« 大雪警報再び | トップページ | ノルディックの森「砥峰高原」 »

2011/01/23

ノルディックの森「峰山高原」

 一週間前の日曜には、北近畿日本海沿岸だけでなく広い範囲に大雪警報が発令された。その前日には暴風雪警報が発令されたことが示すように、強い季節風によって雪雲が深く内陸部まで押し込まれたようだ。事実、福知山の人がこんなに積もったのは久しぶり、といっていた。これは、5年前から暖めていた計画を実行できる機会がやってきたようだ。
 22日午前、丹後の平野部では小雨が降るあいにくの天気。ということで、片道120~140km、2時間超のアプローチを経て、兵庫県の播州、神河町へ。先週は、中央分水界を越え日本海より瀬戸内海に近いこの辺りにも大雪警報が出ていたのだ。一か八かで訪れるにはちと遠い。それでなかなか決行まで至らなかったのだ。この冬は、目論見通り平野部にも雪があるぞ。そして今日は、青空が見える明るい空。日本海側よりも瀬戸内側の傾向が強い気候だ。
 ただし、休日の朝は遅い。10時過ぎに起きて、11時過ぎに自宅を出発。峰山高原到着は14時前で行動開始は14時過ぎ。
 本日の活動エリアは、神河町の峰山高原と砥峰高原。自転車では何度も訪れていて、シングルトラックにダブルトラック、そして舗装路でのアップヒル・ダウンヒルなど多彩に楽しめる。ただ、播磨の国ということであまり雪と結びつかなかったのだが、大雪に恵まれた2006年には峰山高原での雪遊びの様子をWebページで見かけた。その時点で既にシーズンは過ぎていたし、その後寡雪の冬続きだった。
P1210725P1210726

 厳しい雪道を経て、標高930mの峰山高原に到着。「リラクシア」という高原ホテルがあり、軒に大量のつららを下げている。駐車場に数台のクルマが停まっていた。ふと見ると一台は三河ナンバーだった。他のクルマは見ていない。
 ホテル利用者以外は利用できない駐車場でなく、道路脇にクルマを停めてスキーの準備をしていると、ホテルから出てきた高級車が止まった。老夫婦が乗っていて、運転席の男性が「兄ちゃん、スキーするとこあるの」と声をかけてきた。暁晴山の方向を指さして「あそこ」と返すと、「ロープウェイあるの」。リフトを使わないスキーのことを誰もが知っているわけではない。
 ところで、この峰山高原と砥峰高原は、現在公開中の映画「ノルウェイの森」のロケ地。ノルウェイといえば、ノルディックスキーの本場。テレマークスキーの語源であるテレマルク県があるし、子どもの頃の私が初めてクロスカントリースキーを意識したのがオスロのホルメンコーレンのクロカンスキーレースがカップヌードルのCMで流されたことである(30年前の話だが)。ただし、「ノルウェイの森」とノルウェイは全く関係ない。作品の中に登場するビートルズの楽曲のタイトルである。
 さて、遊歩道を歩いて暁晴山を目指す。山頂は1077mなので、標高差は150mほど。気楽な高原散歩である。しかも、遊歩道にはスノーシューのトレースがあってラッセルも必要なし。トレースを外しても足首までも埋まらない。しばらくは、クロスカントリースキーの細いトレースもあったが、途中のグラウンドまでだった。グラウンドには周回するトレースが。
P1210741


 遊歩道といっても完全舗装のクルマも通れる幅の道路。車止めがあってクルマは入れないが、タイヤの細い自転車でもアンテナ塔が林立する山頂まであがれる。
 途中の東屋に、犬を連れた女性の2人組がいて、挨拶を交わす。どおりで、スノーシューのトレースにまとわりつくように、獣の足跡があったわけだ。犬は足にカバーのような、靴のようなものを着けている。
P1210745


 山頂手前、北側の雪原を歩いてその下の斜面をのぞく。そちらに下りてみる案もあるが、林が濃そうだ。雲が広がり、青空は見えなくなった。真っ白な雪山が一番奥に見える。氷ノ山だ。こちらからだと三ノ丸の大雪原が手前に位置するのだ。
P1210752


 15時15分、山頂に着くと雪が降ってきた。もう氷ノ山も見えない。南側、瀬戸内側はやはり空が明るい。
 シールを外して滑降準備。あんまり雪質に期待できないので、ステップソールの板は使わなかった。滑降コースは南斜面のオープンバーンに決定。登ってきた道沿いをショートカットして下る。ややクラスト気味だが、シングルキャンバーなので快適に滑ることができる。昨夜から今朝方に積もった表面の新雪が気持ちいい。
P1210755P1210759

 ショートカットを終え、少し遊歩道を下り、その下のオープンバーンにドロップ。オープンバーンの下にはやや密度の高い林があるが、GPSレシーバーによるとその向こうでまた遊歩道に合流できるはずだ。林間にはいると斜度が緩くなり、雪質も比較的よくて、思ったほど苦労せずに遊歩道に合流。その後もできるだけショートカットしながら下り、15時35分にクルマに戻る。
 快適な下りだったので、ここで繰り返して滑りたい気持ちを抑えながら、クルマで移動。砥峰高原へ。両高原を結ぶ7km弱のダブルトラックは除雪されていない。スキーでラッセルする根性はないので、クルマで移動。距離は35kmと5倍だ。
 (次の記事に続く)

|

« 大雪警報再び | トップページ | ノルディックの森「砥峰高原」 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: ノルディックの森「峰山高原」:

« 大雪警報再び | トップページ | ノルディックの森「砥峰高原」 »