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2010/04/30

復活した板でリベンジ扇ノ山

 2週間前、板からビンディングがはずれて挫折した扇ノ山へ。雪が少ない冬だったが、3月に続いて4月も気温が低めで何とか雪が残っている。去年も同じ昭和の日に来ているが、ここへ来て同じ時期の残雪は去年より多くなった。
 上山高原への除雪は13日に行われた。今日の上山高原は野焼き。除雪の限界点付近には5台ほどのクルマが止まっていた。林道は自転車を使うが、何度か残雪を越えながら走り700mあまりで乗り捨てる。その先も乗れる区間はありそうだが、板を試す意味も含めての判断。おそるおそる板を付けて残雪の上を歩く。代わりの板を持ってきているので、トラブル再発は早めの方がいい。もちろん起こらないのがなおいい。
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 小ヅッコ登山口手前のある程度長い区間はアスファルト丸出し(これは4月上旬から)。そのまま板を担いで雪のない登山道を歩く。小ヅッコ小屋を越えると雪が現れ始めるが、杉林の藪に苦しむ。板が邪魔だ。
 河合谷登山口からの登山道と合流しブナ林に入ると、登山道に雪がなくなる。こんなことならザックに板を付けて歩いた方が楽だった。
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 小ヅッコを越えると雪が現れ始め、大ヅッコへの登りが本格化するところで一面の雪となり、スキーの雰囲気がでてきた。この辺りで下山してくる登山者に次々とすれ違う。スキーヤーは私1人。
 大ヅッコの北斜面は予想通りの雪原。ここが間違いなく滑れるという見込みがあるから今日スキーを持ってきているのだ。しかし、大ヅッコの頂から南の扇ノ山側斜面は雪が途切れる。鞍部に降りて扇ノ山山頂への登北斜面はまた雪に覆われる。
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 扇ノ山の山頂は雪が解けて山頂小屋の周囲は土がでている。東斜面は、やや灌木がでているが何とか滑れそうだ。去年の同じ日には滑る気にならないほどの灌木ヤブヤブだった。氷ノ山、青ヶ丸、仏ノ尾はずいぶん雪解けが進んでいる。スキーができるのはもう扇ノ山だけだ。
 山頂小屋で一休み。小屋の利用簿と日記帳が何冊もあって、どれも書きかけ。どれに書いていいのかわからない。4月3日の自分の記述のあるノートに書き込む。
 山頂からはチシマザサのブッシュに阻まれているので、八東ふるさとの森への登山道をほんの少し進んでから雪面に。ザックをおろしてドロップ。ザラメのターン。雪解けで現れた横倒しの灌木たち。雪の重みでおれて雪面に横たわる木の枝。そしてブナの根開け。避けるのが大変だ。とりあえず一本滑ってのぼり返す。ステップソールでなかったら一本で終わりしただろう。ザックを背負って、2本目。落ちた木の枝に引っかかって転倒。けがをしないうちに止めておこう。今度は登り返さず、大ヅッコとの鞍部方面へトラバース。
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 鞍部で板を外して大ヅッコへ登り返し、北斜面へ。平均的に5月の連休明けまでは滑れるこの斜面は、今年は落ちた木の枝が多くあまり快適ではなかった。
 斜度がなくなるとブッシュも濃くなり、板を外してザックに固定。後はひたすら歩いて下る。藪をさけて、河合谷登山口への道へ。若干倒木越えなどはあるが、小ヅッコ小屋への道ほどのブッシュはない。林道歩きが長くなるが、河合谷牧場からの道の除雪の状況もつかんでおきたい。
 登山道に雪はほとんどなく、林道に降り立つ。除雪はされていないがかなり雪解けが進んでいる。親水公園付近はほぼ雪解けしているが、今はもうクルマはないし、日中も止まっていた雰囲気はない。河合谷からの道はまだ除雪はされていないのだろう。姫路方面にはクルマの轍があるような気がした。
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 残雪があったりなかったりの林道で県境を越え、鳥取から兵庫へ。小ヅッコ登山口を過ぎて、スキー板を付ける。2,3度外す場面はあったが、おおむね自転車を止めたところまで滑ることができた。さらに自転車を使って、一気に上山高原へ。
 というわけで、リベンジ成功。雪解けに間に合った。

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バイクにバイクを積む(その1)

 列車を利用した輪行ツーリング、カーサイクリングなど、自転車以外の機動力を使ってアプローチしてからええとこどりして走る、というスタイルは有効だ。2月に小さく折り畳める自転車を手に入れてから思い描いていたことを実行してみた。
 もともとは、昨年9月の「里山サイクリングin綾部」で、小型自動二輪で自転車を載せて牽引するリヤカーを見かけたことだった。
 ただし、この方法だと制限速度が25km/hとなってしまう。普段の走行の半分の速度しか出せない。そこで、オーバーキャリアを装着し、リアボックスをずらして隙間を作り、荷台に載せてみれば意外に安定している。固定には自転車のチューブを巨大な輪ゴム代わりに利用。海岸まで運んで、海沿いを走る。いい気持ち。
 家に帰ってからちょっと気になったのでネットで調べてみたら、「道路交通法施行令第22条及び第23条」に抵触してしまっていることを発見。横幅がハンドル幅を超えている。捕まれば「積載物大きさ制限超過」により点数1点加算、反則金6000または5000円(90ccは自動二輪か原付か)を払わされるところだった。知らずに往復15kmも走ってしまった。
 というわけで、これは積み方を再検討しないと。…続く。
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2010/04/25

インサートホール化でスキー板復活

 ビンディングプレート(ビンディングの台座)を止める木ねじが抜けてしまったスキー板。木ねじのネジ山をなめてしまった。そこでホームセンターで買ってきた「鬼目ナット」を埋め込む。木ねじより相当に太いので、ドリルで穴を大きくしてから六角レンチでねじ込む。中はボルトのネジ山となっているのだ。穴がゆがんでいるのは、板を買ったときに開けたときから。ちっちゃいことは気にしない。これで板は復活。プレートの付け替えも可能になった。
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海に沈む夕日を眺めるショートツーリング

 何とか日が沈む前に舞鶴から帰ってきた。エンジン付きのバイクでは運動不足。エンジンなしバイクで一走り。丹後半島の北岸へ夕日と競うタイムトライアル。何とか海に沈む直前の太陽を、海岸線で捕まえた。軽いアップダウンのある約25kmを1時間9分。
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舞鶴通勤ツーリング

 日曜の今日は、昼頃から舞鶴で仕事。天気がいいので、スーパーカブで天橋立をわたって片道50kmのツーリングをかねた通勤。海が青いねぇ。気持ちがいいねぇ。
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2010/04/18

扇ノ山は撤退し登山口林道積雪調査へ

 1週間前には平野部で夏日、その後のまとまった雨。中国山地の最後の砦、扇ノ山の雪もかなり解けたことだろう。山頂の東斜面はまだ滑れるだろうか。まあ、迷わず行けよ、行けばわかるさ、ありがとう!
 朝は雨だがすぐに止むだろう。ちょっと遅めに家を出てくる間を走らせるうちに上々の天気。空は青く、桜の残り花と新緑が鮮やか。
 ところで、数日前に同行者を誘ったが、あいにく都合が悪いと断られた。代わりに河合谷牧場の除雪状況を教えてもらった。湯村温泉を過ぎて、いつもの上山高原からの入山を止めることを決意。R9から上山高原の入り口を過ぎ、すぐに兵庫から県境を越えて鳥取県へ。そしてすぐに河合谷高原への入り口。集落から狭い道を経て河合谷牧場へ。牧場の辺りにも雪はなく、心配になってくる。しかし突然道路が雪に阻まれた。止めてあるクルマは1台。GPSレシーバーで位置と標高を確認するが、河合谷登山口は以外に遠い。電話で聞いた感じではもっと近いかと思ったが、これなら上山高原から小ヅッコ登山口の方が若干近い。
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 結局、上山高原に移動することにする。勝手が分かっている方がいいだろう。既に正午を過ぎているのに移動にさらに1時間を費やす。これが、あるいはこの迷いが今日という日を暗示していたのかも知れない。
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 もくろみ通り上山高原まで除雪済み。途中の芝桜公園の辺りでは桜が満開だった。上山高原の方が雪が多い。そしてクルマが多い。登山者以外に地元の人が作業もしているようだ。準備を整え、1.5m程の高さの雪の壁を登って林道を歩き出す。今日はステップソールの板だ。これだけ雪があれば、自転車を使わない方がいいだろう。
 カメラのバッテリが残り少ない。早く気づけば、クルマの中で充電できたのに。
 ショウブ池のところで、大ヅッコと扇ノ山山頂を眺める。雪はまだある。山頂東斜面も何とか滑れるだろう。ショウブ池と、登山口手前での雪の切れ目は2週間前に来たときよりも当然広がっているが、それでも林道全体ではまだ自転車よりもスキーで歩いた方がいい。
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 登山口からしばらくは土が出ているので、スキーを手に持って歩く。小ヅッコ小屋でスキーを装着。しかし、やや藪が邪魔だ。ようやくや武が一段落してさあこれから、というときにトラブル発生。右側のビンディングプレートを板に付けているネジが抜けてしまった。あらら。そういえば、ちょっとネジが短いかなと思いながら付けたんだった。今シーズン2月に届いてから、碇高原、上山高原、氷ノ山3回、前回の扇ノ山にゲレンデスキーとずいぶん酷使してきた。携帯しているスペアの大きめのネジを出してみるが、頭が大きすぎてビンディングプレートの穴に入らない。仕方ないので詰め物をして抜けたネジをもう一度締めてみるが、歩き出すとすぐにまた抜けた。
 だめだ。引き返そう。抜けたのは、4本のうちのつま先側の2本。土踏まずの方の2本でクルマまで何とか持ちこたえてくれ。できるだけ負担がかからないように下る。超緩斜面で幸いだ。林道は、ほとんどターンをしないでもく下れて快適。
 クルマに戻ったら手早く撤収。後から降りてきた3人組の登山者が賑やかだ。と思ったら質問したてきた。
 「帰り道に温泉ありますか」。どこに帰るのかも言わないでこんな質問をしてくる。で、訊ね返したら「湯村温泉を通って帰るんです」。(じゃあ湯村温泉でいいじゃない。)「地元の人が入る200円くらいのところがないですか。500円の、○○○○の温泉は知っているんだけど。」(じゃあ地元の人に聞いてよ。)この人たちに満足してもらえる回答などできないので「わかりません」とあしらってクルマを出す。先月大山に行ったときも、同行者と「最近、簡単に何でも人に尋ねる登山者が増えた。××はどっち、とか、△△までどのくらい、とか。自分で地図を見るより安易に聞いてすませようとする」と言っていたところだ。
 さあ、少し時間ができたので寄り道だ。村岡町おじろ区(旧美方町)へ。先日、仏ノ尾の山頂で見た「素晴らしいブナ林経由大谷へ」という看板の文句が気になる。私がたどったコースでは、下半分しかスキーが楽しめなかったが、そちらは道なのだろう。また雪が解けてから歩いてみて来シーズン以降に挑戦することになるだろうが、そこに至る林道の雪の状況を知りたい。除雪などされるわけはないから、どの時期にどこまでクルマで入れるかと言うことが知りたいのだ。おじろスキー場のある、矢田川の谷の西岸の山の中の林道を夕暮れまでうろうろした。仏ノ尾も氷ノ山もまだまだ白い。
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2010/04/11

野伏ヶ岳オプション越前大野ポタリング

 野伏ヶ岳のある岐阜県郡上市白鳥へ、往路は木之本から北陸自動車道、名神高速、東海北陸自動車道経由。高速料金が1000円以下の休日特別割引が廃止になる前に利用しないと。ピストンコースではおもしろくないので、帰路は九頭竜ダム、越前大野経由。
 走り初めてから100km近く過ぎたので、気分転換をかねていつも素通りしている越前大野の市街地へ。クルマを止めて自転車をおろして、夕暮れ時の市内を散策。ちょうど桜が満開だ。その桜の向こうには、大野盆地を取り巻く残雪の山々。やっぱり大野城を目指そうと思うが、山の上なので麓から眺めるだけにする。有終公園の桜を見物していたらすぐ隣が図書館。中に入って雑誌や新聞を読む。十分に気分転換できた、とそとにでようとしたら出入り口近くに市内の観光マップが置いてあった。古い町並みの通りや名水などが記されているので、それを見にもう一走り。ちょうどこの日と翌日が「大野さくら祭り」。また、鉄腕DASHの「水鉄砲合戦」シリーズの第2段(2009年10月18日放送)が行われた、名水の城下町。なかなかいいねぇ。
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野伏ヶ岳で展望とザラメの滑りを楽しむ

 4月9日、21時30分自宅を出発。明日から値上げのガソリンスタンドで満タンに。舞鶴を越え、若狭湾沿いを東に進み、上中から内陸へは入り琵琶湖を目指す。湖北の海津大崎辺りは昼間なら桜が見事だろう。木之本I.C.から北陸自動車道に乗り、名神、東海北陸道とつなぐ。明日の朝食を買わないといけないので念のため郡上八幡I.C.で下りてコンビニに寄る。白鳥にもコンビニはあったが、信号皆無、交通量もほとんどない夜中の道は高速を下りてもさほどの時間のロスはなかった。白鳥の道の駅に3時30分に到着。ここまで300km、6時間。
 5時に目覚めると空はうっすらと明るい。夜中に数台だったクルマは倍ほどに増え10台余り。トイレで用を足してから石徹白に移動。桧峠を越え、今シーズン最後の営業を開始しようとしているスキー場や既に営業を終えたスキー場の脇を抜け、白山中居神社へ。家からの距離は320km余り。神社の駐車場に10台ほど、石徹白川にかかる橋の左岸のスペースにも10台ほど。左岸のスペースにクルマを止める。地元ナンバーの他、群馬、練馬、つくば、富士山など東日本のナンバーのクルマも目立つ。その後に到着したクルマは、橋を渡って右岸のスペースに止めていく。出発準備をしている人々は、スキーのある人よりもない人の方が若干多い。さらに、釣り人のクルマもあるようだ。初めての山で様子が分からないので、アイゼンやらツェルトやらフル装備で荷造り。白山中居神社のトイレを借りたが、ため息のでるような汚さ。自分で汚した分くらいはきれいにしようよ。
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 4月10日6時30分、スタート。曇りの予報に反し、快晴だ。石徹白川、さらにその支流の小白谷川の橋を渡ったところで林道が雪に覆われる。これは想定通りだ。シールを貼ったスキーを装着して歩き始める。ちなみに、2週間前、1週間前、2日前とネットを通じて立て続けにこの山の情報が入っている。しかし、すぐに雪がとぎれ、スキーを着けたり外したりを繰り返し、とうとう根負けして板をザックに付ける。かなり雪解けが進んでいるようだ。追い越していくスキーヤーもみな板を背負っていた。しばらく行くとようやく雪に覆われてくるが、とりあえず様子を見てつぼ足のまま行く。ざわざわという物音がしたり人の話し声がするけれど、姿は見えない。と、前方の藪の中から突然スキー板を背負った2人組が飛び出してきた。いろいろとショートカットするルートがあるようだ。雪が緩んできたら板を付ける。
 深い蛇行の道をショートカットして登っていくと、今度は倒木が道を塞いでいる。板を付けているので苦労するが、強引に越えていく。
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 8時50分、杉林の中の林道を2時間以上歩いて広々とした平原にでた。登山者が休憩している、和田牧場跡。目指す野伏ヶ岳や薙刀山がどどーんと飛び込んでくる。青空をバックに威圧するように白く輝いている。私が牧場跡地に到着すると同時に別方向からスキー登山の5人ほどのグループも到着。やっぱり林道のショートカットルートがあるようだ。
 そのスキーのパーティの跡を追うように牧場跡を横切る。そして、その先の湿原を反時計回りに半周してダイレクト尾根にとりつく。雪に覆われた湿原を突っ切る方が近道だが、アップダウンとなり余り良くない。スノーシューやつぼ足の人はブナ林を直登して尾根に上がっているが、私は出来るだけ尾根の末端に回り込んで急登を少なくする。
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 尾根に上がると快適なシール登行。あとはこの尾根を標高差500m登ればいいのだ。左手、尾根の南西側は広くなだらかなブナ林の斜面。下りはそこを滑るのも良さそうだ。気温はぐんぐん上昇し暑くなってアウターを脱ぐ。途中急斜面が2カ所ほど。登りが苦手でペースがどんどん落ち、後続の人々に次々と抜かされる。端役も降りてくる人もいる。まあいい、のんびり行こう。青空は徐々に雲に覆われていく。白山が見えるだろうか。
 尾根の上部に来ると、下ってくる人とすれ違うことが多くなる。登っている人の数ほどすれ違う人が多くない。北東尾根の方にも下っているようだ。2つ目の急登を越え北東尾根とのジャンクションが近づくと、尾根はやせ細る。風も強まって、アウターを脱いでいるので寒いくらいだ。また、エッジがはずれて滑落したら大変。周囲にはクレバスが多く、この辺りは尾根を外さないでくだらないといけない。この辺りで、ダイレクト尾根を下るスキーヤー数人とすれ違う。アルペンスキーとテレマークスキーの2人組は華麗に下っていった。単独のスキーヤーはクレバスの辺りにも平気で滑っていく。見ている方がこわい。
 尾根のジャンクションから上は広くなだらかな尾根。頂上台地といってもいいくらいだ。
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 数パーティがのんびり休んでいる山頂には12時30分に到着。6時間もかけての牛歩登山だ。なぜかここは風もなく穏やかな雰囲気。薙刀山の向こうには加賀白山の大きな山塊。御前ヶ峰などの山頂は雲に隠れているが、その雄大な全容はほぼ現れている。西には教ヶ岳の向こうに大野盆地。空気が澄んでいればその向こうに丹後半島も見えるようだ。また、東に目を転じれば、芦倉山越しにうっすらと白い山々。北アルプス。帰ってから調べてみると槍から乗鞍辺りが見えているようだ。足下には和田牧場の白い平原。迂回した湿原は白い雪原が蛇行する川のように割れている。そして石徹白のスキー場や集落も見える。
 展望を楽しんだらアウターウェアを着込みスキーを装着。食事はダイレクト尾根の途中で済ませたので、早速下りにかかる。これから登ってくる人とすれ違いながら尾根ジャンクションまでのややなだらかな斜面を滑る。ザラメが快適。私の後に登ってきたアルペンスキーの男女が颯爽と追い越していった。彼らについて北東尾根を滑り降り始めてしまった。クレバスだらけのルンゼには近づきたくないし、再びシールを付けてジャンクションに登り返す気にもならず、このまま北東尾根を滑ることにする。ダイレクト尾根の南西の大斜面は今日はお預けだ。
 北東尾根はダイレクト尾根より勾配があり、一気に高度を下げる。下っていけば雪は緩んでクサレ気味となる。林も濃くなって徐々に快適な滑りとはいえなくなる。そして緩斜面の林間を和田牧場の方へ向けて滑る、あるいは歩く。こちらの方は湿原を迂回しなくて良い。
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 和田牧場でザックを下ろして大休止。最後に山々を眺める。
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  さて、林道をそのまま下るのはおもしろくないので、登りの時にスキーパーティがやってきた別方向に下ってみる。スキーのシュプールやつぼ足のトレースがたくさんあるし、GPSレシーバーもあるので大丈夫だろう。尾根筋を下るルートは、右手つまり林道のある方が杉林、反対側の石徹白川の谷の方は自然林だ。くされ雪で滑りにくいが、自然林の方に尾根を外して滑り降りる。これで標高差100m余りを下りていくと、林道方向に行く足跡と、さらに下るシュプールに別れた。あんまり滑り易くもないので杉林の中へ。あっという間に林道に到着。林道は勾配があって軽快に滑れる。丁度倒木でふさがれた区間を過ぎていてラッキー。ただし、葉の付いた杉の小枝が一面に散らばっていて時折ブレーキがかかる。登りでショートカットしたヘアピン区間を、下りでもショートカット。そのうち雪が切れてくるが、出来るだけスキーを着けて下る。
 15時、石徹白川を渡って駐車スペースに到着。下りは2時間余りだ。
 10分で帰り支度を整え、クルマを出す。白鳥の道の駅でおみやげを、スーパーマーケットで飲み物を買って、今度は油阪峠越美トンネルを越えて、九頭竜ダム方面へ。往路とはルートを帰るのだ。
 石徹白をでて2時間、100km近く走ったので気分転換。越前大野にクルマを止めて自転車を下ろして1時間ほどの散策。詳細は次の記事に。
 福井I.C.から敦賀I.C.まで北陸自動車道を利用。休日特別割引(あるいは通勤時間割引の時間でもある)で750円。
 敦賀でラーメンを食べて22時30分に帰宅。往路の湖北・東海北陸縦断ルートよりも30kmほど短く、石徹白から290kmだった。高速道路をいくら利用しても1000円以下の割引がなくなれば、奥越・越前大野ルートでピストンする事だろう。

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カタクリが咲いた

 近所の山のカタクリが咲いていた。時期は例年並。
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2010/04/06

仏ノ尾、今年のリベンジ、今年のうちに

 3日の扇ノ山から眺めた仏ノ尾は、まだ真っ白。これは2週間前に山頂手前で撤退したときのリベンジのチャンスが残されているのではないか。おそらくアプローチの林道は入山口の畑の跡地まで入れるようになっているだろう。また、一昨日の朝は平野部でも氷点下まで冷え込み、その後の降雪はない。根雪はしっかり締まっているだろう。というわけで決行。
 4月5日、諸々の用事を済ませ佐坊林道に入ったのは13時。相変わらず遅いなぁ。目論見通り前回の自転車で来た辺りまでクルマで入ることが出来た。もう少し先まで行けたら入山口にさらに近づく、とおもってクルマを進めたが敢えなく雪に阻まれる。仕方なく、前回自転車を止めた辺りへ戻る。
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 板を肩に担いで歩き出すが、まずはどろどろ泥濘地帯を越えないといけない。テレマークブーツを泥んこにして標高816m(四等三角点「横尾」)ピークの小さな尾根を越えていったん下ると「農作業管理休養施設」の小屋がある。ここから畑の跡地へ登る。坂道には結構雪が残っている。帰りは滑って下りられそうだ。畑の跡地は一面の雪原なのでスキー板を履いて歩く。さらにその突き当たりでシールを装着、いざブナ林へ。先日は藪に苦労した尾根を左手に見ながらブナ林の谷を快適に歩く。小さな尾根を越えて杉林へ。さらにまた広葉樹林の広い尾根へと、前回とは見違えるスピードで登る。
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 山頂から南東にのびるやせ尾根をいくようになると急勾配。踏み跡が現れ始める。前回スキーをデポし、そして撤退したのもこの辺りだ。上はスキーには斜面が急すぎてしかも林が濃すぎるので今日もスキーを置いていく。そうすれば多少の藪は苦にならない。踏み跡を登る。しかしこれが急勾配。息は切れるし足場は悪いしで大変だ。山頂が近づくと再び登山道は雪に覆われ、キックステップで登りやすくなる。
 あえぎながら1227mの山頂到着。手前の登山道とうって変わって、広々とした山頂だ。鉢伏山や氷ノ山、そして妙見山・蘇武岳・三川山の但馬中央山脈が見える。足下の小代区(旧美方町)の谷を見下ろせば、急斜面にへばりつく集落がまるで四国のような風景だ。上空から見ると「Z」あるいは「工」、はたまた「十」文字にも見える山頂台地を散策。周辺は雪に覆われ、滑り降りたい疎林の谷もある。北の方向には「素晴らしいブナ林を経て大谷へ」とかかれた看板。これにもそそられる。西の方へ行くと扇ノ山が近い。山頂避難小屋も見える。南の青ヶ丸はブッシュに隠れて全貌は見にくい。
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 さあ下ろう。急勾配の下りは要注意。雪面に踵を蹴り込んで下る。これが快適なので、登山道が露出しても雪の林の方へ下っていく。しかし、雪が堅いところがあり苦労する。そして滑落。根開けの穴で止まる。冷や汗をかいたので、すごすごと登山道へ戻る。足場が悪く急な道を苦労して下りる。スキー板を回収してもしばらくは雪がなかったり滑るには狭かったり木の枝や針葉樹の葉が一面に落ちていたり、なので板を持って下る。雪が緩んでいるところでは足が埋まって、ブーツの中は既に水浸し。スパッツを持ってくるべきだった。
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 標高1000mを下回りようやくスキーの出番。ザラメにターンを切ってあっという間に畑の跡地へ。泥濘エリアを通りたくないので何とか林道へ下りようと試みる。畑の中の道を林道の方へと行き、最後は高さ3メートル程の法面をブッシュをつかんで下りる。そうしなくても、「農作業管理休養施設」から林道へ下りる道があった。
 しかしこの林道に下りてからが長かった。816mピークを回り込むため1km以上歩くことになった。
 というわけで、どうにかシーズン内にリベンジ完了。畑の跡地の標高は750m。山頂は1227m。スキーが楽しめるのは標高1000~950mくらいから下。半分くらいだ。

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2010/04/04

お花見

 4月4日、地域のお花見大会。今年度早くが回ってきているので朝から準備。昼過ぎに後かたづけが終わり。朝は氷点下で寒かったが、昼はぽかぽか。アルコールを飲んで外出できないので、庭で読書。
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雪質ばっちり扇ノ山

 4月3日、そろそろ扇ノ山の山頂を狙える季節になってきただろう。ほぼ一ヶ月前からアプローチの林道の雪解けは進んでいるはずだ。そう思ったが、朝の雨で出鼻をくじかれる。寒気が残っているようだ。雑用の寄り道をしながら11時半に、兵庫県新温泉町海上(ウミガミ)へ。途中神鍋高原では、1ヶ月前に閉鎖したスキー場の上部がまたまた白くなっていた。
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 クルマで入れたのは布滝の奥のヘアピンカーブ(標高600m)まで。3月のひと月で余り雪解けは進んでいない。去年で言うと、3月の彼岸頃の状況だ。
 とりあえず自転車にスキー板を積んで出発。雨は止み、徐々に晴れ間が出てきた。クルマ止めの残雪を乗り越えたらしばらくは路面が丸出し。テレマークブーツで自転車を漕いで登る。しかし、その後頻繁に残雪が路面を覆っている。登るに連れ残雪区間の割合が増え、これなら自転車を途中においた方がいいかと思うが、やっぱり先のことを考えて押して雪を越える。上山高原にあがると予想通りほぼ路面が出て自転車の乗車率が9割を越えるようになる。それでもたびたび残雪を乗り越えねばならない。
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 ひと月前の目的地、上山三角点にも雪渓が残りここを滑ることもできそうだ。それを越え、この後除雪が入る避難小屋前の広場付近に自転車を止める。ここからスキーを装着。しまったザラメの上に薄く新雪が積もり、ステップソールが軽快に効く。誰も入山していない山を独り占めだ。
 いつも林道を小ヅッコ登山口まで歩くが、今日はショウブ池の南側から尾根に取り付く。が、スキーで歩くには藪が濃すぎた。下りは登山口から林道に出た方が良さそうだ。
 小ヅッコ小屋からはいつものコース。今日は軽快に歩ける。山頂には16時。まだ新しいスノーシューの跡がある。周辺の木々には小さな樹氷。氷ノ山はまだ白く、大山は霞んでうっすら。
 山頂避難小屋に入り、ノートに記帳。スノーシューの足跡の主は、姫路登山口から入山。パソコン通信時代の知り合いのようだ。ちなみに、私で2010年5人目の記帳。日帰り入山者としては4人目。山頂に来ても書いてない人もいるだろうけど。
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 まずは荷物を置いて山頂東斜面を滑る。ザラメの上の新雪を蹴散らして気持ちのいい滑降。ステップソールの板なので登り返しが楽だ。荷物を背負ってもう一本。最高だね。今度は登り返さないで、大ヅッコとの鞍部へトラバース。大ヅッコへの登り返しもステップソールが有効。このコースにぴったり適した板だ。大ヅッコでも東斜面を滑ってからトラバース。最後に大ヅッコ北斜面を堪能。後は限りなく水平に近い緩斜面を登山口まで下る。いきなりザックが置いてあった。泊まりのようだが、持ち主の姿はなく、足跡は鳥取・兵庫県境の方へ続いている。林道は、登山口付近と、ショウブ池の北側で板を外す。それ以外は残雪豊富。高速で滑れる快適な勾配。
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 上山高原で自転車にスキー板を積んで高原を一気に下る。所々の残雪の上には登山口のザックの持ち主とおぼしき足跡がずっとあるのだが、ふと気づくと自転車の轍が。もちろん自分が登りで付けたもの以外にである。もしかするとあのザックの主も上山高原まで自転車で来たのだろうか。自転車は見あたらなかったが、上山高原の避難小屋の陰辺りに隠して止めたのかも知れないが、確かなことはわからない。
 高原を降りると残雪区間が増えるが、それでも自転車を乗り降りする方が、スキーの板を付け外しするより楽なのでやっぱり自転車は有効だった。18時過ぎ、山頂から2時間でクルマに下山。真冬のように空気が冷たく、ヒーターをガンガン効かせて帰路に就いた。
 残雪は去年と同程度。

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会津なごり雪紀行(ダイジェスト)

 年度末有給休暇消化ツアー、去年の信州北八ヶ岳と戸隠に続いて、今年は会津。テレマークのスキー登山を中心にかつての陸奥の中心地を堪能。
★3月28日、裏磐梯雄子沢から雄国山
 27日夜から10時間をかけてのアプローチ。喜多方ラーメンの朝食の後、さらに裏磐梯、檜原湖近く雄子沢へ。雄子沢川沿いの遊歩道から雄国山に上がり、オープンバーンを雄国沼に下ってまた元の場所に戻る。ザラメの上に薄く積もった新雪が気持ちいい。大展望の雄国山にはスノーシューの登山者がたくさんいた。周囲にスキー場からもアプローチできるようだ。雄子沢川沿いと雄国沼は10年ちょっと前にもクロスカントリースキーで歩いたコース。なつかしい。
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★3月29日、喜多方散策
 寒の戻りで山は荒れ模様。今日は入山しない。それでも、午前中は、今後予定の博士山登山口を確認に行く。会津盆地は風は冷たいが青空が出ているので、喜多方を散策。10年ぶりに訪れるラーメン屋は行列ができていた。スープがなくなり店が閉まる直前にありついた。
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★3月30日、磐梯山丸山ピーク
 前の晩には会津盆地でも積もる程良く雪が降った。裏磐梯スキー場でゲレンデスキーを楽しんだ後、磐梯山に入山。はじめは大変でなかったが、徐々にラッセルが大変になって、さらに雪も降り出して、中ノ湯で目的を丸山ピークに下方修正。季節外れの雪質を堪能。山を独り占め。
 夜は、旅の友人が営む会津野ユースホステルに9年ぶりに泊まる。前々日の雄子沢などノルディックスキーの楽しさを教えてもらった宿でもある。
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★3月31日、二道呂山と沼沢湖見えるヶ丘
 奥会津博士山を予定していたのだが、ラッセルが心配。前々日に確かめた登山口まで行ってみるが、やっぱり新雪が深いので予定変更。同じ奥会津エリア沼沢湖周辺に移動。「渋い山」と紹介される博士山よりももっと渋いローカルな山。まずは地元で二道呂山(ニトロヤマ)と呼ばれている沼沢湖の東のピーク。林道でほぼ山頂まで。白い山が逆さに映る湖面が神秘的。今日も山を独り占めだった。オープンバーンに挑むもクサレ雪に苦戦。次に沼沢湖の南側から内輪山の「沼沢湖見えるヶ丘」へ。二道呂山よりも近いところから湖面を見る。
 そして長い帰り道に付く。今日は高速の休日特別割引はないので新潟からフェリーを使おうと思ったが、新潟で渋滞にはまって間に合いそうにないので陸路に変更。どうせなら深夜料金で安くあげようと、富山県まで一般国道を使う。
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 詳細レポートは、後日気が向いたら。

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