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2010/08/20

揖斐川支流小津川と小津の里

 8月17,18日、所用で岐阜を訪れた。暑かった。
 丹後からクルマで訪れる場合、若狭湾沿いから琵琶湖に抜け、北岸に沿って迂回し、伊吹山の麓をひたすら東南東方向につき進むのが近い。木之本、あるいは関ヶ原から高速道路を使う手もあるが、目的地の岐阜市は名神高速道路のインターチェンジはやや遠くて市街地をたくさん走らねばならないし、東海北陸自動車道のインターチェンジは若干近いが高速道路を乗り継いで遠回りをすることになる。つまり効率的ではない。
 どこまで乗っても1000円以下の「休日特別割引」、とは無縁の平日に最初から高速道路を使う気はない。
 実は岐阜を訪れるのはこの夏2回目で、同じコースばかりでは飽きる、と思い付いたのがR417,303のコース。濃尾平野から揖斐川を遡り伊吹山などの山岳地帯の北を迂回して木之本に抜ける。所用がすべて終わった18日の午後、丹後への帰路。濃尾平野内を我慢すれば、山間部の大きな谷を行く。風景は木之本に近づくほどに長閑さを増してゆく。交通量は少ない。日陰が多く、きれいな川の流れも見えて、体にも目にも涼しい。
 後は帰るだけとなれば、怖いものはない。
 揖斐川町の東津汲から支流の小津川に沿って北上し下辻峠を越えて飛鳥川沿いに下って揖斐川本流に戻る周回コースに目星をつけていた。国道から小津川沿いの県道に入ってすぐの道路脇のスペースにクルマを止めて自転車を下ろす。西国三十三所観音霊場の第三十三番札所で結願・満願霊場の谷汲山華厳寺よりも少し西のエリアである。
 揖斐川本流への合流点の手前、小津川では子どもたちが水浴びをしている。その川沿いを遡ると時折田んぼがあり、農家もぼちぼち見られる。川と反対側の法面のコンクリートには四角くて浅い横穴がくり抜かれ、道祖神が祭られている。その目印のように紅白の提灯が下げられている。
 さらに行くと少し大きな集落となった。小津である。四国山地の山間部を思わせる、平地の少ない川沿いに家が建ち並ぶ。四国よりは若干勾配が緩やかだろうか。石造りとまでは言わないが、コンクリートのとても古い橋(やはりランドナーで渡ると景色にマッチしている)を渡って集落の奥から急勾配を登る。切り通しの小さな峠には、棚が置かれたたくさんの薬缶が目に飛び込む。共同墓地だった。墓地にはまるで運動会の万国旗のように、紅白の提灯。薬缶が置かれた棚には線香やマッチも置かれていた。誰でもお使いください、という田舎ならではの雰囲気が漂うが、雨ざらしでいいのだろうか。盆の時期だけのことかも知れない、紙の提灯も含めて。
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 そしてやや下って小津川のさらに支流、下辻谷へと下りる。この川を詰めて下辻峠へと行くのだが、気になるのは「東海自然歩道通行止」という看板。状況がよくわからないが、「迷わず行けよ、行けばわかるさ、ありがとー」の精神だ。
 谷に沿った小さな田んぼがとぎれたところに、工事用のゲートで道が塞がれていた。その隙間を抜けて進んでみる。砂防ダムを見ながら急勾配のヘアピンカーブを越えると、いきなり舗装がとぎれていた。ダブルトラックとシングルトラックを足して2で割った、1.5トラックと表現したくなる幅。ちなみにそこに至る舗装路も同様の道幅だった。そして、背の高い草がぼうぼうで、とても通る気にはならない。
 昭文社のツーリングマップルで見る限りは、車道と描かれていた下辻峠だが、どうやら「東海自然歩道」の表示通りのようだ。家に帰ってから国土地理院の地図を見ると点線で描かれていた。
 さて、来た道を引き返す。当然下り基調なので楽々。共同墓地の尾根への登り返しも大したことなく、小津の集落へ。民家は窓を開け放し反対側の景色が見通せる。
 往路では気づかなかったが、集落の外れに小さなお堂があり、透明な裸電球がオレンジ色に灯っていた。
 小津川の蛇行をショートカットする小さなトンネルがあり、往路はそれを抜けたが、今度はトンネル脇から川沿いを行く自然歩道を通ってみる。落石や木の枝、そして雑草に覆われた路面なので歩くようにゆっくりと進む。吊り橋風の橋がかかっているところで前方が土砂崩れで塞がれ立ち往生。よく見ると踏み跡が見えるが、草ぼうぼう鋸の時期に行く気はせず引き返す。
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 トンネルを抜け自分のクルマを通り過ぎて揖斐川本流を見に行く。合流点手前の水遊びの子どもたちは、ボディボードならぬ浮き輪を使って瀬遊びに夢中。
 国道を渡って、揖斐川本流に架かる橋へ。岐阜市や郡上八幡を流れる長良川、木曽谷を流れる木曽川に比べてあまりなじみがなかった揖斐川だが、結構澄んできれいな川だ。
 橋の反対側の集落には、公共の花畑などがある。お寺の山門が立派だ。
 さあクルマに戻って、丹後を目指そう。

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