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2009/09/03

早明浦ダムから寒風山の峠越え

 8月22日、姫路を訪れる。夕方近くになって放免される。日曜の明日も自由の身。高速道路と瀬戸大橋を通って四国へ渡る。姫路東I.C.から瀬戸中央自動車道経由さぬき豊中I.C.まで、休日特別割引で2000円。
 香川県内でうどんを食べたら、讃岐山脈を越えて徳島県へ。そして吉野川に沿って高知県の早明浦ダムへ。ダムの近くのキャンプ場へ泊まる予定だったが、すっかり暗くなってどこがテント場かわからない。少し戻って帰全山のキャンプ場へ。吉野川の河原のテント場には家族連れの大型テントが2張り。もう寝る時間のため静か。夜中に、対岸の国道439号線を走るトラックの音が少し聞こえるくらい。標高は250mほどあって、寝苦しい暑さもない。ちなみに、四国にはこうした河原の無料キャンプ場がいくつもあってありがたい。
 さて23日、クルマで早明浦ダムまで戻り、道路脇の広場に車を止めて自転車をおろす。隣にはモーターボートを牽引したクルマが止まる。往路は右岸、つまりダム湖の南側の県道265号線をいく。クルマはほとんど通らず快適。時折聞こえるエンジン音は、湖面をいくモーターボートだ。
 便意を催したので、橋を渡って大川村へ。役場では、衆議院選挙の期日前投票。快晴で風は爽やか。冷房は不要で、村役場の窓は開け放たれている。
 屋外に設置されたトイレで用を足して外に出ると、投票にきた高齢の女性が「釣りか?」と聞いてきた。よそから訪れるのは釣り人が多いようだ。ところで、その高齢の女性は足が悪いらしく杖をついて歩いているが、自分で車を運転して、もっと高齢のおばあさんを投票させるためにきている。
 そのまま左岸をさかのぼる。両岸ともに県道だが、左岸の方が17号と番号が若くメインルート。たまに地元高知ナンバーの乗用車、そしてツーリングのオートバイ(主に四国内のナンバー)が過ぎる。ずっと流れのないダム湖だったが、川崎の集落を過ぎたあたりから流れが出始め四国の川という雰囲気が漂ってくる。空は青く、両側の山は緑、川の水も透明感のある緑色をしている。時々現れる集落は、ひたすらのどか。古い木造の家屋が目立つ。
 オートバイが後ろから声をかけてきた。自転車を止めると「○○ファームまでどのくらい時間がかかりますか?」と尋ねてきた。自転車の私にオートバイでの所要時間を聞かれて、しかもその「なんとかファーム」を私は知らない(地図を見たら西条に市倉ファームというのがあったが)。もちろん、彼が満足できる答えなど、返せなかった。なかなか難しい質問を投げかけてくるものだ。
 国道194号線につき当たり、右折。寒風山トンネルを目指す。さすがに国道はセンターラインは引かれて広い。乗用車、トラックの交通量も多い。
 道の駅「木の香」で休憩。階段で川に下りられるようになっている。ここでパンを食べる。
 緩く上っていく国道をしばらく走ったら、寒風山トンネル。これは、高速道路や有料道路(有料トンネル)をのぞく、通行料無料のトンネルとしては日本最長のトンネル。そしておそらく「自転車で通れる日本最長のトンネル」だろうと思われる。延長5432mで、標高差は180mほどある。本日は、このトンネルの上の旧道の峠越えが主目的で、往路で旧道に入って峠を越えてトンネルで戻ってくる、というパターンが理想であるが、残念ながらそうすると長いトンネルが登りとなってしまう。そこで、往路でこのトンネルを愛媛県へ抜ける。
 近年にできたトンネルとしては珍しく歩道がない(ちなみに1999年開通)。やはり下りで通るのが正解だろう。前後にライトを点滅させ、バックミラーで後続車との距離を測りながら駆け抜ける。結構な勾配があって、40km/hで走り続ける。それでもなかなか出口は見えてこない。10分かけてやっと愛媛県側の出口へ。
 数百m進んで旧道に入る。一車線の細くくねった山道である旧道だが、たまにクルマやオートバイが通る。滝を見ながら谷を越え、本格的な登りへ。スイッチバックのようなヘアピンカーブの連続。アブがたかってくる。背後に瓶ヶ森、行く手に寒風山。そして名も知らぬ周囲の山も険しくそびえる。
 愛媛側は静かだが、旧トンネル(寒風山隧道、少し前のツーリングマップルには「桑瀬峠」)を抜けるといきなり賑やか。そこは、稜線をいく絶景の村道瓶ヶ森線(かつての瓶ヶ森林道)の入り口となっていて、駐車場やトイレや展望台がある。その道も走りたいが、また日を改めてこよう。そしてそのときは、ここまでクルマできてから、自転車で上ろう。
 さあ、ここからようやく下り。早明浦ダムのダム湖までずうっとだ。
 狭くくねった道は対向車に注意。たまに追いついてくるクルマを先に行かす。旧道を下りきったら、広い国道をとばす。これは快適こがなくても50km/h。道もまっすぐで路肩も広くて安心。
 道の駅「木の香」で川に足をつける。冷たい。靴下ははかずに再スタート。夏のツーリングはビンディングサンダルに限る。
 県道17号線も下り。方向も変わって、往路と景色も異なる。
 大川村役場の集落で、ベンチに座って休憩。消防団の行事があったようで、消防服を着た男性の姿が見える。若い人もいれば、年輩の人も。ここで靴下をはく。
 ダム湖沿いは、細かなアップダウン。それがそろそろ堪える時間帯だ。さめうら荘を過ぎ、クルマに戻ると、モーターボートを乗せる台車を牽引したクルマに取り囲まれていた。走行距離は107kmで、累積標高差は1000m。
 自転車を積み込んで、今度はクルマで吉野川沿いを下る。
 大歩危・小歩危のあたりは、ラフティングの盛んなエリア。モンベルショップやお土産屋の並ぶ地点の駐車場にクルマを入れる。徳島ラーメンの店もあったので入る。結構込んでいるがカウンター席が空いていた。濃い豚骨しょうゆスープが徳島ならでは。
 道の駅「木の香」で休憩。ここで日没。吉野川に夕日が映る。そして、脇町の対岸を走っていると、残照の光を受けてうっすらと虹が架かる。映画「虹をかける男」の舞台で     。
 吉野川の左岸にわたり、鳴門でもう一度徳島ラーメンを食べて、今度は淡路島経由で本州上陸。神戸の山手のニュータウンを抜けて国道175号線にたどり着いたらひたすら北上。と思ったけど、西脇から多可へ。深夜の国道427号線は、ほかに通るクルマもなくマイペースで走行。家に帰り着いたら日付が変わっていた。   
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