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2010/02/22

樹氷の氷ノ山2010

 そろそろ氷ノ山の季節だ。週末までの寒波は一段落し、日曜は晴れ予報。8時前に家を出て、鳥取県若桜町わかさ氷ノ山スキー場には10時20分頃到着。道中、平野部には雪はほとんどなく春の兆し。標高700m超の峠でわずかに雪道。もちろん、全面雪というわけではない。地肌が見えていた若杉高原やばんしゅう戸倉のゲレンデは白さが復活。
 スキー場の無料駐車場にクルマを入れ出発準備。前夜に整えたはずなのだが、やっぱり30分かかった。融雪システムで水浸しの道を500m歩いてスノーピアゲレンデへ。登山届けを記入し、1回券2枚を買ってリフト乗車。さすがに3~5分程度だがリフト待ちもあって賑やかなゲレンデ。
 今日は、先日新調したばかりのKARUHU XCD 10th MOUNTAIN。一応シールも用意してあるが、ステップソールだけでどこまで登れるかを確かめるつもりだ。
 ゲレンデトップ標高1200m地点で板をザックに付けて坪足で登る。林間の尾根の登りは一本道。昨日今日についたと思われるトレースがしっかり付いている。その下の根雪も踏まれて堅く締まっている。
 やや雲が多めだったものも、徐々に青空が広がり日差しが降り注ぐ。扇ノ山、青ヶ丸、仏ノ尾が白く輝く。後山連山、三室山も確認。大山はうっすら。
 やせ尾根を越えて、広くなだらかな台地に出る。その入り口となるブナの木々は樹氷の林だ。ここで昼になった。おにぎりとパンを食す。ここまでの登りがきつかった。冬場の運動不足で体がなまっている。その間、坪足の二人連れが下山し、単独行のスキーヤーが追いついてきて大段方面へ歩いていった。単独行氏はゲレンデスキーを背負って坪足で歩いている。スキーと一緒にザックにくくりつけてあるスノーシューを使っていないのはあまり遠くまで行かず、少し斜面を登ってからまた下ってくるつもりなのかも知れない。実際、大段のひとつ手前のピークを滑ってから三ノ丸を目指す行動パターンもある。
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 私は、まっすぐ三ノ丸を目指す。新雪のためステップソールは思うように効かない。ジグザグに登ってクリア。
 三ノ丸から氷ノ山山頂にかけての稜線は見事に白く、立木も樹氷に覆われているようだ。目の前の台地は広大で、いつもながら感動的な風景だ。わずかなブッシュにも樹氷が付いている。雪面には風紋、ちょっとした突起があれば樹氷という状態だ。一面に背の低い木が生えたエリアは、ハワイの溶岩原を真っ白に染めたような眺めだ。
 避難小屋、東屋、展望櫓が立ち並ぶ三ノ丸のピークまでステップソールだけで登ってきた。ここまでに3人ほどの登山者とすれ違った。そのうちスキーヤーは1人だけ。単独の登山者が既にいて、私と同時に反対側の山頂方面からの3人の登山者が到着した。ミニスキーをザックに固定して背負っている人と、そうでない人が混在している。初めからのパーティなのか、途中で出会っての即席パーティなのかは不明。
 三ノ丸では記念撮影だけで早速山頂方面に滑り出す。板を外す必要がないのは画期的だ。しかしテレマークターンをしようとしたら最中雪でいきなり転倒。アルペンの体制でスキーのサイドカーブとたわみの分だけでじわじわと緩やかなターンをするしかできない。
 ワサビ谷の頭まで登り返したら、東側の尾根に滑り込む。最中雪にレールのようなシュプールを描く。空はすっかり快晴で真っ青、雪面の白が映える。両側には山頂と三ノ丸がこれまた白く輝いている。
 3月でこんな天気ならば、人がもっともっとたくさんいて、雪面にはたくさんのシュプールが刻まれるのだが、今日は思いの外、人が少ない。
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 ステップソールですぐに登り返せるのだが、最中雪には私のへたれマークはかなわないので、すぐに下山開始。
 ワサビ谷へのドロップポイントに到着。どうも雪が少ないようで藪の密度が濃いように感じる。スノーボードのシュプールが2,3本ある。人の声が聞こえたので辺りを見渡すと、スキーヤーとスノーシューの2人組が登ってくる。ワサビ谷を登ってきたのだろうか。
 意を決してワサビ谷にドロップ。雪は粉状ではあるが、湿って重い。春の雪のようだ。どうもターンが難しい。板をずらせない雪は苦手なようだ。ヘタレマークにはきつい。
 ワンターンごとに転けながら下っていくと、背後から話し声が聞こえる。先ほどのスキーヤーとスノーシューの2人組だ。どうやらワサビ谷を下ろうか迷っていて、私が滑るのを見て決断したらしい。スノーシューの歩きにあわせてゆっくり下ってくるが、私の方がさらに遅く追いつかれた。スキーヤーはテレマーカー。今日の雪について、厳しいねぇ、と彼もいう。まあ、ここは厳しいことも多い。やはり、スノーシューの人が一緒なのでここを下るかどうか迷ったあげくに下ったとのことだった。
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 彼らに追い越されたと思ったら、いきなりもう一人スキーヤーが現れた。大段方面に歩いていった単独のゲレンデスキーヤーだ。右岸の高い位置を斜滑降で下っている。右岸は小さなデブリやクレバスが見られるため、私は左岸よりに来ているのだが、彼はそういうことをわかっていないようだ。彼が通り過ぎた後から、小さな雪崩が次々に起こる。大事故に至るほどの規模のものではないが、下の方に人がいるわけだしもっと配慮しなければならない。私の少し先で、先ほどの2人組のうちのテレマーカーが声をかけている。もしかすると彼のコース取りを注意しているのかも知れない。
 スキー場までもう少しのところまで下ってくると、沢が顔を出している。かろうじて渡渉する場面はなかったが、それに近いことはあった。来週には、何度か渡渉しないといけないかも知れない。この冬の積雪量は、東は多く、西に行くほどに少ないようだ。
 
 下山報告をしようとスキーパトロール前に行くと、声をかけられた。雪だるまさん率いるアウトサイドのメンバーが勢揃い。今日は一日ゲレンデスキーを楽しんだようだ。知り合いもいて少し話をした。彼らはリフト営業ぎりぎりまで滑るようだが、私は十分楽しんだので帰路に就く。
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コメント

 新しいスキーゲットですね。いいなー。
 氷ノ山の雪は少ないようですね。でも、天気がいいから良かったですね。
 うろこソールは、キャンバーがふつうのスキーとどうして違うのですか?良ければ教えてください。

投稿: すう | 2010/02/22 22:02

 ワサビ谷はもうあまり楽しめそうにありませんが、三ノ丸周辺はまだひと月くらい楽しめそうです。坂ノ谷も大丈夫でしょう。林道は板を外す場面が出てきそうですが。
 ダブルキャンバーは、滑るときに雪面にステップソールが引っかかりにくくするためのものです。

投稿: はいかい | 2010/02/23 19:04

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