カンダヒー、カンダホー
とある掲示板でスキーの「カンダハー」ビンディングのことが話題になった。そして、20年以上車庫の屋根裏で眠っていた、古いスキーを下ろした。子ども用ではあるが、このビンディングは「カンダハー」ではないか。
赤い方は妹のもので、青い方が私のもの。青い方が使い込まれて傷んでいるのは言うまでもない。つま先側のレバーを固定する金具が、足の成長にあわせて付け替えられている。
小学生の頃は、丹後の平野部でもひと冬中根雪に覆われていた。子どものいる家の庭には、屋根から下ろした雪を利用しての小さなスロープが必ずと言っていいほどあった。もちろん我が家にも。そのスロープを「スノーボート」という合成樹脂製のソリで滑った。そして、ソリの次に親に買い与えられたのが、その上述のスキーである。
木製の板に、弦巻バネのワイヤー式ビンディング。ゴム長靴を固定するのだ。
家の前のスロープに飽きると、田んぼに積もった雪の上をスキーで歩いて竹野川の堤防の土手まで歩いた。ヒールフリーだから歩きはおてのものだ。
柔らかいゴム長靴をワイヤーで締め付けるので、足の血行が妨げられ冷たくしびれてくるのを、ワイヤーをゆるめて休憩しながら、何度も堤防で階段登行と直滑降を繰り返していた。
いやあ、ナツカヒー。
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