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2010/01/17

1月17日の鍋塚と鳩ヶ峰

 きっと先週より雪が増えただろうし、この寒波の後には春の陽気がやってくるので、ラストチャンスになってしまうかも知れない。と言うわけで、今週も大江山連峰へ。
 朝は家の前も路面凍結。近道の大宮峠では登りは圧雪、下りは路肩の雪解け水が広範囲にわたり凍り付いている。さすがに四輪とも氷の上に乗ると制御不能。ブレーキを軽く踏んだだけでABS作動。氷の上を過ぎるまで成り行きに任せる。大江山スキー場のある普甲峠は凍結防止剤が巻いてあるので凍結はしていない。ちなみにスキー場はこの土日営業。先週の三連休に続いて今期5日目の営業。
 大江山グリーンロッジから千丈ヶ原へはしっかり除雪がされた圧雪路面。千丈ヶ原には既に2台のクルマ。今日も鳩ヶ峰が青空をバックに白く輝く。先週はすぐに曇天となったが、今日はずっといい天気のはず。
 スキーを担いでクルマの轍を歩く。5分ほど歩いた鍋塚林道の分岐付近のロッジでは、1人の男性がロッジの雪かきの最中。「今日はいいですね」と言葉を交わす。たぶん過去にもここで何度か同じように挨拶をしている人だと思う。鍋塚林道の入り口まで1台小型車が乗り入れられていた。
 轍はここまでだが、鍋塚林道にはずっとスノーシューのトレースが付いている。どうやら2人のパーティと単独行くらいが先行しているようだ。ありがたくトレースを利用させてもらう。
 1時間半で林道終点、鍋塚、鳩ヶ峰の鞍部に到着。今日は久しぶりに鍋塚も滑ろう。考えてみたら2006年以来4年ぶりだ。'07年は雪不足、'08、'09年は鳩ヶ峰東尾根へ重点を置いていたので鍋塚は省いていた。実は今日も鳩ヶ峰東尾根を滑る予定だが、過去に2度滑って迷う心配もないので先に鍋塚をピストンする。鍋塚にもトレースあり。カンジキのようだ。木々に覆われた標高711mピークを越え鍋塚本峰にとりつく。雪は薄いが何とか笹は埋まり滑れそうだ。
 千丈ヶ原と逆方向、北西方面の景色が開ける。足下の野田川流域の平野は先週と違ってやや白くなっている。丹後半島の山々は白い雲に覆われている。雪雲だろうか。山頂が近づくに連れ、その雲が迫り、山頂に着いたら真っ白で展望なし。山頂でゆっくり弁当を食べるつもりだったが、日差しもなく冷たい風が吹いて、あまり長居したくない気分。軽くパンを食べてシールを外して滑降開始。雪が多いと雪崩が心配な斜面は程良い積雪。それも締まって滑りやすい。ザラメの上に柔らかい雪が乗っている。ちょうど登ってくる単独登山者(スノーシューか)の視線を浴びながら気持ちよくターンを切る。あまりに気持ちいいので、シールを貼ってのぼり返してもう一本、と行きたいがこの後の鳩ヶ峰東尾根を考えると時間を食っている場合ではない。711Pを乗り越え鞍部に戻る。そのころには天気が回復。雲に隠れていた鳩ヶ峰が再び姿を現す。
 鞍部には小屋があるので、中で弁当を食べる。そして鳩ヶ峰へ。先週より雪は深い。こちらは鍋塚と違って北斜面になるのでそこまで柔らかいままだ。こちらにもスノーシューのトレースがある。さらにつぼ足のトレースもあるが、股間まで雪に潜って大変そう。
 ところが鳩ヶ峰の山頂が近づくとまた雲に覆われ真っ白になった。しかも今度は雪混じりだ。山頂手前でふと振り返れば、スノーシューの二人組が背後に迫っていた。中学か高校生の息子を連れた父子パーティだ。
 先行トレースは千丈ヶ嶽方面へと続き、背後の彼らもその縦走コースを行くようだ。私はザックをおろし、シールを外して滑降の準備。とりあえず、空荷で来た道を引き返す形で少し滑る。先週より雪が重くあまり滑りやすくない。少しだけ滑って、斜登行で戻る。これを2本。父子パーティは既に千丈ヶ嶽方面に行ってしまった。
 ザックを背負ってさあいよいよ鳩ヶ峰東面から東尾根だ。山頂からドロップ。そしてやや重い雪にターンを刻む。ところが目の前のブッシュに足が止まる。小さなブッシュが雪に埋まりきっていない。元々苦労する箇所ではあるが、それにしても今日はひどいようだ。しかもガスと雪で心が萎える。暗くなるのが早そうだ。結局ブッシュに心を折られてしまった。そのまま北にトラバースして縦走路を引き返すことにする。登ってきた縦走路沿いも雪が重く先週より滑りにくい。量は増えても質は落ちている感じだ。まあ、鍋塚が良かったのが今日の収穫だ。
 鞍部からは林道を行く。スノーシュー、カンジキ、つぼ足で踏まれたトレースはでこぼこであまり滑らない。しかしトレースを外せば雪が重くて進まない。こういうときはショートカットが有効だが、1カ所タイミングを逃してしまった。それにしても本格的に雪が降り続いている。
 千丈ヶ原には私のクルマのみ。最後だった。雪が降りしきる中撤収。鳩ヶ峰は雲の中。朝はあんな青空だったのに。下界は雨だった。
 明日は10度を超える予想気温。さらに3日後の大寒は17度なんて言っている。雪はどうなることやら。
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コメント

大江山 
このまま寒波がこないと・・ですね
この時期雪質が悪いときもありますが はやくもザラメだったんですね
行ってみないと山は分からないです
近い山はダメ元でもトライできていいですね
今度行ったときも快適にツアーができるといいですね
 

投稿: ゆう | 2010/01/18 20:35

 鍋塚南斜面の雪質は、降り積もっている最中でない限りいつもザラメと言ってもいいです。もっと雪が多いと、濡れザラメの弱層となって全層雪崩になります。もちろん厳冬期に、です。 雪崩といっても、ずれ幅1mくらい。大きなクラック(クレバス)が口を開けているだけです。それができていくところを見たことはありませんが、おそらく一瞬でできるのではなくゆっくりと雪面がさけていくのではないかと思います。

 ところで、この日予想外だったのは、ザラメでも堅く締まって滑りやすかったことです。嬉しい誤算でした。
 この日が今シーズンのベストコンディションになるだろうと思います。それをゲットできたことには満足しています。

投稿: はいかい | 2010/01/19 21:23

 1月でラストは寂しい。これからを期待したいです。
 今年は、まだ近場に雪があるのでそれほど遠くまで行くこともありません。滋賀の湖北は雪が多く、特に東側はたんまりとあります。ここらがねらい目かな。
 氷ノ山界隈も2mくらいはほしいですね。

投稿: すう | 2010/01/20 21:38

 昨年も2月に入ってからはさっぱりでしたからねぇ。2月半ばに神鍋高原のスキー場が見るも無惨に地肌が見えてクローズしていったのが記憶に鮮明です。
 今年、今後の寒波は来ても単発に終わるのではないかと思います。それでは大江山はあまり積雪が期待できませんね。
 湖北地方には少し前に大雪警報が結構長時間出続けていましたね。そのときの丹後は大した降り方ではなかったので、羨ましいなと思っていました。

投稿: はいかい | 2010/01/20 22:37

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