2011/1/5おじろスキーレポート第2弾
中2日で、再びおじろへ。今日のパートナーはテレマークスキー、2シーズン目の御大K氏。先月大阪で買ってきたアルペンスキーも持っていったものの、この日はテレマークのみ。
9時半過ぎに京丹後を出発し、11時過ぎにおじろに到着。モバイルクーポン利用で、一日券が2,500円。といっても、ほとんど午後券並のスタートであるが。京丹後をでるときは、青空も見えていたが、おじろに着いてからは曇りが基本。雪が降ったり日が射したり。ゲレンデを下りる頃には吹雪。
平日とあって、とても空いていて快適。ポール練習、あるいはクロスカントリースキーの団体(いずれも子ども達)がいるが、全くストレスを感じることはない。
還暦をとうに過ぎた御大K氏は、元気だし、アルペンスキーのかなりの使い手であるから、テレマークもきれいに滑っている。とても去年から始めたとは思えない。本人は、「思い通りにはいかん」「怖くてスピードが出せん」「アルペンスキーより大分疲れる」と言っているが、見た目には優雅に滑っている。
さて、雪上カメラマンとして新しい撮影機材の試行錯誤。前回頭の上に付けた動画カメラだが、今度は手の甲に装着してみる。実は、いくつかのメーカーから出ているヘルメットカメラの中で最底辺の廉価版を選んだのだが、ベルトを通す部分が初日から破損。さすがは中国製だ。まあ、損傷しやすいだろうと言うことは手にとってすぐにわかっていた。それと、頭の上では、安全確認のためもあり周囲をきょろきょろ見ているので画面が落ち着かない。前回の動画では、そのシーンをカットしてからブログにあげている。
まあいろいろやれることを想定して、できるだけ小さいものを買ったのは正解。50gの重量は、各メーカー高価なものから廉価なものまであるヘルメットカメラの標準的な重量の3分の1以下だ。
ということで写真のようにマジックテープのベルトで手の甲側に固定。紛失防止にストラップも付けた。カメラ本体にもマジックテープの片面を両面テープで貼り付けてあるからストックは握れるのだが、なかなか被写体にねらいを定めるのが難しい。カメラを付けた方の腕は、ほとんどストックワークは使えない。ヘルメットカメラなので、ファインダー(モニタ)がない。実際の映像を見たら、かなり傾いていたし、カメラマンの意志に反して足下や空を撮っているシーンが多かった。
1月2日にはヘルメットに付けて撮影したカメラを、今度は手に装着。 リフト下車→ゲレンデ滑走→リフト乗車
御大K氏、テレマークスキー、2シーズン目にしてこの滑り。
デジカメを手に持って滑りながら動画撮影。御大K氏を追え!
最後は、非圧雪区間に入ってドタバタ。御大も転ぶ。
ところで、前述の通り、携帯電話サイトに会員登録してえられるクーポン利用で、一日券がなんと2,500円。本来より1,800円も値引きで、半日券よりも安い。他にも、レディース、シニア、おじろメンバーズなどいろいろな名目で割引を実施している。当方の利用したクーポンや、おじろメンバーズなどは、割引する代わりのユーザーの囲い込み作戦で、まんまと引っかかっているわけである。
北近畿では最も早く滑走可能になる、雪の豊富なエリア。豪雪の山、扇ノ山の山域でもある。おじろのゲレンデは山が深く、駐車場が確保できない。かつては、駐車場からマイクロバス(スキーやスノーボードを積む軽トラックとセット)と登行リフトを乗り継がなくてはならないアプローチがネックで、穴場スキー場と言われる存在だった。
2001-2002に2kmの登行ゴンドラリフトが設置され、アプローチが楽になった。そしてリフト料金が跳ね上がったが、その後神鍋高原の料金よりも少し安い程度に落ち着いた。しかし、その思い切った設備投資の直後に、スノーボードのブームも去り、スキー場の利用者が激減。集客力のある神鍋とハチ・ハチ北の2大エリアの間。隣のミカタスノーパーク(旧奥ハチ)は、以前から短時間でも安く楽しめる料金設定を実施していたが、今シーズンさらに安い料金設定に打って出た。
スキー場経営が厳しい時代、ゴンドラ導入から10シーズン目。おじろは頑張っている。ゴンドラで下山すると、「お疲れさまでした。またどうぞ」とお姉さんがキャンディを配っている。
さて、2シーズン前から休業していた、新戸倉スキー場。シーズン前には、スキー場公式サイトには再開をにおわすメッセージが出ていたが、今シーズンは更新されず昨シーズンの直前のメッセージのまま。事実上の廃業が確定した。神鍋高原では、とうとう名色が営業を止めたようだ。昨シーズンから更新されていなかったサイトはシーズン入りと同時にアクセスできなくなり、おじろへのアプローチの道中遠巻きに見ただけであるが、ゲレンデには搬器やワイヤーだけでなく、リフトの支柱も見あたらない。9つあった神鍋のスキー場も、これで3つを残すのみとなった。
その生き残っている奥神鍋スキー場も、1月3日にリフトの事故。人が乗っている搬器がワイヤーを滑り落ち、後方の搬器に乗っていた人にけがをさせたとのこと。そのリフトは6日にもまだ復旧していない。しかも、それは隣の万場高原スキー場に接続するゲレンデのリフトなので、2つのスキー場が繋がって広大なエリアを形成しているのが魅力の両スキー場がバラバラ。信用失墜とあわせて大打撃だろう。
長々と書いてしまった。さいごに、がんばれスキー場!
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コメント
こんにちは。
本当に御大は元気ですね。同時期に始めた者として引き離されないように頑張らねばと思ってしまいます。でも、ボクの右膝は肉離れ(今日医者から言われました。日にち薬だそう)だそうで、特にテレマーク姿勢のように膝を曲げて重心を低くすると痛いんですよね。早く治ってほしい。
実はおじろには行ったことがないのです。はいかいさんが2度も行くということは、いいスキー場なのでしょうか?今となっては行く機会がなかなかないでしょう。行っておくべきでした。
投稿: すう | 2011/01/07 20:30
去年暮れにバドミントンで痛めた膝は肉離れですか。貴重なシーズンに怪我とは、二重の意味で痛いですね。
御大K氏は、やや前足に乗りすぎですが、フォームはきれいです。連続ターンもスムーズです。とはいえ、既にテレマークで御嶽山頂の3067mから滑降しているすうさんが、後れをとっているとは全く思えませんが。
本文にも書きましたが、クーポンのお陰で一日券が割安なので、おじろでした。往路と復路で充実したドライブができるのも魅力です。往路では神鍋のゲレンデを見ながら志気を高め、復路では夕暮れの矢田川渓谷の雪景色を眺めて心を癒す。どちらの道も、すうさんが丹後にいた頃にはなかったトンネルによって、距離が短縮されています。
投稿: はいかい | 2011/01/08 00:52