2ヶ月ぶりの碇高原
先週は敦賀の岩籠山、先々週は若狭の三十三間山、その前は若桜氷ノ山と遠出が続いていた。今週は近場がいいし、寒の戻りで雪が積もってラッセルが大変なので大きな山行きは控えたい。久しぶりに碇高原に行ってみよう。この冬は1月に雪がたくさん降って、天気が安定した2月にずいぶんあちこち行ったし大江山連峰にも6回入山した。碇高原は1月10日以来だ。午後になると雪質が悪くなるから、午前中に滑らないと。10時前に家を出発。
丹後半島縦貫林道は除雪されていなかった。走行不能なほどの積雪ではないが。碇高原総合牧場は、所々クルマよりはるかに高い雪の壁が残って、この冬の雪の多さの片鱗が残る。解けてこれだから、2月の初めはどんな風だったのだろうか。見に来なかったことが悔やまれる。さて、今日は道路の除雪をするほど積もってはいないから、道路脇に安心してクルマを止める。
準備を整えて車道から、牧場の作業道へ。まずはステップソールの板。作業道は2月に除雪が行われたようでスキー板よりもはるかに高い雪の壁が両側に立ちはだかる。この数日で積もった雪の上をスキーで歩く。ラッセルと言うほどではない。
1本目は雪の様子見で標高差60mのハーフコース。さすがに春の名残雪、重く湿ってステップソールの板ではターンがしにくい。そこで2本目からは、シングルキャンバーの板に変更。シールを貼って歩くと、やっぱりステップソールと比べると一歩一歩の抵抗が大きい。今度は標高差110mの笠山山頂展望台コースへ。高原に着いたときは雲が多かったが、徐々に青空が広がってきた。
笠山展望台からは360mの展望。3週連続の白山展望を期待して、東に目をこらすが残念ながらお目当ての白い山並みは見えない。かすかに白く見えるのは三国岳、上谷山辺りの近江、越前、美濃の国境付近の山々が見えているようだった。標高差500m下の丹後松島の海は青く、潮騒もかすかに聞こえる程度の穏やかさ。
途中伊根方面からオートバイがやってきた。あちらの道路は雪がないようだ。北側に向かったもののしばらくして引き返していった。
シングルキャンバーの板での滑りは快適。雪が多いので、いつもは足を踏み入れないブッシュ帯も滑ることができた。笠山山頂コースは2本。さらに日が射して、最後はかなりの湿雪となった。
計3本で、距離は5.7km、総標高差は300m程。
| 固定リンク
コメント
3月に雪の壁がある碇高原はなかなかないでしょうね。すごいもんです。
まだしばらく楽しめそうですね。雪が近いっていいなあ。
投稿: すう | 2011/03/08 20:26
家から19km、(雪道でなければ)30分のバックカントリーです。しかも、加賀白山と伯耆大山の展望も可能な所。今の時期から黄砂が来るまでが展望のチャンスなのですが、今年はどうか。
この時期にこの雪の壁というのは、5年ぶりのことです。ただ、日当たり風当たり良好、標高も400~500mしかないので、雪はすぐにダメになります。楽しいのは降雪直後だけ。
投稿: はいかい | 2011/03/09 08:06