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2010/11/19

晩秋木津川三上山

 晩秋の時期の京都府南部南山城地区のツーリングも、2004年から数えてかれこれ7回目となった。この時期「うらにし」と呼ばれる時雨模様が続く日本海側ではなかなか走れないので、紅葉見物をかねて高校時代からの友人で宇治在住の自転車仲間の いさなごのぼる君 と共に走る計画が定着していた。ただ、近年の11月は暖かく、日本海側でも結構はれて走れる日が多い。10月末には強く冷え込んだ今秋だが、11月中旬には暖かさが戻り、なんとこの時期には珍しい黄砂までやってきた。
 まあ、大義名分は何でも良くて、今年は木津川市旧山城町の三上山とその周辺のダブルトラック林道がターゲットだ。
 11月13日午前7時過ぎに、丹後の自宅をクルマで出発。例年予定の時間に大幅に遅刻して、いさなごのぼる君に迷惑をかけているのだが、今回は勝算あり。京丹波から無料実験中の京都縦貫道を使うのだ。黄砂に加えて朝霧で視界の悪い亀岡盆地を越え順調に南下。予定通り京都縦貫道へ。さすがに紅葉シーズンが始まっているので交通量が多い。でも、最盛期となる1~2週間後にはもっと大変なことになる。
 京都盆地に入って縦貫道は終わり、市街地を迂回するために洛西ニュータウンから長岡京へ。このルートにも紅葉で人気の「光明寺」があるが、周辺に散らばる臨時駐車場にはまだクルマはまばらで順調に通過。最盛期には満車の駐車場には入れないクルマが狭い道にあふれて大渋滞となる。
 そんなこんなで10時40分に城陽に到着。友人の 青波ごん太君 の家の駐車場にクルマを入れる。青波ごん太君に挨拶をして自転車を下ろしツーリングの準備をするが、いさなごのぼる君との約束の11時になったので、集合場所のJR城陽駅へ。いさなごのぼる君と無事落ち合ったら青波ごん太君の家に戻り、私は引き続き準備を整え行動食を軽く食べながら、食料を買い出しにいったいさなごのぼる君を待つ。いさなごのぼる君が戻ってきたが、彼の自転車は整備不良きわまりない。私が予備として持っているブレーキシューを出して交換し、ブレーキワイヤーの調整。なかなか出発できない。ようやくすべてが整ったのが11時半頃。青波ごん太君に出発を告げると、「まだいたのか」と言われる。
 JR奈良線の東側を南下。この辺りは、自衛隊の演習場となっている丘陵地帯と、木津川沿いの平野部の住宅街との境目で、小さなアップダウンを繰り返す。国道307号線につき当たったら、木津川に向けて右折。山城大橋を渡って木津川左岸のサイクリングロードで南下。去年登った万灯呂山は黄砂に霞んでいる。
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 サイクリングロードにはカラフルなウェアに身を包んだサイクリストがいっぱい。ロードレーサーと折り畳み小径車が多い。普段着のまま自転車に乗っているのは我々くらいのものだ。ちなみに教の私の自転車は、今シーズン大活躍のVigoreランドナー改パスハンター。いさなごのぼる君はTREKのMTBだ。
 交差する国道をくぐり抜ける高架下のブラインドコーナーから右側通行の自転車が飛び出してきてびっくり。年輩のサイクリストだ。危ないなあ。そういえば、我々がサイクリングロードに入った直後の車道と斜めに交差している箇所の緩いカーブで、我々の前を行く小径車のサイクリストが対向自転車とキープレフトですれ違おうとしているのに、相手は右側に寄ってすれ違おうとしていた。それも年輩のサイクリストだった。どうもサイクリングロードが公道であることがわかっていない人がいるようだ。
 開橋まで南下したら、木津川を渡ってそのまま東に進んで山間部へとはいる。クルマも自転車も少ない道で快適。青空が見えないのは、黄砂のせいばかりでなく曇天のため。
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 緩やかに道は登り、雑木林や茶畑を抜けて神童寺の集落へ。実際には集落には入らず手前の分岐を通過。その先にはまとまった集落はない。鳴子川に沿ってさらに坂を登って山城町森林公園へ。キャンプ場を主とした野外活動施設のようだ。紅葉が鮮やか。
 森林公園を越えると道はさらに細く、登り勾配が増す。その先に分岐。直進は「冒険の道」というやや荒れた雰囲気のダート。左折のやはりダートのダブルトラック林道へ入る。登り勾配がさらに増して息が弾む。
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 路面はコンクリート舗装とダートを繰り返す。当然コンクリート舗装の区間は勾配がきつい。何度かシングルトラックと交差しながら標高を上げ、「三上山展望台」の案内板を発見。最後はシングルトラック。
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 せっかくの大展望のピークなのに、いまいましき黄砂。京阪奈丘陵がはっきり見えない。眼下に見下ろすのは加茂の中心街。駅前の高層マンションがどうにかうっすら見える。東には和束の集落が見える。行動食を食べてのんびり過ごす。
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 さあ下ろう。まずはシングルトラック。押し担ぎの丸太の階段は、最後の数10メートルを乗車。ダブルトラックに戻ったら、今度は北側の田村新田に向けて下る。こちらは急勾配の区間も舗装されていないので道は荒れている。深い溝が掘れていたり、粒子の細かい土が流され砂利が浮いていたり、ガレていたり。
 登り返しもあるが、ランドナー改の細いタイヤ(ダート用のブロックパターンではあるが)はグリップが弱く押して登る。いさなごのぼる君のMTBは先へ行ってしまった。その先の下りでもやはりMTBに水をあけられる。
 オフロードのモーターサイクルも通るが、やはりタイヤをとられるようで慎重に走っている。
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 麓の集落に下ったところで一休み。舗装路との境目で我々が自転車を止めて休みかけたところで、畑に向かうらしい地元の女性が通りがかり挨拶を交わした後しばらく話をする。我々が今下ってきた道はまだ開通してからそんなにたっていないとこのと。また、この数世帯の小さな集落は田村新田(「田村新田」が大字で小字は「平ヶ谷」)井手町の飛び地。田村新田という地名は、飛び地でない井手町の大正池の近くにもあるが、いずれも和束町の田村さんが開墾した土地だということだ。また、かつては車道は天神川沿いにしかなく、この村の子どもは有王の山道を越えて小学校に通ったそうだ。何ともしっかりした説明をしてくれるお母さんだった。
 お母さんと別れて、天神川に沿った細長い飛び地を過ぎる。そのまま舗装路をたどると道はぐんぐん標高を上げる。予定では天神川沿いを下るつもりだったが、間違えて有王を越えて井手町へ向かっていた。気づいたときには旧町境のピークを越えていたが、その先の多摩川沿いの道は既に走っているし舗装路なのでUターン。再び峠を越えて天神川沿いに戻る。
 我々が目指す道は竹藪の中のダートのダブルトラックだ。かつてはこの道がメインの車道。そして今我々が越えた舗装の峠道は、かつて子どもが小学校に通った山道だったようだ。
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 ダブルトラックは竹藪から畑をこえ、さらには草ぼうぼうの路面を経て、ガレたりぬかるんだりの沢沿いルートと変化が激しい。緩い下り勾配でなかなか楽しい。ぬかるみの区間は泥よけがありがたい。路面にはたまに2輪の轍。よく見ると4輪の轍も。
 ひとしきり楽しんだら砂防ダムの先で急に視界が開け田園地帯に出た。既に稲刈りを終えた田んぼが広がっている。林道から農道へと変わったダブルトラックは路面の凹凸が激しく、脇の草の上の方が走りやすい。でも、それもつかの間。すぐに一般の車道となる。目標としていた蟹満寺を左に見ながらJR奈良線を越えたところで城陽までのルートを考える。既に薄暗くなって来たので出きればクルマの少ないコースがよい。山城大橋までは国道24号線の交通量の少ない府道・市道を選んで北上し、その後は木津川右岸の土手の上の道を行くことに決め、ライトをつけて北上開始。
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 山背古道も併走するルートは趣のある町並み。昭和の感じが漂う駄菓子屋の灯りが何とも暖かい。玉川沿いは紅葉がきれい。以前のこの時期のツーリングで大正池から下ってきたときの記憶が呼び起こされる。
 山城大橋から木津川右岸の土手の道は、車止めがあって自動車は通らないので快適そのもの。左岸のサイクリングロードもいいがこちらもいい。富野で土手を下りて北上。城陽の街は細い路地が多い。クルマは幹線を通るので自転車は路地を行けばいい。玉水から城陽のこのルートはクルマを気にせず走れる区間が多く、しかも往路よりも距離が短かった。
 というわけで本日の走行は45km(いさなごのぼる君はプラス10km)ほど。
 城陽青波ごん太君宅前で、いさなごのぼる君と別れる。私は青波ごん太君夫婦と夕食をともにする。

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コメント

先日はお世話になりました。
天気はいまいちだったけど寒すぎず、
気持ちよく走れました。
またよろしくね。

投稿: いさなご | 2010/11/21 23:16

 楽しかったっす。黄砂は残念だったけど、リベンジもありだね。田村新田のお母さんの話が聞けたのは収穫だった。
 城陽の青波ごんた君が翌朝早くから用事があって夜は早めに切り上げたので、改めて忘年会の約束をした。だからまたそちらへうかがうので、また可能ならば会おう。

投稿: はいかい | 2010/11/23 17:38

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