンデで遊ぶ。
板は昨日と同じ2種類を用意した。まずは縦貫林道からゲレンデへは下る。初めは使い古しのゲレンデスキー板を利用したテレマークスキーで歩き出し、登り勾配でシールを付ける寸前に思いとどまる。斜面の大きさと雪質、これはステップソールだ。というわけで板を交換。太鼓山の南隣のピークは緩斜面なのでステップソールで登るのにぴったり。雪はザラメの根雪の上に、先日の寒の戻りの雪がうっすら。ステップソールの板でも十分滑れる。この緩斜面を2本滑る。途中反対側の上級者コースを少し滑ったり、ブナ林の中のコースから縦貫林道コース方面に行って2メートルの雪の壁を見下ろしたり。3本目に太鼓山山頂に登って最後のゲレンデ滑り。
一度クルマに戻ったら、今度は縦貫林道の向かい側に見えていたピークへ。太鼓山の南南東にあり、頂上にはなにやら小屋があるようだ。コテージも雪の回廊。最後のひと登りは除雪なし。頂上の小屋はなにやらモーターのようなものが動く音がしていた。下りはブナ林から雪の回廊へ。
縦貫林道に戻ったら、最後に風力発電の風車群へ。除雪はされず締まった雪を歩く。ここは太鼓山と風のがっこうピークの鞍部にあるので下り基調で到着。西側の景色が開ける。例年はブッシュが顔を出している土手も今回はどこでも滑れる雪面。一通り起伏を楽しんだらクルマに戻る。
というわけで、本日は6km強。帰路に就く。するとオートバイが登ってきた。縦貫林道全面開通は大分先、4月中旬以降になるだろう。
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